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西洋近代と日本語人 第2期 2022.10.08~

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西洋哲学史の流れを背景にして、近代日本の西洋文明の受容のあり方を考えます。 毎月、第2、第4土曜日に記事を公開する予定。
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記事一覧

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の35]

5.近代(modern)と脱近代(postmodern) 5.2 観念説(続き) はじめに 1429.  前回ま…

tetsujin
6日前
15

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の34]

5.近代(modern)と脱近代(postmodern) 5.2 観念説(続き) はじめに 1391.  前回(…

tetsujin
2週間前
9

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の33]

5.近代(modern)と脱近代(postmodern) 5.2 観念説(続き) はじめに 1316.  前回(…

tetsujin
1か月前
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西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の32]

5.近代(modern)と脱近代(postmodern) 5.2 観念説(続き) はじめに 1271.  今回は…

tetsujin
2か月前
9

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の31]

5.近代(modern)と脱近代(postmodern) 5.2 観念説(続き) 1244.  前回、本居宣長の…

tetsujin
2か月前
9

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の30]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き) 4.5 愛の思想と日本語人(続き) 4.5.3 …

tetsujin
3か月前
7

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の29]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き) 4.5 愛の思想と日本語人 4.5.2 本居宣長と西洋思想を対比するために 1162.  今回と次回の2回にわたって、本居宣長の「物のあわれ」の説と西洋における愛の思想を対比して検討します。対比するといっても、宣長と西洋思想のあいだには、私の知るかぎり影響関係はないので、少し注意が必要になる。漱石は、西洋思想も学び、キリスト教も知り、恋愛は神聖なものだという考え方も一応わきまえたうえで、近代日本における恋愛の困難を主題にし

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の28]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き) 4.5 愛の思想と日本語人 はじめに 1113. …

tetsujin
4か月前
21

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の27]

5. 近代(modern)と脱近代(postmodern) 5.2 観念説(続き) 前回への補足 1072. …

tetsujin
5か月前
13

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の26]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き) 4.4 愛の思想について 4.4.3. エロース、ピ…

tetsujin
5か月前
10

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の25]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き) 4.4 愛の思想について 4.4.3. エロース、ピ…

tetsujin
6か月前
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西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の24]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き) 4.4 愛の思想について 4.4.3. エロース、ピ…

tetsujin
6か月前
21

西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の23]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き)4 4.4 愛の思想について 4.4.3. エロース、…

tetsujin
7か月前
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西洋近代と日本語人 第2期[番外編2の22]

4.近代日本における懐疑論と個人主義(続き)4.4 愛の思想について 4.4.3. エロース、ピリアー、アガペー 4.4.3.3 アガペー(愛)について アガペーの四つの特徴 882 前回はキリスト教的な愛としてのアガペーの四つの特徴を、ニーグレンの『アガペーとエロース』*から抜き出して示しました。アガペーは、 第一に、自発的であり(spontaneous)、外からの動機づけによらない(unmotivated)。すなわち、外なる対象に接することから生まれる愛ではな