エンパワーメント
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます
能登半島地震の被災地、石川県出身の大リーガー、松井秀喜さんが、石川県内で野球教室を行ったそうです。
地元から世界に出て活躍した人がいるということは、どんな地域でも大きな誇りになることです。
その人が身近に来てくれて、一緒にスポーツをしたり、会話したりした記憶は、長く残るのでは無いかと思います。
今回のことをきっかけに、これからも地元を大切にして過ごしてほしいと思います。
エンパワーメント
中村哲さんという方をご存知でしょうか。
医者でありながら、アフガニスタンで井戸を掘り、用水路を通す取り組みをされた方です。
2019年に銃撃され、残念ながら命を落としてしまいました。
教育出版の6年の社会科教科書に、哲さんの取り組みが紹介されています。
筑波大学附属小学校の由井薗健先生のご実践です。
哲さんの遺志を受け継ぎ、用水路の建設を続け、新たな用水路が完成したというニュースです。
発展途上国への支援には、いくつかのタイプがあります。
食料など、必要なものを直接届ける支援と、現地の産業の発展などの支援です。
必要なものを届ける支援は、今その時に困っている人を助ける支援にはなりますが、継続できなければ、そこで終わってしまいます。
現地の方も、その物資をもらうことが目当てになってしまいます。
これに対し、現地の産業を支援したり、現地で生活する人に技術を伝えたりする支援は、長い目で見た時にその国を発展させることになり、支援が終わってもその国は成長します。
こうした、現地の人たちを「エンパワーメント」するような支援のあり方というのが、SDGsが広がっている現在の地球における国際協力のあり方です。
社会科で、国際単元の学習が終わった段階、つまり小学校の社会科を全て学んだ段階で、このような考えを持てる子どもたちを育てたいですね!
今回は、エンパワーメントの支援について考えました。
お読みいただき、ありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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