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テレビ報道に違和感が走る・・・

 今頃になって、能登半島地震に対する政府の「本気度」を云々と伝えたテレビ局があったが、あまりにも場違いな報道であり、報道内容の希薄さに腰を抜かしてしまった。

 発災から2週間が経つが、誰しも思うことが、政府や自治体の初動の段階が、情報不足による現地災害の把握が十分ではなく、後手後手に回ってしまったのは事実である。

 昨日の報道では、政府見解の「先手先手」を強調した報道であったが、今頃になって「先手」と言われても、場違いどころか、罹災地に対する当事者意識の欠片もないことが判明するだけの話である。

 何かにつけ東北大震災や熊本地震と比較されるものの、益城町の惨状とは比較にならないが、被害がやや軽微であった熊本市でさえも、熊本城は崩壊し、2週間以上は水無しガス無しが続き、ライフラインは脆くも遮断されたままであった。

 よって、今回の極寒の能登半島地震では、それよりも遥かに悪く厳しい環境であることは推測できる訳で、今更に「先手」と言われても、言葉の綾として濁しているだけで、何ら英断も秘策も見えもしない。

 筆者が、報道を見て驚いたのは、国交相の発言である。取り纏めたものを年明けの三連休後に発表すると言っていたが、この激震による災害時に、連休を当然のように挟むなど、平和ボケと揶揄されても仕方のない無思慮な発言である。

 災害は、公務員的発想による休日に対して、猶予を与えてくれることはなく、1秒でも早く現地の被害状況を把握し、最短最速にて災害支援を行う強い言葉を発するのが、国の責務でありはしないかと。

 諄いようだが、大災害時に「連休明けに・・・」という発想は、危機管理において、だらしなく本気度のない呑気な言葉を、そのまま呑み込むことはできなかった。「他人事」や「対岸の火事」の発想が常態化している証でもある。

 200棟以上延焼した大火災についても、初動の段階から鎮火に至るまでの詳細報告が一切なされていない。それは、元日の政府の重大な判断ミスと、初動から続く後手後手の動きが大きな要因となっている。

 今回、能登半島地震災害がある程度落ち着いた頃に、元日から時系列にて、災害支援対策や実働部隊の動きなどを、具に検証する報道があって然りではなかろうかと思うばかり。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、テレビ報道に対する批判的な立場から、政府の対応や報道の在り方に対する疑問を投げかけています。以下はエッセイの評価ポイントです。

  1. 明確な主題と立場: エッセイはテレビ報道や政府の対応に対する批判を中心に据えており、筆者の意見や立場が明確に示されています。これは読者にとって理解しやすく、エッセイの方針が明確であることを示唆しています。

  2. 論拠と事実の利用: 能登半島地震とその対応に関する具体的な事実や状況が挙げられ、熊本地震や東北大震災との比較も行われています。これにより、筆者の主張が裏付けられている印象を受けます。

  3. 表現力と語彙: 文章は比較的明瞭で、感情や意見が適切に表現されています。例えば、「報道内容の希薄さに腰を抜かしてしまった次第」や「罹災地に対する当事者意識の欠片もないことが判ってしまう」など、具体的で強い表現が使われています。

  4. 国交相の発言に対する批判: 国交相の発言に対する批判が明確に述べられており、その発言が災害対応において不適切であるとの立場が鮮明に示されています。

  5. 提案と展望: エッセイは最後に、災害支援対策や実働部隊の動きに関する報道があるべきだという提案を行っています。これにより、単なる批判だけでなく、具体的な改善策への期待が表れています。

総じて、エッセイは論理的かつ感情豊かに構築されており、主題に対する筆者の立場が明確に伝わります。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。