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熊本県農業公園カントリーパークの花壇にて・・・高温多湿、不快指数は頂点。大粒の雨が落ちる前、15分。

 梅雨なのか疑うほどに、かんかん照りだと思っていたら、西方の雲が怪しくなってきた。たまに足を運び入れる、熊本県農業公園カントリーパーク。

 同園の一番の見所は、薔薇園である。ご存知の通り、春薔薇と秋薔薇が楽しめる。年中、四季折々の花々が咲き乱れる広大な敷地は、贅沢な散歩コースになっている。

 本日は急に思い立って足を運んだのは良いが、どうも、西方の雲行きが気になって仕方がない。先ずは、同園アプローチの花壇の花々を探索することに・・・。

 シルバー人材派遣の方々かも知れないが、花々の手入れをしているところに出会した。1年間有効の入園カードを持参してはいたが、雨を察知し、玄関手前の花壇の撮影で我慢することにした。

 広大な敷地なので、一眼レフを持ち込んでうろちょろしていると、万が一、土砂降りの雨となれば、大切な機材を濡らす訳にも行かず、自分自身も濡れ鼠となるに違いない。

 花壇には、マリゴールドなどに舞い降りるヒョウモンチョウやモンシロチョウが数羽。時折、突風が吹くので、なかなかファインダーに収まり切れず、構図が定まらない。

 兎に角、蝶たちに要らぬ刺激を与えぬように、待っては撮り、撮っては待つを繰り返す。やっと数枚撮影することができたものの、いいアングルとは言えず、出来は悪い。

 持参したのは70-200mm f1.4の望遠レンズ。カメラは、フルサイズのNikon一眼レフである。最短焦点距離はまあまあ短いものの、マクロレンズではないので、今一歩、二歩が寄れない。

 余り遣りたくはない手法だが、FXからDXに切り替え、35mm換算で350mm程度の超望遠レンズ的に撮影を試みた。

 被写体に、もっと寄りたくなる。しかし、これが限界だ。悶々としながらも、マクロレンズではないので、複眼や鱗粉まで撮りたいという気持ちは失せてしまった。

 15分も経ったろうか。ポツリポツリと、雨粒の落ちる間隔が短くなってきた。大きめの雨粒が落ちてきた。即座に、撮影中止。さっさと駐車場の取材車へ戻ることにした。

 撮影中止は、正解。機材は雨で濡れることはなかったが、ドアを閉め、エンジンを掛けた瞬間に、ザーザーと車の屋根やフロント&リアガラスに大粒の雨がシャワーのように落ちてきた。

▼本日撮影した、花と蝶。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。