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数ある”やったほうがいい”プロダクト改善を漏れずに管理・優先順位づけるコツ🔥

こんにちは、Chikakoです。株式会社スタメンで「TUNAG」というプロダクトのアソシエイトプロダクトマネージャーをしています。新卒2年目、PdM歴1年のまだまだひよっこ🐣です。

はじめに、「TUNAG」ツナグについて

簡単にTUNAGについて紹介させてください。
「TUNAG」は、社内報・1on1・サンクスカードなど、3000種類以上の社内制度を通じてエンゲージメント経営を実践できるプラットフォームです。
以下画像のように、従業員が利用する画面と管理者が利用する画面の2つに分かれています。(*)

従業員が日常的に利用する"ユーザー画面"↑
管理者が従業員の利用状況を把握する"管理画面"↑

以上TUNAGの説明でした🙏🏻
今回は、弊社のプロダクト改善での管理方法や優先順位付けの例を踏まえて、「プロダクト改善を漏らさずに管理・優先順位づけのコツ」についてまとめました。少しでもみなさんの参考になったら嬉しいです🐣

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いきなりですが、みなさんはプロダクト改善の優先順位ってどのようにつけていますか?!🤔

日々、社内から機能要望が飛んできて「これ変えてほしいな〜」「今これってどうなってるんだっけ?」「これ前にも言ったかもしれないけど..」などと、やりたいんだけどどれからやればいいか分からない!誰から言われたんだっけなんて思うこと・感じたことありませんか?

それらを妥協して改善を放棄していると、BtoB向けのサービスではお客様のLTVが下がり、最悪の結果"解約"が起こります。

改善を放棄すると、最悪の場合は解約に…😨

そのためプロダクトのLTV向上には、新機能の開発に加えて、既存プロダクトの改善は必要不可欠になります。
新規受注導入企業様のLTVを一定に保つ/更に上昇させることはとても大事になってきます。

解約を防ぐためには、LTVの向上が必要不可欠💡

一つの”改善要望”でも、文字を変更するだけの小さい改善だったり。新機能開発ほどの大きい改善もあれば、1社からの要望や複数社から来ている要望だったりと、温度感や難易度が様々なことがほとんどです。
また、上がってきた要望を1つずつ解決した場合、1社しか喜んでもらえなかったり、他社への効果が大きくない改善にエンジニアの工数をかけてしまったりするので、優先順位づけはとても重要になります。

なので、ずばり改善要望は、

そして、「少ない工数で、多くの企業に効くものを最優先で着手」するためには、4つに要望を振り分けることで、やるべき優先順位をつけやすくなります。

その4つの軸はこちらです▼

何からやればいいのか分からないときは4つにまず振り分けること💡

ではここからは、弊社ではどのように改善要望を管理し優先順位をつけているのかを紹介していきます👀

🌟 ①要望の収集先を一元化
🌟 ②要望を機能別に分類
🌟 ③ 課題を明確にした要望を1つずつチケット化
🌟 ④ チケットを優先順位づけ

① 要望の収集先を一元化

導入企業様からの要望をカスタマーサクセスが、社内からの要望を社員自身から改善要望フォームに記入してもらうよう、収集先を一元化しています。
💡ポイントとしては、
極力、追加でヒアリングをしたりということが無いように必要事項を細かく具体的に記入してもらい、さらに「要望頂いた企業様の求めている温度感」についても記入してもらうようにしています。

弊社では"GoogleForm"を利用して、要望を収集しています↑

② 要望を機能別に分類

フォームに集約した要望を「親和図法/KJ法」を用いて機能別に分類します。分類することで、どの機能にどのような要望が多いのかについて把握します。
💡ポイントとしては、どの企業からどんな声が来ているのかを整理することで、「ニーズの高いものがどれか」「すぐ改善できそう/難しそう」を判断できるようになります。(この時点で、ある程度優先度高そうだなと判断できます。)また、プロダクト内で閉じないように、社内のメンバーであれば誰でも閲覧できるようにしています。

要望を親和図法/KJ法を用いて機能別に分類します↑

③ 課題を明確にした要望を1つずつチケット化

2つめで分類したものを、チケット化します。 どの企業様から言われているのか、誰が何で困っているのか、何時から言われているのか、ユーザーの理想状態はなにか?など、できるだけ持っている情報は記載するようにします。
💡ポイントとしては、できるだけ情報は具体的に記載し、追加で質問が来たりなどのコミュニケーションは極力最小限にするようにしています。(追加で情報を知りたい場合は、カスタマーサクセス部や要望投稿者本人にヒアリングの時間を確保しています。)

弊社では"Backlog"で要望を管理しています↑

④ チケットを優先順位づけ

3つめでチケット化したものを優先度順に並べていきます。スタイリングや挙動を見直しに関する列や、管理画面やユーザー画面など(*冒頭に説明あり)の利用者別等に列を分けて作成していきます。
💡ポイントとしては、要望数が多い+工数が低い+緊急度が高い+メイン機能周りのものを優先に上位に置くようにしています。

4つの軸でに振り分けることで優先順位をつけることができます↑

なので、まとめると「優先順位づけのコツ」として、

少ない工数で多くの企業に効くものを最優先にしましょう!

🌟実際の効果

実際に、弊社では社内からの要望や導入企業様からの要望を一元化したことにより、要望の抜け落ちがなくなりました。
また、管理しやすくなるだけではなく、誰でも改善要望を閲覧できるようにしたことで、要望がプロダクト側に「届いている」ことを実感し、さらに社内全体で「プロダクトを良くしよう」と協力連携する体制が確立されつつあります。

さいごに…

今回は「プロダクト改善を漏れずに管理・優先順位づけのコツ」について紹介しました。
限られた開発工数とやりたい改善が沢山ある中で、「どれからやるかの優先順位付け」と「要望管理」はとても大事だな〜。と少しでも思っていただけたら嬉しいです😊

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