肉体という愛に包まれているとしたら
時々、「そうだった、身体にも意思があるのだった」と思い出すことがある。心のこととか魂とはなんぞや?とか考えていると、つい身体が後回しになりがちなのだけど、身体には身体の意思がある。もっとわかりやすくいえば、身体は常に「生きる」と「DNAを残す」というベクトルへ向かって循環している。その循環は永遠ではないけれども、死を迎えるその瞬間までその意思は揺らぐ事はない。
心がどれほどまでに揺れようとも、身体は生きるへ向かっての営みを、そのシステムが老朽化するまでやめようとはしない。
健