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キャリアコンサルタント更新講習

2015年、職場で若者の人生や生き方にかかわる部署を任された責任感から、CDAキャリアカウンセラーを目指すこととなり、2016年にキャリアコンサルタントとして登録されることとなりました。

この資格は国家資格のレベルを落とさないようにするためか、5年ごとに更新講習があって、これがお金も時間もかかってしまい、結構な投資となります。しかも、2021年の更新から職場も変って進学指導に切り替わったため、現在は殆どコンサルタント業務に携わっていません。

そのため、資格失効しても良いかなあとも思っていたのですが、娘に相談したところ、投資をしても更新したほうが良いという意見だったので、重い腰を上げて更新講習を受けることを決意しました。

さて今日は、9時から17時まで「メンタルヘルスの問題を抱えるクライアントの対応」というzoom講習を、臨床心理士の野町一成先生より受講しました。

正しい知識を持つことで、正しい不安を持ち、正しい対応になります。先生は受容・共感・傾聴の大切さを繰り返し説かれました。

午前中は、代表的心の病の各サインとその対応についての学習でした。情報量が多くて頭がパンクしそうでしたが、大変勉強になりました。

具体的には、現在は発達障害とは言わずASDと言うであるとか、学習障害はLDから限局性学習障害SLDと言うであるとか、メンタルヘルスの世界も用語や対応について変化を来していることを知りました。今回は気乗りせず受講を申し込みましたが、やはり定期的に知識を入れていくことは必要ですね。

ちなみに、SLDの方にとって読みにくいフォントがあり、それが職場でもよく使っている明朝体なのだそうです。一方UDのフォントは読み易いそうなので、今後の印刷物は出来るだけUDのフォントを心掛けるようにしたいと思います。他にも望ましい指示の出し方(短く、三つ以内、書かせる)や学習環境(外が見えないようにする)等を具体的に話されていたので、今後にも大いに役立つ知識満載でした。

午後からは、ケースディスカッションを3つ取り上げました。
私も含め全国から集った6人が、該当ケースについて様々な観点から話し合います。各々が多様な経歴を持っておられたので、御意見をお伺いするだけでも大変参考になりました。

私たち、キャリアコンサルタントは、CLの心とニーズに寄り添って支援を行っていきますが、その際注意しなければいけないことはリファーを躊躇しないことと、思い込みの眼鏡でCLを見ないことです。具体的にどこにリファーを繋げていくかの知識も得ることができましたので、長丁場で大変でしたが、大変有意義な学びを得ることができました。



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