国語に特化した 小さな寺子屋

HPを3/14にUPしております。是非、ご覧ください。 指導歴35年になります。 国語…

国語に特化した 小さな寺子屋

HPを3/14にUPしております。是非、ご覧ください。 指導歴35年になります。 国語に特化した小さな寺子屋を、 南武線武蔵新城駅サンモール商店街の一画に 2024.4.1に開校いたします。 よろしくお願いいたします!

最近の記事

あさきゆめみし 大和和紀

光る君へ 毎週観ています。笑 どうする家康の方が心境にマッチしていたのですが、 何故かあまり観ずに終わり。 こちらは毎週観ています。 何故でしょう。脚本の面白さもあると思いますが、絶妙な配役も影響はあるかと。 漫画版の「あさきゆめみし」を取り上げてみました。 一つ一つの人生が夢のごとく。 そんな感じで昔読んだ記憶があります。

    • 木琴 金井 直

      戦争で焼かれた木琴。また、それを楽しく弾いていた妹。 心象風景の中に今も生き、色褪せません。 ただ、もうその音は聞こえません。 戦争は多くの命を奪っていきます。 二度と繰り返してはならないものであり、子どもたちの未来を守ること。それは今を生きる我々の義務なのです。

      • 遠き落日 渡辺淳一

        まもなく新紙幣になってしまうので、この一冊。 身体的ハンディを背負いながらも、周囲の協力を得て、医学の道を貫いていく野口英世の物語。 自分なんてまだまだ。もっと頑張れる。 そんな感想を抱かずにはいられません。 私も頑張ります!

        • 三国志 横山光輝

          劉備、関羽、張飛。 曹操、孫権。 呂布。 そして諸葛亮孔明。 孫子の兵法を戦法に活用した軍師は多い中、諸葛亮孔明は、特別な輝きを持って物語に蘇ります。 しかし、私が今回お話するのはそんな光の部分ではありません。むしろ、逆の陰の部分です。 ストーリーを読むと良くわかりますが、孔明の死因はもはや過労です。健康維持に、いかに食事と睡眠が必要であるか。そんな視点で読んでみると面白いですよ。強いストレス、焦り、睡眠不足は、様々な場面で判断も鈍らせます。 本日は、あえて休むことの大切さを

          クワバカ 中村計

          クワガタ採集、飼育愛好家、必読の書。 作中に登場する人物がクワガタに魅了され、のめり込んでいく様が描かれている。クワガタのみならず、時計もバックも同様。何も変わりはしない。

          あいだみつをさんの言葉から

          いまここ 未来への焦り、不安 過去に対する後悔 過去も未来も今は存在していません いまここに 存在しているのは、今です。 よって、いまここに。 深い言葉です。

          あいだみつをさんの言葉から

          ノーベル文学賞を読む   橋本陽介

          ノーベル賞が選考される基準は様々。 えー、推しの作品じゃないの! ということは多々あります。 この作家は何を書いてる人なんだろうってことも。 ただ読んでみますと、普遍的な文化、文明、人生観など、多岐に渡る演繹的、または帰納的テーマがそこに存在しています。 ちょい読みも良いかもしれませんね。

          ノーベル文学賞を読む   橋本陽介

          禅 マインドビギナーズ・マインド 鈴木俊隆

          若き日のスティーブ・ジョブズが影響を受けたことでも有名な本。 私も円覚寺で一度座禅会に参加したことがあります。 希望者は雑念やうたた寝せずとも、ピシッと一振り肩に当てていただくことができます。 私が一振りを当てていただいた時に感じたのは、完全なる「無」でした。 ただこの「無」は、何もないということではありません。むしろ、その逆です。 「全てがいっぱいで他に何も入る隙がない状態」 こんな感じでした。 近々また坐禅会を覗いてみたい今日此の頃です。 本日は雑感まで。

          禅 マインドビギナーズ・マインド 鈴木俊隆

          劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 吾峠呼世晴

          老いることも死ぬことも、儚い人間の美しさだ。 炎柱 煉獄杏寿郎のこのセリフは、激しく胸を打った。 ウェットティッシュを駅前や校舎前で配布して気づいた。高齢の方の多くが受け取って下さり、必ず笑顔でお礼を言ってくださるのだ。 偉いとか偉くないとか。 お金があるとかないとか。 そんなことはどうでもよく感じた。 私もこんな素敵な笑顔を他人に見せられる老人になりたいと、切にそう願った。

          劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 吾峠呼世晴

          ごん狐 新美南吉

          改めて読み返して見て、涙が滲みました。 ごんは、いたずらばかりしている孤独な狐。 ある日、兵十のうなぎ採りの邪魔をします。後日、兵十の母親の葬式を目撃するごん。おそらくうなぎを母親に食べさせたかったのだと思い、反省します。 自分と同じように孤独になった兵十にせっせとこっそり贈り物をするごん。しかし、ある日その姿を兵十に見られ撃たれ死んでしまいます。哀しい死と哀しい気づき。救われない結末の中に、時代性や生きるものの孤独。その意味、また無意味さ。あらゆるものを内包しながら、兵十に

          「できる人」ほど なぜ人間ドックに行くのか? 馬渕知子

          健康維持には、食事と睡眠は最重要項目なのですが、 「できる人」と人間ドックを結びつけ、人間ドックの必要性を説くのは、新しい視点かと感じました。 物事は見る角度、捉え方で、全く違ったものに見えてきます。私もあらためて読み返してみたいと思います。

          「できる人」ほど なぜ人間ドックに行くのか? 馬渕知子

          モノに心はあるのか    森山 徹

          昨日も、モノにも心があり意思があるのだなあ、という体験をしたばかりです。 そこで、この一冊。 無生物にも心があり、気持ちや話し言葉にも、「隠れた存在」があると、筆者は説いています。 モノとの出会い、歴史について想い馳せてみると、素敵かもしれませんね。

          モノに心はあるのか    森山 徹

          罪と罰 ドストエフスキー

          昨日書評をサボってしまいました。 雨なので、少し重めで。 犯してしまった罪とその代償となる罰。また罪はそもそも許される余地を残しているのか?人間の心理、意識と無意識、美しいものとそうでないもの。正しさや許しの根源を突き詰めていくと、尚霧のかかる真理。 キリスト教を文化、意識の象徴とする中において、作者自らが命題を読書に問う作品。

          罪と罰 ドストエフスキー

          高瀬舟 森 鴎外

          安楽死をテーマとした作品。 足ることを知る罪人と罪人を舟で送っていく船頭。 罪人は死に切れず苦しむ弟の介助をしたと聞く。お上の決めたことだからと自分に言い聞かせつつも、何故か釈然としない船頭であった。人の命の尊厳、意思、思い。それらの影を乗せて、舟は下流へと下っていく。

          優駿 宮本輝

          1頭の競走馬と、その馬を育てる人々のお話。 全ての若駒の頂点を決める日本ダービー。 一世一代の晴れ舞台に立つこと。 またそこで勝つこと。 最も運のある馬が勝つと言われるレースです。 運と何か。 支えられることの有り難さ。 様々な雑感を抱く感動的な小説です。

          嘔吐 J.P.サルトル

          実存主義文学の代表作品。 存在を環境から切り離して考えていくと、限りなく個の深淵に向かうが、そこは無形であり、果てしなく無限大なものである。故に実存とは何か?社会から隔絶されえない個の存在意義について、深く考えられる作品である。