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「神殺し」のゆくえと「ハッピーエンド」

昨日、待っていた更新があった。
note「湧き」とはなにかで触れた、神殺しまであと一手というところまできたが、後ろめたさの拭えないちいハチ。
そりゃあそうだ、豊穣の神として実りをもたらしてくれていたセイレーンから、コーラスも出来て体の虫もとる大切な人魚を奪ったヤツが一番悪いに決まってるのに、そこはウヤムヤなまま、あんなに可愛い神秘と奇跡の存在を亡き者にしようというのだ。

まあさー、人魚食べられちゃったから犯人が許せなくて無関係な島民を巻き込んで復讐するやり方にも問題あるんだけどさー・・・。

ホラァ、どうすんだよォ、葉っぱァ。
神殺しでぜーんぶ闇に葬って、絶えることなくお友達、で満足なの?
腰ミノ外したら、もう下半身はお魚で、海に飛び込んで島民ともオサラバってワケかァ?セイレーンは殺せても、海にはガッジガジかじるガッちゃん(人魚)が復讐のときを待ってんだ、捕まったらずっと暗いとこ確定だッ、どこにも逃げ場なんてねーんだぞー、今しかねーんだぞー、セイレーンが生きてる今こそ、贖罪の時なんだよ。
早く名乗り出てよォー、ちいがモヤモヤすんだろーが。
と言いつつ、名乗り出ないのもアリだなーと思っている。
だって、犯人は別にいるから。
とかね!(なに保険かけてんだよオイ)

ま、フツーに予想したら、葉っぱたちがサッ!ってセイレーンの前に走り出て、とどめの一撃からかばうとかか・・・。
けど許されないだろうなーそれしても。
島民たち怒り狂って、セイレーンも緋の目になって、「豊穣」の能力暴走させて葉っぱ2匹はなんか絡まって樹木化させられちゃって「絶えることなく友達」だね!エンドかなー。それか、以前予想したみたいに海に落とされて葉っぱの生死はウヤムヤになって、島編のラストで「跳ねたッ、魚!」エンドがイイなー。

あとは、島編の終わりまでにもっかいくらい「(びんよよも使って)食べたいんだよォーーッ!」でモモンガが全員の顰蹙買うような展開が欲っしいぞッ。
そんで、ちいハチ、葉っぱ、モモ本それぞれの、三者三様「絶えることなく友達でいよう」が見たいンだよォーーーーーッ!

別な話。
「永遠」で全員生き返って島編ハッピーエンド、みたいな考え方もあるみたいだけど(ネットで読んだ)ン・・・・それっておもしろいかなー。
マンガ好きなら、そうやって結局全員生き返らせて、闇落ち回避した敵とも仲良しになって、みんな社会人になって昔はバカやったよなァ、アハハハ、みたいなある意味夢オチみたいに幕を閉じたマンガがすでにあるのを知ってると思うけど、そのエンディング、おもしろかった?おもしろかったの??敵も味方も生き返って全員ハッピーエンドにどんな価値があるのか、物語にどんな影響があるか、考えて抜いてそれだったんだろうか・・・。
マンガ家はさ、ファンを満遍なく喜ばせることなんか考えないで一心不乱に突っ走ってくれたらイイ。おもしろかったらファンは何がなんでもついてくんだから、自分の描くマンガを信じて欲しい。
ドラゴンボールしかり穢土転生しかり、生き返りが悪いわけじゃないかもしれないけど、読者って考えちゃうんだよ、じゃああの戦いは、あの時の涙は、僕らのあの喪失や空白は何だったの?って。ストーリーにそれを納得させる説得力があったらイイんだけど・・・難しいよね。
設定考える時点で、せめてタイムループとかパラドックスとか、せめてパラレルワールドを扱った海外ハードSFをちゃんと読み込んで欲しい。担当編集者がついてるなら、なおのこと。(あー!オイコラ、このジャンプっ子、どんだけ敵増やすんだよ、オマエこそ炎上商法かよ・・・干されろッ)



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