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価値観なんて、人それぞれ。#この経験に学べ~分かっちゃいたけど、本当のところは分かっていなかった おはなし~


みなさん、
こんにちは。

随筆家 兼 文筆家 兼 イラストレーター 兼 占い師
のChii。です。


今日は
#この経験に学べという記事

みなさんとシェアしよう

思います。

価値観って、
人それぞれだよね?

って、

何となくは
分かっていたと思うんです。


別に、
同じ価値観の人だけが正しい
とか、

そう信じていたわけでも
なかったんだろうな、

とも。


けれど、

この出来事が起こるまで、


わたしは

『価値観なんて、人それぞれ』


頭で分かってたとしても、


本当の実感として
分かっていなかった、


つまりは、

体得できていなかった

という。


社会人になってから、

学生の頃とは違って、
世界は格段に広がりました。


自分の環境も
自分の周りの人の環境も
劇的に変化していく
中。


自分も含めて、
周りの人の悩みや躓くことも
格段に増えて複雑になって
いきました。


そんな中、

親しい人が

わたしから見て
『けっこう大変なこと』になっている状況
が見えてきて、

20代のわたしは
『なんとかしてあげたい!』
と思い、

その人に
積極的な助言やできる行動

自分の精一杯で
していました。


けれど、

状況は
どんどん悪くなっていくばかり。


どうしたものかと思いながらも、


自分以外の人にも
助言や教えを請うて、

その後も
数年間にわたって、

自分ができることを
その人に対してしてきたつもり
でした。


けれども、

あまりに状況が良くならず、

そして、

ちょっと気にかかってはいたものの、

あえて
口にしていなかったこと

わたしの中で
無視できなくなって爆発寸前になった頃。


意を決して
その人と話し合う必要がある、


と思い、

時間を取ってもらうことにしました。


気になっていたこととは、

その人が
その状況に対して積極的に動くこともなく、

わたしの助言に対しての反応が
毎回薄いこと。



『わたしがこんなにしてあげているのに!』
という気持ちが大きくなり、

そのときに、
『わたしはあなたに幸せになってほしいから、
こう言っているだよ!』

(今思えば、めちゃくちゃ恩着せがましい…………)

と伝えたとき、

その人から
言われた言葉に

頭を鈍器でかち割られたかのような衝撃を
受けました。


その人は
静かにこう言ったんです。



『幸せになる必要ってあるの?』





と。


それを聞いた瞬間、
わたしの頭は真っ白になりました。


この人は何を言っているんだろう?
と思いましたし、

この人と分かり合うのは一生無理なのかもしれない、と絶望
しました。


腹が立ったのを通り越し、
今までの数年間の努力が無に帰したことに
脱力感
を感じて、

しばらく
放心状態だったのですが。



冷静になってきた頃、
はっと気づいたんです。



その人は
『幸せになりたい』となんて、
思っていなかった
んです。

だからこそ、
わたしの助言は何の効果ももたらさず、
状況は改善なんてするはずもなかったんだ、
と。


わたしは

ずっと
『人は幸せになるために生きているんだ』
と無意識に思って
いて、

誰もが
そう思っていて当然だ、という思い込み
から、

妙な正義感を振りかざし、

その人が望む・望まないに関わらず、

自分から見て
その人の状況が『幸せでない』と勝手に判断し、
(その人にとっては、
その状況が望む状態だったのかもしれないのに)

『幸せにしよう』
という
大きなお節介を焼いて居続けてきたんだ、
と。



わたしは

『価値観なんて、人それぞれ』

頭で分かってたとしても、


本当の実感として
分かっていなかった、


つまりは、

体得できていなかった

ということです。


価値観なんて、
人それぞれ。


言葉で聞いたことがあっても、
頭じゃ分かっていたとしても、


真の実感として
全然理解していなかった
んですよね。


別に
『人は幸せにならなくてもいい』
んですよ。
(誤解が生まれそうな言い方ではありますが……)


その人ぞれぞれに価値観
があって、

その人それぞれに
『こうありたい』という状態は違って
いて。


それが


『幸せな状態』かもしれない。

『楽しい状態』かもしれない。

『笑っていられる状態』かもしれない。

『何事もない状態』かもしれない。

『安心していられる状態』かもしれない。

『穏やかな状態』かもしれない。

『緊張状態』かもしれない。

『スリルが起こり続ける状態』かもしれない。

『何が起こるか未知数な状態』かもしれない。


望む状態は
人の数ほどあ
って、

同じ『事実(起こった出来事)でも

その人が感じる『真実(その人がその『事実』をどう捉えているか)』

人の数ほどあって。


きっと、

わたしが助言していた
その人の望む状態と、

わたしが
その人にそうあってほしいと望む状態

全然
違っていたからこその『すれ違い』だった
んです。

…………今、思えば。


むしろ、

その人は
わたしの価値観を押しつけられながら、

話は
ちゃんと聞いてくれていました。

けれど、

それを
行動に表わすも表わさないも
その人の自由
だし、

そもそも
その人の人生ですから
どう生きようがその人の自由。


勝手な言い分ではあります
が、
自分のした言動に後悔はありません。
(そのときの自分の精一杯だったし、
方向性は間違っていたとしても、
その人のことを思ってしたことだったので)


けれども、

人それぞれの価値観を
大切にできていなかった出来事だったなぁ、

と思う次第。


だからこそ、

今のわたしの発信は

生きやすい生き方を見つける手伝い
を目的


にしているんです。


わたしが思う
『生きやすい生き方』
と、

発信を受け取る
その人が思う
『生きやすい生き方』

きっと
違うはずだから。


このわたしの経験が
この記事の発信を受け取るあなたにとって
どうか実りのあるものであることを
願って
います。
(まぁ、実りにならなかったら、
それはそれでいいのです 笑)


結びに、

あなたの心が
ゆるゆるとゆるまっていきますように……。

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