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(ニュース):カタリーナ・ワーグナー、自宅を売却

カタリーナ・ワーグナーのバイロイト・ワーグナー祭との契約延長が一昨日発表されました(日本でも報道されているようです)。
ここではワーグナー家の住居売却の話です。複数のメディアの報道をまとめました。

カタリーナ・ワーグナーとバイロイト祭についての以前の投稿 →

上記の写真はバイロイト祭の祝祭劇場です。
祝祭劇場に通じる左側の道をはさんだ横にワーグナー家の自宅がありました。
バイロイト祭の開催中、カタリーナの父ウォルフガングが祝祭劇場から道を渡って自宅に行くのを何度か目にしたことがあります。
この家はウォルフガングが1950年代にシューラーという人から買ったそうです。

ところで、バイロイトに行ったことのある人なら、現在、美術館となっているヴィラ・ヴァーンフリートを訪れたことがあると思います(正面入口の前にリヒャルト・ワーグナーの大スポンサーだったルートヴィヒ2世の胸像があります)。
ヴィラ・ヴァーンフリートはリヒャルトがコジマと一緒に住んだヴィラで、戦後はウォルフガングの兄、ヴィーラントの一家が住んでいました(ヴィーラントとウォルフガングはリヒャルトの孫)。
ヴィーラントの死後、ヴィラ・ヴァーンフリートは1973年にバイロイト市に寄贈され、現在は美術館となっています。

さて、カタリーナは両親の死後、祝祭劇場横の家を相続しましたが、この家を売却したことが4月末にメディアに出ていました。
理由は、700平米の居住面積は広すぎ、また広大な庭の手入れも大変なこと、エネルギーの費用が莫大なことだそうです。ちなみにカタリーナは未婚です(1978年5月21日生まれ)。

また、「父ウォルフガングはもともとあった家を買った、つまり自身の意見を入れた設計で建てたわけではない、だから、育った家ではあるが、それほどの思い入れはない」としています。
そしてカタリーナは現在、バイロイト市内のロフトを借りているそうです。

このヴィラを誰が買ったのかは明らかになっていませんが、バイロイト市民、と言われています。
もちろん売値も不明です。

時代は変わります。

FOTO:(c)Kishi

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