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#646 旅をしながら仕事する、旅を日常にすると365日がワクワクする

この記事は、音声メディアVoicyで配信している番組の台本を掲載しています。主にインタビューをお送りしている番組です。気になる方はぜひ、アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオをご視聴ください。チャンネル登録もよろしくお願いいたします。
Voicy→ https://voicy.jp/channel/1718
Youtube→ttps://www.youtube.com/channel/UCd7IbcEnNviWK4oBaKpAOjg
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アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ、改めましてこのチャンネルを聴きにきてくださってありがとうございます。チャンネル名は、アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ。私はアナウンサープロデューサーとして30年近く放送局に勤め、音声の研究者として心地よい声の研究を続けています。Youtube朗読チャンネルはフォロワー2万7千人を突破し、このVoicyでも聞き取りやすく、また聞きたくなる声を意識しながら、月曜日から金曜日の毎朝6時半から配信しています。よかったらいいね!またコメント欄へのメッセージもお待ちしています。

YouTubeの方も1ヶ月1000人単位でフォロワーさんが増えていくのが何よりモチベーションにつながっています。

さて、秋の3連休最終日。いかがお過ごしですか?先週は取材で宇都宮から横浜ー厚木ー幕張ー浜松町と2泊3日移動距離もたっぷり。そして、暑かった。湿度も高かったので、毎日かなり汗をかいて消耗しました。
今年は、ずっと暑いため、秋バテで風邪をひいている方が周りにもたくさんいます。

秋は旅をするのにもってこいの季節ですので体調に気を付けながら楽しんでいただきたいです。
今日は旅と仕事というテーマで少しお話をしたいと思います。
皆さんはどんな時に旅をしていますか?
TVやドラマで見た景色の場所に行ってみたい!
たくさん仕事をしてお金を貯めて年に1回ドーンとお金を使う。
そんな旅もありですが、そうなると旅の回数が1−2回

多くの方が旅はご褒美、贅沢品と考える方が多いと思います。
でも私は違っていて、旅というのは、自分のやりたいことの先にあったり、仕事の途中にあったりと割と日常です。
そのため、月に2-3回別の場所に宿泊します。

シングルだったらもっと旅をしまくっていたかもしれませんが、今は会社勤めの夫と、会社経営者の私との二人暮らしなので、そうですね、夫が会社勤めを辞めたらもっとノマドライフをしているかもしれません。

でもそれはあなたは経営者だからできるんでしょ!と思われるかもしれませんが、実はサラリーマン時代も旅しながら仕事していなーと思うことが多く、アイディア次第で誰でもチャレンできるんじゃないかと思いました。
誰でもというのはちょっと語弊があるかもしれません。そういうふうに自分の働き方を確立することがポイントです。企画することが好きな方、自ら仕事を作り出すのが好きな方には、向いていると思います。

サラリーマンでもできる旅しながら仕事する

放送局勤務時代は毎週月火、生放送を多く担当していたこともあり、365日、自分の担当曜日の番組は出演していましたので、月火の早朝勤務は確定です。3時間半の生放送は台本があるのは、ニュースなどのコーナーのため、ほとんどがフリートーク。そうなると、日々の過ごし方がトークのネタになります。
放送局の仕事は多忙です。暇な時間はありません。その中で旅の要素を見つけるとなると、旅を伴うコーナー、番組を企画することです。

ズバリ旅!というテーマも良いかもしれませんが、仕事の途中に旅があるクライアント、取材をするために旅を伴う相手。それは1時間でもいい、県外でも、外国でもいい。

会社員ならば、当然自分へのメリットだけではダメで、その企画によって会社にどれだけ利益をもたらすかというのも数字で示すことが大事です。

レコード会社のメディア招待枠

放送局時代最初の10年くらいはバブル後でも景気も悪くなかったため、レコード会社が主催するプロモーション用のミュージックショーケースにはよく出かけました。中には交通費や宿泊費も支給してくれるレコード会社も多く、メディアに対するホスピタリティーも手厚かったです。都内のショーケースやライブに全国のラジオ局のパーソナリティ、ディレクターを招待し、1曲でも多く楽曲をオンエアしてもらうための仕組みがありました。レコード会社もここに多くの予算を組んでいたため、招待されたホテルも時に豪華だったりしました。
レコード会社が力を入れているアーティストのアルバムリリース、デビューなんて時、以前恵比寿のウェスティンホテルに宿泊させてもらいました。ショーケースでライブを見た後は、全国のラジオ局のスタッフが集まってそこには、有名なミュージックライター、よくCDのライナーノーツに名前が出てくるような方がも集まっていました。
あの時いったいいくらのお金が動いていたんでしょうね。
今となっては、アップルミュージック、スポティファイなど誰もがプロモーターになれますものね。振り返ると音楽業界はこの20年の間に仕組み自体が大きく変わりました。

レース取材も旅ができた

車の番組も担当していますので、開発責任者の方にインタビューしに都内へ、またレースの取材で何度か海外へ取材に行きました。
栃木県に国際的なサーキットツインリンクもてぎが開業したのも大きなチャンスでした。現在も30年続く車の番組、モーターフリークを立ち上げてすぐに開業したサーキットで、当時アメリカで人気のレース、インディ500に通じるアメリカンレースをツインリンクもてぎで見られるということで、開業当初から月に2−3回訪れて取材をしていました。
放送局から茂木まで車で片道1時間くらい。その移動の際にもプチ旅行気分。さらにサーキットに行けば、アメリカを中心としたレーサー、関係者たちが集まっていますので、そこだけは一気にインターナショナルでした。
海外取材は私の仕事スタイルの大きな分岐点だったかもしれません。私のリアル体験、取材とは本物を見ることという現場主義をある程度自由にやらせてもらえたのもありがたかったです。
レースウィークになると、栃木のど田舎茂木町に世界中のレース関係者、そしてジャーナリストが集います。そこで飛び交う言葉、世界を飛び回るジャーナリストたちに刺激を受けました。
もちろんメディアも一斉にそのニュースを取り上げますし、私もアメリカンレースを取材する地方局のジャーナリストとして首都圏のメディアに引っ張り出されました。

メディアセンターにいるジャーナリストの中に、数名の日本人のジャーナリストもいて、彼らの仕事スタイルに憧れました。
私もその世界に飛び込んでみたい!と思いましたが、子供は小学生。不安定な仕事では子育てできませんので、サラリーマンをしながら、海外ジャーナリスト
息子が夏休み、春休み、長期の休みの時間を使って、年に1回の休暇を使って海外取材を行いました。
海外取材はプレスパスの手配から、宿泊施設、レンタカーの手配、インタビューのアポイント。全て英語です。
そんなスタイルをかれこれ10年くらい続けていたら、栃木県でアメリカンレースが一番詳しい人として、解説の仕事、取材などを受ける立場にもなりました。
旅を仕事にするポイントは、とことん深掘りです。趣味程度では仕事になりません。

海外レース取材がきっかけで

スポーツ選手、競泳萩野公介さんの番組制作

レース人気が下火になってきた頃、競泳日本代表萩野公介選手に出会ったことも大きかったです。彼が高校生の頃ロンドン五輪に向かう壮行会でこの人とはきっと仕事をする!という直感が働き、東洋大学入学直前にラジオをやりましょう!と口説き落としたのがきっかけで7年にわたって萩野公介さんのラジオ番組の制作を担当しました。
番組の企画から制作スタートまで半年。簡単じゃなかった。当時萩野選手が通っていた作新学院高校の水泳部、東洋大学、水泳連盟、最後の大きな関門は日本代表監督 平井 伯昌さんとのやりとりで最後の決め手は、選手のいい時も悪い時も必ずサポートしますでした。
それもあって、バルセロナ、ロシアカザン、 ハンガリーにも行きました。ロシアは今となってはもういつ行けるかわからないですから、あの時行けたのは貴重な経験でした。
競泳はヨーロッパが盛んで、毎年東京辰巳の国際水泳場そしてワールドカップに集まるジャーナリストはヨーロッパ系の人たちが多く、アメリカンレースとは違った雰囲気も刺激的でした。
ちなみに、バルセロナのワールドカップの取材では、エミレーツ航空の協賛をつけました。会社からは、海外取材したいなら、航空会社の協賛を取ってくればなんとか出してやる。と言われてダメもとでアタックをかけたところ、ちょうどエミレーツが日本とバルセロナの就航のタイミングだったこともあり協賛が叶って2名分の往復航空券を手配してくれました。真夏のバケーションシーズンだったため、当時まずチケットは取れなかったし、取れたとしても格安でも20万円以上するチケットでした。
特番を作ることもあって、バルセロナの観光も含めた取材だったため、競泳プラス、ガウディのサグラダファミリア、スペイングルメ、フラメンコと1週間滞在中睡眠時間は2時間くらいであちこち飛び回っていました。

海外進出企業の紹介番組

栃木県から海外進出する企業を取材する番組を立ち上げ東南アジアの国々、ベトナム、タイ、香港、シンガポール、マレーシア、などを取材しました。またスポンサーさんと一緒に現地のビジネスツアーも行いましたので、非常に満足度も高くビジネスツアーに参加した企業さんの中で数名が海外進出を果たしたという副産物も生まれました。

まとめ

サラリーマンが仕事と旅をセットする場合、また放送局民放の場合は会社へのフィードバック、メリットありきなので、そこも含めて全体をプロデュースする力が重要です。
海外の場合、語学は重要ですが、通訳のようなレベルではなく、そこで使う言葉を学び、人とつながっていくことが大切です。また通信手段、ネット環境の確保。これさえできれば割とどこでも出掛けられます。 

一つの目的地に向かう際に、効率よくあれもこれもみてみたい!アレンジするのが好きという方には向いていると思います。
それはフリーランスや経営者だけではなく、会社員の方にもできる技です。

最後は直感には素直に従う。
私も振り返ると直感に従ってよかったことがほとんどです。というより自分で決めたことなので後悔しません。

もっと旅をしましょう。旅は人を磨いてくれます。今からでも遅くありません。明日にもプチ旅行から楽しんでみてください。

鹿島田千帆のコミュラジオでは、月曜日フリーテーマ 火曜日車やモビリティに関わる人、水曜日 医療、最新の治療 木曜日 農業に関わる人 そして金曜日はクラシック音楽に関わる人へのインタビューをお送りしています。今日の話が良かった方は「いいね!」ボタン感想はコメント欄に、今後も聞いてみたい方はフォローをお願いいたします。また、Twitterのシェアボタンから感想やツイートをいただけると嬉しいです。積極的にリツイートします。アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ、お相手は鹿島田千帆でした。ハピハピスマイルでまた明日

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