闘い好きな女社長のひとりごと

福岡県飯塚市のソレノイドメーカータカハ機工社長です。女性の強みを活かした、今までにない…

闘い好きな女社長のひとりごと

福岡県飯塚市のソレノイドメーカータカハ機工社長です。女性の強みを活かした、今までにない、これからもない、誰にもまねできない製造業をクリエイトしていきます。 ここでは取組みが始まったばかりのDXに絞って自分の記録として書いていきます。 https://takaha.co.jp/

最近の記事

AI画像カメラ、稼働開始!

長らく書いてなかったDX日記。書いてなかったのではなく進展がなかったのです。まあちょくちょくはやってましたが、ようやく今日一つのプロジェクトが本格稼働しました。 弊社ソレノイドのフレームであるプレス品のタップなしを検出するシステムです。たまにタップなしがあり、それが混入すると結構面倒、、、。 その様子がこちら↓ カメラは購入しましたが、ベルトコンベアや取付け治具、押出装置全て社員が作りました。良品、不良品の写真を覚えさせて、通過時にカメラで判定、不良品は横に押出す装置です

    • ようやく欲しいアプリができてきた!

      時間が空いてしまったのでおさらい。現在タカハ機工で取り組んでいるDXは3つ。 1)ノーコードアプリによるラインの生産実績表のペーパーレス化 2)AI画像カメラによる不良検出 3)自社開発の桐システムから、市販の受発注システムへの移行 今回は前回に続き、1)のノーコードアプリ編です。 色々担当者が時間かけてようやく作ったアプリに不満が集中し、紙に戻したいレベルの現場アプリ。担当者がアプリ販売業者に ・実際使っている自作アプリ ・使用者の不満事項 ・アプリのデータ集計表Ex

      • まだまだ使えないノーコード

        長いこと書けていなかった。3月も後10日となりストレスMAX、とにかくいつも何かに追いかけられている妄想に駆られている私。 さて、ソレノイドの組立ライン管理者が苦労の末作ったアプリを、いよいよ現場のパートさんに実践してもらう。まずは2台のスマホを渡し、当日の朝渡していた紙での作業を廃止。アプリに ・生産機種、数量 ・ライン作業者名を入力 生産後に ・生産数量 ・使用した部品のlot#を書いた紙を集めて写メを撮る ・不良の種類別記録の入力 入れると管理者のPCで表示、取込

        • ノーコードは簡単❗️というのは「アプリが出来上がったら」という前置きが隠れてた。

          2月初め、販売元からノーコードアプリのサンプルを受け取り、2月はお試し期間だった。工場管理というタイトルで、毎日各組立ラインから上がってくる作業手順書をアプリで、というもの。 担当は前にも書いたが入社2年目の24才、スマホ世代である。現場を担当して10ヶ月、毎日PC入力に時間を食われている。彼がサンプルから自分の欲しい項目など追加して作るのだけど、一向に現場で試している気配がない。たまに聞くと、今不良の画像保存を追加した、とかで悪戦苦闘している様子。 そして昨日、サンプル

        AI画像カメラ、稼働開始!

          受発注生産システムの幕が開いた

          今週月曜日、弊社から提出した現行システム『桐』の資料に基づき、T社からの提案があった。今回から同席してくれたSEの彼は、風邪気味でキツそうだったが彼が出てくれて本当に良かった。 桐のシステムを管理、運営してくれた貢献者である。桐のみならずアクセスやExcelなどを駆使して、現在の非常に使い勝手の良い、考えられたシステムを作った立役者なのだ。 彼としては我が子のような今のシステムから汎用製品であるT社のシステムに移行するのは辛いだろう。しかし、経営者は5年先、10年先を見据

          受発注生産システムの幕が開いた

          ノーコード、さあ始めるぞ!

          ノーコード会社の方が前回の宿題をサンプルアプリにして来社された。と言ってもしっかりと作り込んでるわけではないが、大体のイメージはわかった。しかし、ノーコード会社の人はノーコードは知っていても製造の現場は知らない。 今回は現場で使っている紙やデータを担当が渡して、それを参考に作っていただいたのだけど、、、。 例えば、生産開始時に今日ラインで使う全部品の生産ロット番号を書き写す。最低でも12桁くらい同じような番号が続く。それを、最初の提案では手書きをスマホで入力するようになって

          ノーコード、さあ始めるぞ!

          社員へ宣言「今年はDXと営業です」

          なんだかんだで今年も2週目に突入。忙しすぎて全く仕事が進まず、机に山のように書類が積まれている。 しかし、今日の終礼で社員に今年の新しい取組案件の概要を説明した。やることは「DXと営業」これに特化すると。 DXは大きく3つ。 ①自社開発ソフト(自社クラウド)から汎用ソフトの受発注システム(クラウド化)への切替え ②一部の検査体制でカメラによるAI画像処理の導入 ③現場を紙管理からノーコード管理に 目的は、単純作業を自動化して個人の時間を浮かせ、できた時間でデータ活用などで

          社員へ宣言「今年はDXと営業です」

          2024年のDXはカメラによる不良検出から!

          今までほとんどの検査を目視でやっていた昭和の製造ラインに、ようやく画像認識カメラを導入するところまでこぎつけた。年末にR社に提出した良品、不良品、検査項目、写真、データ等を渡す。それをR社が透過照明、フラットドーム照明などでカメラによる検査システムで解析、誤差や検査条件を特定し精度をグラフ化。 1つの検査だけは精度的に???というところもちゃんと報告されて、なかなか信頼できるようだ。 このプロジェクトは統括・工場長がリーダーで進めているのだ、慎重派の彼はまず一番単純なプレ

          2024年のDXはカメラによる不良検出から!

          2024年はDX元年だ

          ※画像がちょっとだけどAIにこれ以上は求めない、、、 明けましておめでとうございます。昨年12月からスタートした3つの案件。 ①現場管理作業にノーコードの導入 ②外観検査にAI画像認識の導入 ③基幹の自社開発システムから汎用品生産管理ソフトへの転換 各社面談後、なりを潜めたようだったけど年末になり全社からコンタクトがあった。なんと、それぞれの企業様がちゃんと動いてくれていた。素晴らしい!!! 弊社は1月9日からの仕事初め。翌週からそのうち2社とのアポも決まりいよいよ動き

          ノーコードが離れていく

          ノーコードのレクチャーを受けたことすらもう忘れかけた。あれほどノーコード、ノーコードと呪文を唱えていたのに。この忘却感は何だろう? 先日ちょっとはITに詳しい息子1(長男)が帰省してきて、彼がMacBook打ちながら「ねえ、言ってた勤怠のアプリのことだけどさぁ」と切り出す。それってGoogle spreadsheet(と言ったかどうか?)でできるんじゃない?俺もコード書けないけど、chatGPTが書いてくれるよ。と、なんかワード打ちながら、「ほら、コード書いてくれたし、その

          5年来の悩みが解決する予感⁈

          ノーコードは2週間経っても未だ進まずの状態だが、ウチの基幹システムもこの度DX化することにした。 30年近く運用している今のシステムは受発注から部品展開、出荷、請求まで社員全員がそれを基本に全て動いている。日本語データベースシステム「桐」を使用して社員が開発したものだ。当時としては画期的システム、本当によくできている。作った社員はもういないが、引き継いでくれた社員が1人でマスター入力、メンテを担当。バージョンアップ時にはぶ厚い書籍を購入して一生懸命勉強しながら管理をしてくれ

          5年来の悩みが解決する予感⁈

          DXがなかなか進まないのは分かる!

          DX宣言してすごい勢いで進めてきたつもりだが、はっきりいって全く進展していない。ノーコードアプリの人たちと会った日が12/8で、いろいろ話した後その日のうちに資料を担当がメールして早や1週間。その間に担当も業務にバタバタし、他の問題もあったり来客対応だったりで多分ノーコードのことは忘れている。私も先週はとにかく忙しく自分の仕事もできていない。 あれっ?ノーコードどうなった?と入浴中に思い出す始末。フォローしてなかった。てか遅くない?同じようなケースあるんじゃないの?製造業っ

          DXがなかなか進まないのは分かる!

          タカハがエンターテイメント製造業へなった理由

          ちょっとDXから離れるけど、タカハ機工は10年前まで普通のソレノイド製造業だった。いわゆる下請け町工場。知名度もなく薄利で受注、従業員はただひたすら納期までに言われた部品を作るだけ。どこにもある組織図なのだ。誰も会社を知らない、ソレノイドも知らない、知らないものは人は買えないのだ。 たまたま10年前に新卒女子が2名入社。元気いっぱいで可愛い!聡明で積極的、しかも愛されキャラ。そう、今日から私は2人のプロデューサー、新しいことができるじゃん!というわけで、タカハ機工初の『歌っ

          タカハがエンターテイメント製造業へなった理由

          DX担当を誰にする?

          毎日毎日誰かとDXの話をする私。今日は今月から契約する営業コンサルの人とみっちり話した。たまたま偶然にもタイムリー、もともとみなさんが知っている最大手クラスのDXツールを売る側だった人。やり手です。でもDXを相談する気は全くないけどね。 DXの話になり、うちの今やろうとしている事、なぜこんなに危機感が強いのか、ゴールはどこか、など話しているうちに質問がきた。 「社長、DX担当は誰ですか?」 Tさん、日本人は固定観念に縛られてるんでそれが全てを邪魔してるんですよ、と話したばか

          AI画像検査に出会った日

          今日も違うDXについて。弊社の生産現場はほぼほぼ昭和の時代を引きずっている。少量多品種のソレノイドを数名のラインで流す。それが10ラインくらいあって、固定製品もあれば毎日違う製品を流すラインもある。 パートさんは作業手順書を確認し、各作業部署につく。そこではまず部品を組み込む→カシメる→さらに部品組み→カシメる→電気検査→捺印→外観検査。 その外観検査では、目視でチェックする項目が多い。不良を出すたびに検査項目が増えるからだ。一度増えた検査は決して減る事はない。今の不良率

          ノーコードってなんだ❗️

          いよいよ今日はノーコードを知る日。まずこの世界すら知らない社員たちの中から3名を選出。しかも3人とも入社2年目の会社の仕組みもよく知らない男子23歳2名と29歳。一方呼んだのはノーコードアプリを扱うK社の方2名、東京本社のエバンジェリストの方1名はzoomで参加。 私は知名度のあるKとこちらのどちらを選ぼうか、本当に迷った。楽しいことが好きなタカハの社風に合うのはKかなとも思ったけど、最後は今回の社長を少しただ以前から知っていた(むこうは知らない)のでこちらにした。 やは

          ノーコードってなんだ❗️