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【USCPA取得後、未経験からのファイナンスキャリア】

未経験からの外資ファイナンスキャリアのスタート


派遣社員だった私が、30歳で、未知の外資ファイナンスの仕事をスタートした時のこと。

商社退職後は、派遣社員でも、なかなか未経験で経理の仕事にはつけませんでした。

派遣で英文アドミの仕事をしながら、米国公認会計士(USCPA)で最後の科目合格を待っていたタイミングで、フランス企業のロジスティクス担当の経理というポジションでオファーをいただきました。スカウトメールがきっかけです。

貿易業務の知識と経験、英語力、ゼロからCPA取得したというところに期待していただけたのでしょう。どちらかというとガッツへの評価かもしれませんね。

仕事内容は、ロジスティクス関係のコスト管理、そのManagement Reporting作成といった管理会計よりのお仕事。

スタートアップで、やり方も決まってないし、誰かが教えてくれるわけでもない、システムも整ってない、結構なカオスの中、経験や知識を用いて試行錯誤しながら整えていきましたが、なんだか楽しかったですね。

望むキャリアを手に入れていくには?

だんだん感覚や自信も身についてきて、そして、やっぱりCPAで学んだAccounting業務に関わりたくなりました。どんなことができるようになっていきたいか、どんな成長をしていきたいかと、自分に欲がでてくるものですね。

そして、社員10人ほどの小さな米系化学会社での採用が決まりました。一人で会社の経理財務を全てみるというポジションです。

それこそ、旅費精算(営業の皆さんのレシート貼りから) 、仕訳、決算をやりつつ、徐々に、本社への報告、税務、部門別予算、予実管理、税務調査対応、取締役会報告など、どんどん任せていただけるようになりました。

全部自分でみるので、点と点がつながっていくのがおもしろい。勉強ではない、実務ではじめて知ることなど、ちょっと恥ずかしい質問や失敗も色々してたと思うのですが、ここで基本的な経理、税務を学び、全体像を理解するのに理想的な環境だったように思います。

具体的に、キャリアパスを考えていたわけでもない、こんなことができるようになりたいなと思い描き、行動していくと、未来につながっていくもの。

回り道があってもいい。

ありがたいのは、まだまだ経験の浅い私を、ポテンシャルをかい、期待を寄せて、採用してくれた会社の上司。ほんとに感謝ですね。

目標を決めて、キャリア設計をするのも一つですが、実際のキャリアは、こうやって実現していくのかなと思います。

試行錯誤しながら、目の前のことをやってきて、その中で、こんなこともできるようになりたいなという気持ちに沿って動いていたら、どんどん任されていきました。新規プロジェクトなどもそう。

未知なもの、変化、不確実性への適応力が自然に鍛えられたようにも思います。これって、リーダーシップの大切なエッセンスの一つでもあると思うのです。

そして、冒険旅行好きな私の、隠れた資質かも?

決してキラキラではない、紆余曲折のキャリアですが、私の経理のスタートのことを書いてみました。

キャリアの悩み、転職でなくてもこれからのキャリアを考えている方、変化を迎えようとしている方の参考になったら嬉しいです。

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