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オーストラリアのコロナの話 その2

オーストラリアとビクトリア州政府のコロナ対応の早さには本当にビックリさせられてる。

この前、レストランやカフェはテイクアウェイだけ、スーパー・コンビニ・病院・銀行などの生活に必要なサービス提供をするお店以外は営業停止するように首相から発表があった。

オーストラリアはまだ建国して230年くらいの日本に比べるとめちゃめちゃ若い国だ。

自然災害も森林火災くらいで、今まで戦争以外でこういう危機的な状況に陥ることが少なかった。

前列が無いからこそ、それに縛られない。
対応が本当に早い。

隣のニュージーランドの方が首相のリーダーシップがすごくて、あっという間に外出禁止令を出してロックダウンを開始してしまった。

ニュージーランドとオーストラリアは犬猿の仲というか腐れ縁というか、ずっとお互いをリスペクトしながら切磋琢磨してる良きライバルだ。

だから国の規模も人工も全然違うけど、どちらがが何かを取り入れるとマネしてもう片方も取り入れることが多い。

だから、ニュージーランドが先頭を切ってかなり厳格なロックダウンを始めたのを見てると、オーストラリアが実施するのも時間の問題なんじゃないかなと思う。

ただTwitterなんかを見てると、今回のコロナのパニックぶりは明らかにオーストラリアの方がひどい。

毎日スーパーに行っても商品が全然補充されてない、というか補充されてもすぐに売り切れてしまっている状況が続いている。

今日買い出しに行っても買いたいものが置いてあるか分からない。

そのためにスーパーをハシゴするのもしょっちゅうだ。

特にお米・パスタ・小麦粉・玉子・トイレットペーパー・キッチンペーパーなんかは本当に見かけない。

こんな日々がいつまで続くんだろう…。

メルボルンに来てちょうど1年が経った。
だから去年1年の活気があってとても楽しいメルボルンを知っているがために、今、人々がピリピリしていてゴーストタウンと化したメルボルンの光景を見ているのがとてもツライ。

学校に行っても登校してくるクラスメイトの人数がどんどん減って来ているし、活気があった校内もビックリするくらい人がいない。

学校が休校してオンライン授業になるのも時間の問題だけど、先生やクラスメイトに直接会えなくなって孤軍奮闘しなくちゃいけなくなるのもしんどいし、そもそも実習がメインの専門学校で、オンライン授業がメインになってしまったら全然意味が無いと思う。

そんな状況に加えて、遂に大使館や総領事館からワーホリ滞在者向けにかなり厳しい言葉を使って帰国勧告が出た。

日本に帰ればコロナにかからないわけではないけど、少なくとも病院にはかかれるし、仕事も見つけられると思う。

今オーストラリアに来ているワーホリや留学生は軒並み帰国を決めて、毎日誰かが帰国しているような状況だ。

だから私もなるべく学校に状況や方向性、例えば授業料が返金されるなら返してもらいたいし、どういう条件が揃えば良いのか、諸々エージェントに確認してもらって、退学の手続きを進めていこうかなと思う。

本当はこんな形で終わりたくないけど、これ以上メルボルンで無理矢理頑張ろうとすることで、自分にストレスをかけたくない。

学生ビザは一生のうちに何回でも取れるから、また本当にやる気になったら、また戻って来れば良いと思う。

そもそも1月の時点で学校に行くモチベーションがあまり無くなっていて、何とか校内にも校外にも友達が出来たし、頑張って行ってたけど、今のオーストラリアの状況を見てて、完全にやる気を失ってしまった。

もうこれ以上オーストラリアが、メルボルンの街が、学校が悲惨な状況になって行く過程を見ているのは耐えられない。

もう1年頑張ったし、英語も満足できるほどではないけど、困らない程度には身に付いた。

何より日本で窮屈な思いをして暮らしてたけど、自己肯定感が抜群に上がった。

オージーたちの楽観的でフレンドリーで良い意味でのユルさに何回も救われた。

こんなユルくて自由に生きてて良いのね!と何度も驚かされた。

それだけでもオーストラリアで過ごした意味はめちゃくちゃあったと思う。

だから、退学を選ばなきゃいけないのは心苦しいけど、割と後悔はしてない。

そういうわけで、これから朝ご飯を食べて、シャワーを浴びたら、エージェントのお姉さんにメールしようと思う。

もしかしたら思いとどまるかもしれないから、まだ分からないけど…。

取りあえず、一刻も早くコロナが収束しますように!

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