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育休ブルー

「この先どうなるんだろう…」

突如として、今まで感じたことのない不安や孤独感が湧いてきた自分に驚いている。

これまで働くママさんは同じような感情を抱いてきたのだろうと早速、気付かされた。望まない形で家事育児を押しつけられていたとすれば、フラストレーションはこんなものではないはずだが。

特に取り柄もない量産型の大学生が運良くアナウンサーとしてテレビ朝日に入社して13年。ありがたいことにほぼ途切れることなく、レギュラー番組をいただいてきた。

そんななか7月下旬に第二子が誕生する予定に。家族との時間をめいっぱい捻出しようと、約1年間“育休”をとり、担当する全番組を降板することになった。

最後の出演まであと1日。

考えに考え、覚悟を持って決めたはずの“育休”を前に複雑な感情が芽生えてきている。

育休が明けたときに会社に自分の居場所は?めまぐるしい変化の時代に子どもたちがせめて成人するまで養っていけるの?そもそもこれから1年間も会社に行かないって…おいおい寂しくないかい…

新たな命を迎えられる喜びはとてつもなく大きいし、子どもたちの成長に伴走できる時間はかけがえのないものになると確信しているが、もう1人の自分が耳の内側からネガティブな囁きを繰り返してくるのだ。すべてわかっていたことなのに。

とはいえ、自ら望んで家族と向き合う時間を作れるとはなんて幸せなんだ。あとのことはあとになってから考えればいいじゃないか。まずは目の前をこれまでとは違った形で楽しんでやりゃあいい!と、本来の楽天的な自分が支えてくれている。

というわけで【男性育休のリアル】を細々と記録しながら、社会との接点を残しておこうとTwitterとnoteを始めることにしました。

よろしくお願いいたします。

テレビ朝日アナウンサー
菅原知弘

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