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5か月のデンマーク留学を終えて

まだまだ振り返るには心がふわふわしているのだけれど、就活とかなんだかんだでまとめておかなくてはいけないこの留学のこと。noteに書いておくことにする。

12/24の夜、8月ぶりに日本へ帰って来た。
飛行機が空港に着地した瞬間一人で涙をこらえていたのにはとても様々な理由があった。やはり私は日本人なんだなと思わされた母国についた安心感、終わったという虚無感に近い気持ち、なんだかんだ頑張ったよなあとか、去年の11月猛烈な勢いで応募して急に留学を決めたけど、正解だったなあほんとに良かったなあという気持ち、すべての人への感謝、未来ヘの不安と少しのわくわく、、、とかもういろいろな感情が、走馬灯のように駆け巡っている感覚だった。

今日、尊敬する先生からメッセージをいただいたんだ。思ってもいなかったとてもありがたい言葉が並べられていた。本当に嬉しかったし、はっとさせられて、なんか一日中何度も読み返して噛みしめていた。
内容は勿論私の中だけに大切にしまっておきたいんだけれど、
ひとつ、
このセメスターを通して君は自分自身、そしてなりたい自分にたぶん近づいているように感じている
といったことを書いてくれていた。なりたい自分があってそれになるのが今の私の夢なんだと、ある授業で言ったことを覚えていたみたい。
自分でもそうじゃないかなあとは思っていたのだけれど、周りからもそう見えていたのかと、深く刺さった言葉。
でも、実際に私は日本にいる時からずっと普通of普通の人間だと思っていたのだけど、デンマークではよく知る友達にクレイジー枠に分類されてたし、それならそれで心地よい気もした。全く無理する必要がなかったからだろう。
そして、将来なりたい像があるのだけど今の自分も前よりも結構好きな気がする。周りにそれを認めてくれる人がたくさんいたことも大きい。いいことだ。恵まれたなぁ。


フォルケは夢のような期間で、終わった瞬間シャボン玉がぱちんとはじけてしまったように感じる、と言っていたひとがいた。実際に終わってみると、ああ、こういうことかああ、となっていた。
でも、でも。
パチンとはじけてしまったその残骸が私自身の中にずっしり、じんわりと、なにか大切なものが染みついて行っているような感覚があって。これはきっと自分の持っている大きな価値観がやっと、私のものになっていくようなものだったのかなと思う。
日本のステレオタイプに影響されて、こうであるべき、みたいなことが結構ガチっと決まっている部分が自分の中に元々あった。でもそれが、本来の自分の思うこと、価値観とは色々とずれているような気がずっとしていて、今回初めて数か月日本を離れることが出来たことでそれが明るみに出たのだと思う。地に足がついたような感覚。自分自身の思ったこと、感じたこと、大切なもの、に正直にいられた。と思う。
これはデンマークだからなのか、海外だからなのか、フォルケだからなのか。うーん。なんでだろう。後でここは考えてみようかな。でもきっと全部正解かも。
この感覚はどこにいても覚えていたい。

2022.12/26


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