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できないことが増えていく

今日は、2023年7月1日。
現在地はベトナムのホーチミン。
日本を出たのが6月10日だから、もう3週間ぐらい東南アジアにいるのかな。

なんとなくずっと憧れていた海外。
海外の何に惹かれていたのか、
海外に何を求めているのか、
海外で何をしたいのか。
それは今もわからないまま。

来て良かったとは思う。
けど何が収穫だったかもまだわからない。

この3週間の間に何があったかは後日書くとして、今回のnoteは旅の最中の今、自分の中にあるものを残しておくために書こうと思う。
日本に戻った時には、また違った意味付けがされてしまう気がするから。

ダナン→バンコク

とりあえずよく感じるのは、
"できないこと"が増えていってること。

できることとできないことのラインがわかってきたって言い方の方が正しいかもしれない。

海外でのボランティアを楽しみたかった。
多少の汚い環境でも生きれると思ってた。
現地でホームステイ的なことしたかった。
リアルな生活を味わいたかった。
ホステルで会った人とかとも仲良くなりたかった。
限界旅してみたかった。

でも、できなかった。

ボランティア先ではパニックを起こし1日半でギブアップ。
ホステルではひたすら自分のベッドにこもる。
疲れちゃって1日数時間しか活動できない。
それなのに体調も崩して数日動けなかった。
勇気が出なくて、お金かけて安全で確実な選択ばかり。
現地のリアルなんて何もわかりゃしない。
そもそも現地に来てみてやりたいことが思い浮かばない。

なんかもう、何しに来たの??て感じ。
そうか自分はそうなのね、ていうだけだからそんなに悲観的になってるわけでもないけども。

もちろん、"できること"もあった。

自分で計画立てて飛行機とって宿もとれた。
空港とか宿での最低限のコミュニケーションもとれるから、問題なく旅はできてる。
ツアーで一緒になった外国人とは、話しかけられればだけど英語である程度のおしゃべりができた。
まじで一瞬だったけど、カンボジアの子どもたちとのコミュニケーションも楽しめたし、同世代の先生たちともだいぶ話した。
ボランティアをギブアップするときも、自分のキャパを超えてることを自覚してちゃんと伝えることができた。

これは、怖くて仕方がないながらも海外旅という冒険にトライしてみたからこそわかったこと。

でもやっぱり、できないことが悲しかったり悔しかったりする。
物理的には可能で、スキルが必要なわけでもなく、一見気持ちひとつの問題だったりするから。実際はその気持ちというのがとても大きくてどうにもできないのだけど。
私は私のペースで、私なりの等身大のやり方で。ってひたすらに言い聞かせる日々。

ただ、なぜか毎日のように涙が出てくる。
なんなんだろうね。
悔し涙も嬉し涙もあった。
でも意味がわからない涙の多いこと。
不思議。

ボランティア先の先生たちと食べたスナック。

日本を出発する前、現地の治安や衛生環境については少し調べてきた。
初めましての人を信用しちゃいけないんだ、ていうのが頭にインプットされた。
今まで語学研修だの湿地交流だので海外に行かせてもらったときは、「ぜっったいに1人で行動してはいけません」と口酸っぱく言われていた。
海外は怖いもの。そんなイメージが染み込んでいた。

そんな状態で来たもんだから、
私はシャーって毛を逆立てて警戒してる猫のようだったと思う。笑

実際に接してみれば、優しい人がたくさんいた。
現地でいろんな人に助けてもらった。

完全に警戒を解いたわけじゃないけど、
だんだんと世界への緊張が緩んできた感じがしている。

なんとなく東南アジアの空間に慣れてきた気もする。
最初の数日は、目に映るもの、匂い、音、肌で感じる気温と湿度、全てが新しくて、夢の中にいるような感覚だった。それだけで既に半分パニックだった。
今はそれらにも慣れ、よくわからん人に声かけられることにも、ちょいちょい起きるトラブルにも慣れてきた。

あ、あと、英語が通じることの安心感をめちゃくちゃ実感してる。
英語で接客できるようになろって思った。
初めて、英語を勉強する明確な目標ができた。
これはひとつの収穫かもしれない。

とりあえず今日のところはここまでで。
この経験が、わたしの中でどんな種になるのだろうか。

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