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偽の宇宙と本物の宇宙



【本物と偽物の違い】



4月に、世界初の宇宙空間で撮影された映画「チャレンジ」が、ロシアで劇場公開されたそうだ。これは、国際宇宙ステーションで胸部にケガをした宇宙飛行士を無事に地上に還すために、外科医の女性が宇宙ステーションに送られるという話で、無重力下での作業場面を撮影するために、2年前に役者さんと撮影の人が、ソユーズに乗って10日ほど宇宙ステーションに行ったそうだ。この映画の3分ほどのトレイラーを見たのだけれど、CGでもスタジオ撮影でもない生の映像だった。それを見て、本物の映像とはこんなに美しいものかと、何だかハッとさせられるものがあった。

私たちは、あまりにもCGやスタジオ撮影で作り出された虚構の映像に慣らされていて、映画とはそういうものだと思ってきたようなところがある。そればかりか、ニュース番組など、現実のものとして見せられる映像さえもが、実はCGやスタジオ撮影で作られていたりするのだ。私たちは、虚構の映像を現実だと長いこと思い込んできた。それで、本物の生の現実がどんな風に見えるものなのかも、わからなくなってしまっていたのかもしれない。

私たちは、そうしたCGやスタジオ撮影で、残虐なシーンやグロテスクな映像をさんざん見せられてきた。映画であれ、現実として放映されるニュース番組やドキュメンタリーでもだ。そして、そういうものが現実の世界なように思い込んできた。しかし、そういう映像はやはり単純にできすぎていて、現実の世界の複雑で多極的、多層的な全体性を表してはいない。

どんなに巧妙にできていても、AIで作り出される人物には、生命エネルギーといったものが感じられない。生命とは、絶えずバランスを取ろうとする、非常に多極的なネットワークのようなものなのだ。その動きは、理屈で考え出せるようなものではない。利害や思想だけで動くようなものでもない。多次元的な意識が同時に動いて、バランスを取るように共同で動いていくようなところがある。これは、プログラムでできるようなものでは決してない。

CGやスタジオ撮影が作り出す虚構の現実を四六時中見せられているうちに、私たちは現実の持つそうした多層的なバランス感覚を忘れてしまうのかもしれない。パンデミックの現実として一時期メディアで毎日流されていた映像では、人間はまるで何の抵抗力も持っていないロボットのように表わされていた。映画の暴力シーンで、人形のようにバタバタと死んでいく人間のようにだ。現実の命を持った存在は、あんなゲームのコマみたいに倒れるものではない。生命の力とは、もっとずっと複雑で強い柔軟性を持っているものだ。

この頃はハリウッド映画に限らず、どの映画も残虐なシーンやグロテスクな映像が増えていて、本物の現実の持つ深さ美しさが見られるものがなくなってきている。映画もグローバリストたちに操作されていて、人々を現実から乖離させ、本来の力から切り離してしまうように作られている。それによって、思うように支配できるような心理状態にしてしまうことができるからなのだ。だんだんそんな作品ばかりになってきて、映画を見ることも少なくなっていた。それほど長くはない映画の歴史も、もう終わりなのかとさえ思っていた。

だけど、「チャレンジ」のトレイラーを見て、映画とは、本来こういうものであるべきだというのを思い出したのだ。映画とは、現実から乖離させ、現実への違和感を増すようなものではなく、現実の世界の美しさを見せるものであるべきなのだと。これまでの映画は、グローバリストたちに操作されていたから、グロテスクで退屈なものになってしまっていただけだった。グローバリストたちに支配されていないところでは、映画も本来のあり方で進化していけるのだということを、この映画は示しているように思えた。

この頃では、NASAの宇宙計画も実はスタジオ撮影で作り出された虚構のものだったことが表に出てきたりしているけれど、その一方で、ロシアでは本当に宇宙空間に行って、映画を撮ってきてしまったのだ。映画監督のスタンリー・キューブリックは、アポロ計画はスタジオ撮影で作ったものだったと告白していたそうだし、無人ロケットが火星に到着したというのも、どこかの砂漠で撮ったものをCGでそれらしく見せているのだという話もあった。NASAの宇宙計画は実は多くが見せかけだったというのだ。それで私たちは、宇宙の映像というと、どこの砂漠で撮ったものだろうとかまず思うようになり、重力が少ないところではあり得ない砂の飛び方なんかを観察していたりする。それは、月だとか火星だとか言われている映像に、やはり何かしら現実の持つ複雑さや多層的なところが感じられないからなのだと思う。

ところで、「チャレンジ」の宇宙空間の画像には、そんな疑いなどすべて吹き飛んでしまうようなリアルさがあるのだ。ほんの短い画像でも、宇宙空間とはこういうところなのだということを、すみずみまで行き渡るように見せてくれるようなところがある。それと比べたら、これまで宇宙の映像として見せられてきたものがたちまち薄っぺらく見えてくる。高度な技術を使って作ったハリウッド映画の映像も、まるきり安っぽいものに思えてくる。これこそは、現実というものの幅広さであり、奥行きの深さなのだ。そうしたものを目にしたとき、どんなに巧妙に作られた虚構も、やはり薄っぺらい見せかけのものにすぎなかったことがわかってしまう。

その一方で、相変わらずロシアについては嘘ばかりが報道されている。スーダンで紛争が起こったら、ロシアの傭兵部隊ワグナーが紛争を起こしていると言っているというので、私はかなりびっくりした。この頃ずっとドイツ語で入ってくるタス通信とかRTとかロシアのニュースを追っていたのだけれど、そんなことは一言も言っていなかったからだ。ウクライナでのワグナーの状況についても逐一情報が入ってきているけれど、スーダンなんかに行っている場合だとはとても思えない。それで調べてみると、ワグナーもスーダンも、そうした事実はないと否定していると、ロイターが書いているのを発見した。どうも実のところは、何の根拠もない話のようだ。

それでも、メディアで繰り返し言っていると、人々は本当だと信じてしまうのだ。ロシアがウクライナに軍事介入を始めてから、西側メディアは何の根拠もないことをまことしやかに報道するのだということがよくわかった。スーダンも、アメリカのバイオラブがあるとかいう話があり、どうもウクライナと似たような話らしいのだ。アメリカ政府は、何か隠したいものがあるときには、ロシアのせいにすることにしているらしい。何の根拠もない上、筋も通っていないのに、それでもメディアで繰り返し言っていると、あたかもそういう事実があるように思い込んでしまう。テレビが普及してからのこの何十年間、いったい私たちはどれだけ作られた虚構を信じさせられてきたのだろう?

イギリスの劣化ウラン弾は、さんざん警告されていたのに、やはりウクライナに送られてしまったらしい。それで今、ウクライナでアメリカが放射線センサーのネットワークを設置しているというのだ。アメリカは、ロシアが核兵器を使うことはないとよくよく知っていながら、ロシアが核兵器を使う使うと宣伝してきた。それで今、ウクライナ軍に劣化ウラン弾を使わせておいて、ロシアが核兵器を使ったと騒ぎ立てるつもりでいるらしい。

ウクライナのことでも、ロシアからやってくる映像は、まったくごまかしのない生の現実がある。西側諸国に難民として行っているウクライナ人たちが、ロシアの残虐行為という虚構の話を大げさに語っている一方で、ドンバスの戦闘地域に今でも生活している人たちがいる。そこには、そんな大げさな話も感情的な身振りもない。実に淡々とした厳しい現実があり、自分の土地に住み続けるという一人一人の選択がある。それを見ていると、ワグナーがスーダンに行っているとか、ロシアが核兵器を使おうとしているなんていう話は、まったくあり得ないことがよくわかる。この人たちは、そんな安っぽい現実を生きているのではないことが、はっきりとわかるからだ。

ガスパイプライン、ノルド・ストリームの爆破については、アメリカのジャーナリスト、シーモア・ハーシュが、バイデン政権が指示したという調査を発表してから、実はウクライナのグループの犯行だとアメリカとドイツのメディアが同時に言い出していた。それも、まったく何の根拠もないような作り話なのだ。犯行に使ったのがバカンス用のレンタルヨットだというので、世界中で大笑いしていた人が大勢いた。小型ヨットではやはりあまりにも嘘っぽいと思ったのか、あれからあまり言わなくなってしまったけれど、すると今度は、爆破された海域で、小型潜水艦つきのロシアの軍艦が目撃されていたということが、今になってわかったとドイツのメディアが報道していた。小型ヨットじゃやっぱり誰も信じないというので、今度はロシアの潜水艦だということにしたのだろうか? その海域は、NATOも厳重に監視しているのに、ロシアの軍艦が通ったのを、今まで見逃しているわけがない。しかも、それをデンマーク海軍が見ていて、写真に撮っていたといって、その画像が証拠写真として出されていた。

これについては、もうSNSでジョークが出始めていて、ロシアの軍艦の写真が出るまでに7ヶ月もかかったなんて、フォトショップの使い方を覚えるのにそんなにかかったのか、と書いてあり、コンピュータの画面で、物を右や左に移動させている動画が拡散されていた。小型のレンタルヨットでやったという話に死ぬほど笑っていた人たちは、今度も大笑いするだろう。これまで何十年も、筋も通らないような話を現実だと信じ込まされて、私たちは何が現実なのかが定かでないような世界で生きさせられてきた。だけど、本物がどんな風なのかがわかってしまったら、これまで信じてきた虚構も、爆笑してしまうばかりだ。これこそは本物が持つ力なのだ。本物を見てしまったら、でっち上げられた虚構の嘘くささは、もう鼻についてしまう。

水瓶座の時代に入ったからなのか、今までずっと現実と思ってきたものが、実は意図的に作られ広められていた嘘にすぎなかったことが、殻がはがれるように表に出てきている。そして、その下から現実の世界が現れてくるとき、現実というものは、本当はこんな風に複雑で奥深いものだったということを、私たちは思い出すのだ。これまでの古い世界が崩壊していくときに、新しい世界が生まれてくるのは、おそらくはこの現実の感覚からなのだろう。


映画「チャンレンジ」の宇宙ステーションの場面

映画「チャレンジ」のトレイラー


2023年4月30日



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【本当に宇宙に行ったのは誰なのか?】



世界で初めての宇宙空間で撮った映画「チャレンジ」が、4月にロシアで劇場公開が始まって、3分ほどのトレイラーが拡散されていた。国際宇宙ステーションを舞台にした映画を、CGやスタジオ撮影ではなく、現実に宇宙ステーションで撮影する計画は、トム・クルーズも考えていたので、2年前に世界初の宇宙ロケをロシアのチームが行なったときは、アメリカの反応は「ロシアに先を越された」というものだった。それに対してロシアの撮影チームは、「映画はスポーツじゃありません。私たちは、アメリカのチームと同時に宇宙ステーションで映画撮影できたら、いろいろ交流できてよかったと思っていました」と言っていたそうだ。

アメリカにとっては、宇宙開発は、最初からロシアとどっちが勝つかの競争だった。どっちが先に地球軌道に達するのか、どっちが先に有人飛行に成功するのか、どっちが先に月に行くのか。最初にロシアが初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したとき、アメリカは激しいショックに陥ったのだそうだ。これが1957年のことだった。アメリカにとっては、これは国際的なアメリカの優位が傷つけられるできごとだった。それで、これを何とか挽回しなければというので設立されたのが、NASAだったそうだ。

1961年にケネディが大統領になった年に、ロシアは初の有人地球軌道周回を成功させた。それで、ケネディは60年代の間に月面着陸を実現させると宣言した。当時アメリカは、地球軌道に人を送ることもできていなかったのに、人を月に行かせると言ったのだ。月に興味があったわけではなくて、単にソ連に対する優位を示す必要があったということだ。

ケネディが宣言した通り、1969年にNASAはアポロ11号で世界初の月面着陸に成功したというのだけれど、これがのちにスタジオ撮影を使った演出だったことを、映画監督のスタンリー・キューブリックが死の直前に告白したヴィデオが公開されたりして、月面着陸が事実なのかどうかについて、いろんなことが言われるようになった。

当時は、宇宙空間からの映像などは他にはほとんどなかったから、これが月面だと言われたら、そうなんだろうと思うしかない。だけど今、宇宙空間からの映像がいろいろ出ているのを見ると、アポロ11号の月面着陸の映像は、やはり地上で撮られたもののように思える。それに、アメリカにとって月に行く主な目的が、ソ連に対して優位を示すというだけならば、実際に月に行く必要もないわけだ。ただ、アメリカが月面着陸を成功させたと、世界中が信じるようにすればいいだけのことなのだ。

一年前にウクライナの内戦にロシアが軍事介入を始めたときから、アメリカ政府とメディアが一緒になって、まるきり事実と逆なことを演出するということが、よくわかった。それでほとんどの人々は、メディアが見せているものが現実だと思い込んでしまうのだ。そうしたことは、今に始まったことではなく、アポロ計画のときに始まったことでもなく、100年前くらいにはもうやっていたことだった。ただ当時は、映像ではなくて、新聞だけだったから、捏造するのはずっと容易だったわけだ。

しかし私は、月面着陸が事実でないかどうかについて、それほどこだわっていたわけでもなかった。映画「チャレンジ」について書いた投稿のスレッドに、月面着陸がフェイクだったとか言っているのはおかしいんじゃないのかとコメントを書き込んできた人がいたので、私が思っていることを返信したのだ。するとその人は、ファクトチェックの記事のリンクを貼りつけてきて、フェイクだとか言っているのは、フラットアースを信じるのと同じだと書き込んできた。何を言っても、まるきり見解が変わらなくて、しまいに陰謀論者だとか危険人物だとか非難してきたのでブロックしたけれど、どうも情報工作のバイトをしている人だったらしい。

その人とやり取りしていて、その人が月面着陸が事実である理由として挙げている説明が、あまりにも安っぽいものだったので、こんな理由しか挙げられないのなら、月面着陸がフェイクだというのは本当だったんだなと逆に納得してしまった。ファクトチェックというのは、いわゆる反論のための反論みたいなやつで、専門知識のない人が書いていることが多い。ある一点についてだけフェイクじゃない理由を書いていて、全体性というものを無視しているので、突っ込みどころ満載みたいな説明になっていたりする。

月面着陸がフェイクだった理由の中で、私にとって決定的だったのは、月面を離陸するロケットを月面に置いていったカメラから撮影している映像で、上へ上へと上がっていくロケットをカメラが追ってアングルが変わっていくということだった。それについてのファクトチェックの説明は、カメラには自動ズームが搭載されていたのだというものだった。1970年代でも、コンピュータといったらまだ戸棚みたいな大きさだったのに、どうして自動ズームなんていうものをNASAが持っていたのかわからない。もしそんなものがあったのなら、月面着陸と同じくらいの快挙だと思う。そんなすごいものを、どうして今まで言わなかったのだろう? しかも、それをわざわざ月にまで持っていって、月に置いていったというのだ。ただ離陸するロケットを撮影するだけの目的で。

自動ズームというのに、私はもう大笑いしていたのだけれど、その次に「どうしてアングルが変わっていくのか?」について、「上昇するロケットの角度を計算して、カメラが傾くようにしてあった」と説明しているのを見て、もう死ぬほど笑ってしまった。人類初の月面着陸で、ロケットが本当に月軌道に上がるかどうかもわかってないのに、それを計算してカメラにそういうしかけが作ってあったというのだ。もしそうならば、計算したまったくその通りにロケットが上がったということ自体、すごい成功なはずなのに、それを今まで自慢しなかったのは何故なのだろう?これについても、誰かが突っ込んだら、ファクトチェッカーは、何らかの説明を思いつくのに違いない。だけど、突っ込めば突っ込むほど、返答は爆笑ものになっていくのに違いない。

そんなことがあったので、私はアポロ計画は本当にフェイクなんだなと納得して、一体どこまで本当でどこまで嘘なのか調べてみようと、NASAの宇宙計画の映像をあれこれと見ていたのだ。すると驚いたことに、どれもこれもフェイクっぽい映像ばかりだった。宇宙空間の映像では、何とかして無重力を表現しようとするわけだけれど、それがワイヤーかなんかで釣っている感じの映像ばかりなのだ。ソユーズでロシアの国際宇宙ステーションに行った人たちの映像では、まるで水中にいるようななめらかな流れるような動きがあるのに、NASAの映像では浮いているように見せてはいても、やっぱり重力が一方向にかかっているのが見て取れる。

まさかと思ったけれど、どの映像を見ても、皆そうだった。スペースシャトルもクルードラゴンも、どれもフェイクのような映像ばかりだった。ソユーズからいろいろな画像が出てきて突っ込まれるからか、女性の髪をバラけさせてみたり、斜めに飛んでいく人を出してみたり、あれこれしているのだけれど、やっぱり重力が一方向にかかっている。無重力環境に一週間もいると、地上に還ったときに筋肉に力が入らなくて、立てない状態になるのだけれど、スペースシャトルから出てきた人たちは、普通に歩いていた。あとで、あれはおかしいと言われたのか、地上クルーがリクライニングチェアを用意して乗組員を担ぎ出すように変わったのだけれど、担がれている人の身体が、筋肉に力が入らずにぐたっとなっている人の動きじゃない。ソユーズから出てくる人たちは、本当に全身マヒの人みたいにグタっとなった状態で担がれていて、椅子に座ったあとも、頭を上げることもできない様子なのに、スペースシャトルから出てくる人は、そういう感じではないのだ。それに、中に本当に人がいるのか宇宙服だけなのかよくわからないような撮り方しかしていない映像も多かった。

何よりも、宇宙飛行士として出てくる人たちの振る舞いや言動が、宇宙飛行みたいな特別な経験をさせてもらっている人のものだと思えない。飛行機で地上一万メートルの高さに上がっただけだって、何かしら日常とは違う気分になるものだ。何かしら、人間の知性を超えた世界があるというような、ある種の崇高な世界があるという感覚があり、寡黙になったり考え深い表情になったりする。実際、ソユーズに乗って宇宙ステーション行った人たちは、皆そんな風な感じになっている。だけど、NASAの映像では、宇宙飛行士たちが妙に地上的なはしゃぎ方をしている。まるでどこかのバーではしゃいででもいるような調子なので、これがもし本当に宇宙ステーションなのだとしたら、この人たちは一体何しにそんなところまで行ったのかと思う。

宇宙飛行士たちがフェイクを演じているのだとすれば、それなりのお金をもらって、演技をしている人たちだということになる。それなりに演技もできて、お金のために嘘をつく用意がある人なわけだ。NASAの映像に出てくる人の多くは、まさしくそういう人のようなオーラを放っている。本当の宇宙ステーションに行っている人たちは、危険を冒しても宇宙空間へ行こうという、ある程度の肚のある冒険者たちなわけで、少なくともそういう人たちが放つオーラとは、まったく違うものだということは言える。

それに対して、カザフスタンの基地から出発しているソユーズの映像は、本物の無重力、本物の宇宙がどんなものなのかを見せてくれる。地球軌道に行くということがどういうことなのか、それがどういう冒険なのかを、感じさせてくれる。国際宇宙ステーションの窓から見える地球は、長距離ジェットで一万メートル上空から見た地球よりも、さらに宇宙的な感覚がする映像で、人間の知識やお金や勢力関係の計算みたいなものが、すべて消えてしまうような次元が存在することを感じさせてくれる。飛行機の国際線でも、空の上には国境がないということを感じさせてくれるけれど、宇宙ステーションからの映像はそれをさらに強くしたような感覚がある。

そういうところでは、どっちが先だったとか、どっちが勝ったとか、そういう思考がもう意味を失ってしまうのだろうと思う。地球軌道の無重力下では、上も下もない世界というものが、現実として存在するのがわかる。下というのは、地球の重力が働く方向にすぎず、上というのは地球の重力圏から遠ざかるということにすぎない。そして、地球の重力が何をすべて可能にしてくれるのかを知り、私たちが何よりも地球人同士なのだということを、理屈ではなく身体で感じることができるのじゃないかという気がする。

ロシアは、宇宙開発を軍事目的に使うことを禁止する国際協定を作ることを提案していて、国連でほぼすべての国が賛成していたのに、アメリカが拒否権を発動したために、可決しなかったのだそうだ。アメリカ政府にとっては、宇宙開発は何よりも軍事力なのだ。人工衛星を使って敵の状況を偵察したり、衛星を通じて通信し合う手段を持っていることで、軍事力で優位に立つことができる。アメリカが軍事力で優位に立てば、アメリカに仮想敵国扱いされているロシアは、対抗するしかないわけで、それで宇宙開発が競争になっているという現状があるらしい。

今、ロシアはNASAとの共同での国際宇宙ステーションから離れて、独自のステーションを作ると言っている。表向きの理由は、ステーションのメンテナンスに労力が取られすぎるからということなのだけれど、その裏には、NASAと一緒のときに、宇宙船に穴を開けられていたりといったおかしなことが起こったかららしい。これについて調査した結果を、ロシアのロスコスモスは公表できないと言って、発表しなかったそうだ。その後、ロシアはNASAの飛行士をソユーズで宇宙ステーションに運ぶのをやめ、さらには国際宇宙ステーションから降りるということになった。

宇宙でも、BRICSと同じようなことが起こりつつあるということなのかもしれない。ロシアが独自の宇宙ステーションを作ったら、ロシアと平和的にやっていく国々が、新しい宇宙ステーションを共同で平和利用することになるのかもしれない。あるいは、アメリカが宇宙を軍事目的に使うことをやめるまで、最新の宇宙ステーションを使って、アメリカの衛星を無効化したりするのかもしれない。いずれにしても、スペースシャトルやクルードラゴンの映像を見るかぎり、ロシアが降りたあとで、アメリカが国際宇宙ステーションを維持できるとは思えない。これによって、アメリカの一極支配は、決定的に崩壊するのかもしれない。

それがいつになるのかはわからないけれど、そうなったら、宇宙ステーションは本当に多極的な共生と調和の場所になり、国境を超えて皆が地球人なのだという意識を発信する中心になるのかもしれない。軍事的な競争のために宇宙へ行こうとしている国は、結局のところ宇宙の次元には行き着けず、だから地球の外へも出られないのかもしれない。征服支配という次元で考えている国が宇宙空間を使えたら、とんでもなく危険なことになるわけだけれど、あるいはそうはならないように、宇宙はできているのかもしれない。


ソユーズの中

ソユーズで地球に帰還するところ

NASAの宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションの使い方を説明している動画。これは、ソユーズで移動していた頃のもの。本物の無重力状態で撮影しているのがわかる。

これは、クルードラゴンで国際宇宙ステーションに行った場面を撮っている動画。無重力ぽく見せているけれど、身体の重心が下向きになっているのがわかる。

これは、ソユーズで国際宇宙ステーションに行った場面を撮った動画。これは本物の無重力状態なのがわかる。

2023年5月4日




【ロシアの宇宙とアメリカの宇宙】


NASAの宇宙飛行の映像を見ると、ほとんどが地上で撮影されたもののように見えるということには、かなり驚かされる。まさかここまで大っぴらに嘘をつくはずがないから、やはりこれが本物なのだろうと、数年前までだったら思っていたのかもしれない。3年前に奇妙なパンデミックが始まって、それから一年前にウクライナの戦争のことが報道されるようになって、私たちは西側の政府とメディアはいくらでも大っぴらに嘘をつくのだということを知った。それで、NASAのフェイクっぽい映像を見て、それが何を意味するのかも、見て取ることができたのかもしれない。

つまるところ、現実に何が可能なのか、何があり得るのかということを、どこまで認められるかによって、どこまで現実を明確に見て取ることができるかが決まるのだ。テレビが嘘をつくわけがないと思っている人は、テレビが見せている現実の外を見ることができない。その人にとっては、テレビが見せる世界が、現実のすべてだということになる。それ以外のものは、存在しない。それはまるで、その人にとっては世界はドームに覆われていて、ドームの内側だけが現実だというかのようだ。その外側にも世界は存在するにしても、その人にとっては関係がない。だから、存在しないのも同じだということになる。

フラットアースの理論では、地球はドームに覆われた閉ざされた世界で、私たちが宇宙と思っているものは、ドームにすぎないということになっているらしい。だから、人間は大気圏の外に出ることができないし、月にも行けないということになる。これはかつて天動説と言われた理論と基本的に同じもので、地球の重力圏の外に世界があるということに興味を持たないのであれば、それで十分に機能する。天体の動きを観察して、時の流れを読み取ったり、占星術のようなことに使うこともできる。

地球は平らだから、人間は宇宙に行けないというのは、だから正しいとも言え、間違っているとも言える。地球が平らだから宇宙に行けないのではなく、宇宙に行けないと考えるから、地球は平らだということになるのだ。これは、どちらが正しいといった問題ではない。むしろ、どういう次元に生きるかという問題だと言える。

地球は丸い天体で、宇宙の中を巡っていると考えるとき、まったく違う次元が視界の中に入ってくる。地球の外に大きな世界が広がっているということが意識の中に入ってくる。そこでは上も下もなく、地球の引力の向きなのか、地球の引力から離れていく方向なのかの違いがあるだけだ。上とは、外にすぎない。そして外に出たときに、遥かに大きな世界が広がっている。

その世界に意識が向いたとき、私たちは天動説の外に出ることになる。つまり、フラットアースのドームを通り抜けて、その外に広がっている世界を見るのだ。それまで私たちは、どちらが上なのか下なのかで争っていたけれど、天動説の外に出たときに、上も下もなく、私たちはみんな地球人なのだという意識を持つ。地球外の世界に意識が開かれたときに、地球人意識というものが生まれるのだ。そのとき、地球人も宇宙人も、すべてどちらが上も下もない繋がりで繋がっていることを知る。天動説の意識では、地球外の存在たちは、「上の人たち」ということになるわけだけれど、地球の重力圏の外に意識が広がると、「上の人」ではなく「外の人」だということになる。だからそこには、ただ対等な関係があるだけだ。

何故今になって、地球が平らだという理論が出てきたのかわからないけれど、それはNASAのフェイク映像と奇妙にもリンクしているように思える。アポロ計画がスタジオ撮影されたフェイクだったという話を投稿に書いたら、それは嘘だとファクトチェックのリンクを貼りつけてきた人が、「フラットアースを信じているのか」と言ってきた。それを見て、フラットアースというのは、NASAが実際には宇宙に行っていなかったと言う人たちの信憑性を失くすために、そういう理論を流行らせているんじゃないかという気がした。つまり、「陰謀論」というのと同じだ。あることないことをごちゃまぜにして、おかしな話にして、人が信じないようにしているんじゃないかと思った。

しかし、NASAがスタジオ撮影で宇宙空間に行っているふりをしているのだとしたら、それこそはフラットアースの世界に生きている人たちのようだ。この人たちは、宇宙に行ってみようともしないで、どうせ宇宙に行けないと思って、行っているふりだけしている。何故そんなことをしているのかと言ったら、自分たちが宇宙技術で優位に立っていることを示したいからなのだ。上であることが重要な世界に生きていたら、地球の重力圏の外には出られない。そこにはもはや、上も下もない世界が広がっているのだから。

それは、お山の大将でいたいから、外の大きな世界には出ないというのとも似ているようだ。地元のチームではキャプテンでも、日本代表チームでは、皆が同じくらいの実力を持っている環境にさらされる。自分が優位だということにこだわっていたら、そういう環境ではやっていくことができない。自分が上か下かにこだわることを、一度手放す必要がある。そのプロセスを経ていくことができなければ、より大きな世界へは出ていけないのだ。

NASAの宇宙飛行の映像が、本当にどれもこれも皆フェイクのようなのには本当に驚くけれど、これがフェイクだということを認めたときに、本当の宇宙が開けてくる。地球の外の世界が意識に入ってくるのだ。そこにあるのは、選ばれた人たちの特別な体験ではなく、上も下もない大きな共生の意識だ。地球の世界を誰が支配するのか、誰が優位に立っていて、誰が従わされる側なのか、という世界に生きているかぎり、地球の重力圏を超えることができないのかもしれない。NASAに興味があるのは、「世界の一番上」にいることなのだ。そこから地上を監視する人工衛星だとか、上から支配するための装置だとかに興味がある。だから、NASAが実現できるのは、スパイ衛星の領域までなのかもしれない。その地位を独占できる領域までが、彼らの意識のおよぶ範囲であり、それを超えてしまうと、特権的な地位を失ってしまうから、それが恐いのかもしれない。

カナダのクリス・ハットフィールドという宇宙飛行士は、スペースシャトルの時代とそのあとのソユーズの時代の両方にまたがっている。彼が2012年から2013年にかけて、国際宇宙ステーションに長期滞在したときは、NASAは独自のロケットを持たず、ソユーズで宇宙飛行士たちをステーションに運んでもらう契約を結んでいて、その頃の映像は、たしかに無重力で撮っている本物の映像のようだ。それ以前に、彼は1995年と2001年に国際宇宙ステーションに行っていることになっていて、そのときはスペースシャトルで行っているのだけれど、そのときの映像を見ると、やっぱりフェイクのように思える。

どうしてこういうことになったのかよくわからないけれど、とにかくこの人は、最初はフェイク映像の役者として登場したのに、その後ソユーズに乗って本当に国際宇宙ステーションに行っているのだ。その両方の映像を比べてみると、実に興味深いことがわかる。フェイクらしい映像の彼と、本物らしい映像の彼とでは、顔つきがまるで違うし、発しているオーラがまったく違うのだ。フェイクらしい映像の中の彼は、相手に印象を与えようとしているのが感じられる。だけど、本物の宇宙ステーションにいるときの彼は、何だか謙虚な感じになっていて、人に印象を与えようとしている様子がない。その代わり、自然に存在感を発している。

この人はミュージシャンでもあって、1995年のときも2013年のときにも、ギターを持ち込んでステーションの中で弾いている。だけど、1995年のときの映像はモヤモヤとしていて、本当に宇宙ステーションなのかどうもわからない。何か特別なことをしているということを見せているのだけれど、何だってわざわざ宇宙ステーションまで行って、そんなことをしなくちゃいけないのかと思わせるようなものがある。それが、2013年の動画では、同じことをしているのに、まったく違う印象がある。地球が見える窓の下でデヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」を歌っているのだけれど、そこには、宇宙空間で歌を歌っているということの深さ大きさみたいなものが、透けて見えるのだ。このときの彼の表情は、宇宙空間でスペース・オディティを歌わせてもらえているということに深い感謝の念を感じているような謙虚さがある。この表情は、決して演じてできるようなものではない。

こうした違いは、ソユーズの宇宙飛行士たちの本物の映像とスペースシャトルのフェイクの映像でも、同じものが見られる。本当の宇宙空間に行く経験をした人は、もう自分がどう見られるのか、上なのか下なのか、という次元ではないところに行ってしまうのかもしれない。だからある意味、宇宙空間に行くとは、自分が上なのか下なのかの次元に生きる天動説の殻から脱皮してしまうような体験なのかもしれない。

ところで、ソユーズの映像はほとんどすべてが本物のようなのだけれど、一つだけフェイクに見える映像があったのだ。それは、1975年のアポロとソユーズのドッキングの映像だった。アポロの月面着陸がフェイクだったとわかり、そのあとのスペースシャトルもフェイクばかりなのを見たら、NASAはどうやら有人飛行などできないらしいということが見えてきてしまうのだけれど、それならあのドッキングは何だったのだろうと思った。ソ連の宇宙飛行士が、宇宙空間でアメリカの宇宙飛行士に出会っているのだから、アポロは人を乗せて宇宙空間に行き着いたことになる。それまでフェイクしかないのに、どうして急に飛べるようになったのだろう? それで確かめてみようと思って、当時の映像を見てみたら、それがどうもフェイクのようだった。ソユーズの宇宙空間での人の動きは何度も見ていたから、もうわかる。ドッキングのときのソユーズの飛行士たちは、はっきりと重力が下に向いているのがわかった。これはソユーズでは、唯一見つけたフェイク映像だった。

そのドッキング計画は、アメリカとソ連の飛行士が宇宙空間で手を結ぶことで、宇宙開発競争をやめるという意味があった。ドッキングが成功して、アメリカとソ連の飛行士が記念品を贈り合い、握手した。ところで、この映像がフェイクだったとすると、ソ連はアポロが有人飛行ができないということを知った上で、一緒に演じたということになる。

このドッキングが行われたのは、フォード大統領の時だったけれど、米ソの間でこの計画が調印されたのは、ニクソン大統領の時のことだった。ニクソン大統領は冷戦をやめようとして、米軍基地を世界中から引き揚げようとしていた。1972年といったら、ニクソン大統領が中国を訪問した年だ。これにより、米中の敵対関係は終わり、チベットや台湾への軍事支援が終わって、紛争もなくなった。その同じ年に、アポロとソユーズのドッキング計画が調印されたのだ。

だから、あのドッキングは、宇宙事業というよりも、政治的なパフォーマンスだったのだろう。そして、そういうことであればと、ロシアは一緒にフェイクを演じることにしたのじゃないかという気がする。アポロが宇宙に飛べないことも知った上で、あたかも共に飛んだかのように世界に見せて、それで争いを治めようとしたのだ。

アメリカは優位に立つためにフェイク映像を作るけれど、ロシアは平和と協調のためにならとフェイクを演じるのだ。これはまさに、本当に宇宙に行けている国と行けていない国の違いそのものだという気がする。支配争いは、上と下がある地球上の次元にだけあるものなのだ。地球の重力圏を超えていくには、上下にこだわる意識を手放さなければならないし、手放すことができなかったら、地球の重力圏を超えていくことはできない。アメリカ政府を操っている金融資本家たちが、ロシアを追い詰めたために、ロシアは地球の重力圏を超えて、宇宙空間まで出ていってしまったのだ。上であろうとしたからではない。それで今、そのロシアがアメリカ政府の支配から世界中を解放して、多極的な世界を作ろうとしているのだ。これもまた、上であろうとしたからではなくて、単に追い詰められたからのことだった。

カナダの宇宙飛行士クリス・ハッドフィールドの国際宇宙ステーションで歌う「スペース・オディティ」2013年5月


アポロとソユーズのドッキング 1995年

2023年5月6日


【アメリカの嘘とどうつきあうか?】



何の話のときだったか忘れたけれど、ロシア大統領プーチンが、オリバー・ストーンにインタビューを受けるドキュメンタリー映画で、「アメリカの嘘にはもう慣れたよ」と言っていたのを思い出した。オリバー・ストーンは、アメリカとロシアの関係のことで質問していたのだけれど、あのインタビューは2015年から2017年にかけてのことだったから、ウクライナのこととかミンスク合意の話だったかもしれない。

2014年にキエフで「マイダン革命」が起こって、クーデター的に親米政権に移行したあと、ロシア系住民への弾圧が始まった。それで独立を望んだ東部のドンバス地方が、ウクライナ軍の攻撃に遭うことになった。クリミア半島は、住民投票でロシア併合を決め、ロシア政府がそれを認めたのだけれど、そのためにクリミアでウクライナ軍とロシア軍が衝突することになった。あのときは、それでロシアがクリミア半島を併合し、やはりロシア併合を望んでいたドンバス地方を支援する態勢になっていた。そのとき、ドイツ、フランスが仲介に入って、ミンスク合意が交わされ、ウクライナ政府軍はドンバスから引き揚げ、ドンバスの独立を認めるということで、ロシアは軍を引き揚げた。ところが、ウクライナ政府軍はドンバスを攻撃し続け、ドイツもフランスもウクライナ政府を止めようとしなかった。それどころか、NATOがウクライナに駐留して、ウクライナ軍を養成していたのだ。そもそもマイダン革命も、本当の革命ではなくて、アメリカ国務省が資金を出して組織したクーデターだった。アメリカ政府は、ロシアをまわりから弱体化する目的で、周辺の国をそういう暴力的なやり方で、親米派の政権に入れ換えていたのだ。

ロシアの政治を引き受けるとは、アメリカ政府のこういう嘘まみれの攻撃への対処を引き受けるということでもある。1990年頃にソビエト連邦が崩壊して、ロシアは西側資本に腐敗させられて、ボロボロの状態になっていた。エリツィン政権は腐敗して、何もかも西側資本に売り払ってしまったような状態だった。それをプーチン大統領が引き受けて、腐敗を一掃し、ロシア経済を建て直したわけなのだ。しかし彼は、嘘を暴き、責任を追究することで、腐敗を一掃したのではなかった。これまでのことはいいから、明日から政治家を買収するのをやめ、会計を明らかにして税金を払うようにと言ったのだ。8割がたの企業家はそれに従った。残りの2割ほどの企業だけ腐敗を追究し、追放すればよかった。それで、プーチン大統領は驚く速さでロシア経済を建て直すことに成功したのだ。

アメリカ政府の嘘を真正面から暴露するのではなく、何とかつきあいつつ、うまく立ち回るというような技が、ロシアの政治には必要なことらしい。それは、戦後の世界を牛耳ってきたアメリカ中央情報局のやり方が、徹底したプロパガンダ作戦だということを考えても、理解できる。正面からまともに嘘と戦っても、勝ち目はないのだ。アメリカ政府の嘘とは、適当に合わせながらつきあっていくしかない。

オリバー・ストーンのインタビューでのプーチンは、平静とした様子で苦笑いを浮かべながら、「アメリカの嘘にはもう慣れたよ」とだけ言っていた。本来ならば、猛然と怒ってもいいような話なのにだ。プーチンのその平静さは、不正に対して腹を立てている人々にとっては、物足りないように思えたけれど、しかしそれくらいの鷹揚さを持ち合わせていなければ、ロシアの首脳は務まらないのだということが、ロシアのことを知れば知るほどわかってくる。

このプーチンのセリフを思い出したのは、NASAのフェイク映像のことをあれこれと調べていて、1975年に行われたアポロとソユーズのドッキングが、実はフェイクだったことに気がついたからだった。アポロ計画は、どうやらハリウッドと提携したフェイク作戦だったことがわかったのだけれど、それならばソ連とアメリカが宇宙空間で出会ったというあのドッキング計画は何だったのかと思った。あれは、ニクソン大統領政権下で取り決められたもので、米ソの宇宙開発競争を終わりにするための計画だった。それにより、宇宙開発では米ソは協力関係を結ぶことになったのだ。ところで、当時の映像を見ると、これは明らかに地上で撮影したものだ。地上のどこかで撮影した映像を、無線によるライブ配信として、NASAの宇宙基地の巨大画面で映し出し、それが世界中で放映されていたのだろう。

ソ連の宇宙飛行士たちは、そのアメリカとの共同のフェイク撮影につきあったのだ。ソ連の政府も、アポロが映像だけのものだったということを知りつつ、その一大イベントを一緒にやったのだ。そのことに気づいたとき、プーチンがインタビューで「アメリカの嘘にはもう慣れたよ」と苦笑いを浮かべながら言ったことを思い出した。それがどれだけのことを意味するのかが、透けて見えたような気がしたのだ。ロシアの大統領になるということは、まさにこうした「アメリカの嘘」を引き受けるということだったのだということが。

そのドッキングがアポロ計画の最後のものになり、その後、米ソ共同の国際宇宙ステーションが作られる。それからNASAはスペースシャトルで宇宙ステーションを往復していたことになっているのだけれど、スペースシャトルの映像のどれを見ても、フェイク映像のようにしか見えないから、実際に飛んではいなかったのだろう。NASAは資金だけ出して、ソ連が宇宙ステーションを打ち上げ、運営していたのだろうか? それでとにかく、アメリカは面目を保ち、世界的な影響力を維持し、ソ連はそれに合わせていたということになる。アメリカ最大のシンクタンクであるランド研究所は、ロシアは非常に平和的な国で、攻撃的になる可能性はほとんどない、という報告を出していたということなのだけれど、どうやらそれは今に始まったことではなかったのだろう。ソ連の時代から、アメリカの嘘を知りつつ、平和的な関係を保つためにとすべてを受け入れて、一緒に演じさえしていたような国なのだ。

2011年からは、アメリカはスペースシャトルをやめて、その後は2019年まで、ロシアがソユーズでNASAの宇宙飛行士たちを国際宇宙ステーションに運ぶという契約を結んだ。その時期のNASAの国際宇宙ステーションの映像は、スタジオ撮影ではない、本物の映像だ。ロシアは、NASAが地球軌道への有人飛行ができないことを知りつつ、NASAの飛行士たちを宇宙ステーションに運んでいたのだ。この時期、アメリカはロシアに経済制裁をかけていたけれど、宇宙ステーションだけはその対象外だった。世界中のあっちこっちでアメリカはロシアに敵対していたけれど、それでもロシアはNASAの飛行士を宇宙ステーションに運び続けていたのだ。

アメリカとロシアの間に結ばれたこの契約が、2019年以降延長されなかったことについては、ロシアは公式には言っていないけれど、2018年に奇妙な事件があったからだったらしい。そのとき国際宇宙ステーションには、NASAの飛行士たちも滞在していたのだけれど、ステーションの圧力が落ちていることがわかった。それで調べてみると、ソユーズの部分に何ヶ所か穴が開いていることが判明した。そのうちの一つが2ミリほど貫通していて、そこから空気が漏れていた。その穴はふさぐことができたのだけれど、どうしてこんな穴が開いたのかだ。外から来たものではないから、隕石などでできたものではないし、穴の形状からして、地球の重力圏ではなく、無重力下でできたものだという。内側からドリルで穴を開けたような形跡があるというのだ。

そのときは、ロシア側はロスコスモスが運営していたのだけれど、この原因については、公式の調査の結果が出るまでは発言しないとロスコスモスは言っていた。その後、調査の結果が出てから、原因はわかったけれど、非常に複雑な事情があるので、公表することはできないと言った。ロスコスモスは、2018年の終わりに、NASAの乗組員を国際宇宙ステーションに運ぶ役目は、契約が切れる2019年で終わる、と発表した。契約が延長されないということを言っただけで、どちらの希望でなのかとかははっきりさせていなかった。

その後は、NASAはクルードラゴンで国際宇宙ステーションに飛んでいることになっているのだけれど、この映像を見ると、やはりどれもフェイクにしか見えない。国際宇宙ステーションの映像もたくさん出ているけれど、どうやらどれもスタジオ撮影のようだ。だとすれば、NASAの飛行士たちは誰も国際宇宙ステーションには来ていないということになるのかもしれない。

そして2021年8月になって、2018年の宇宙ステーションに穴が開けられた事件について、そのときステーションにいた全員を嘘発見機で取り調べしたときに、NASAは乗組員の調査を拒否していたということを、ロシアのメディアが報道した。機内にあったドリルなどの道具を調べさせて欲しいという要請も、NASAは拒否したということだった。そのときに宇宙ステーションにいたNASAの飛行士の一人は、滞在中に精神的なブレークダウンを起こして、早期に帰還していたそうだ。

そのことからして、どうやらNASAがソユーズを落とそうとして、穴を開けさせていたらしいということが考えられる。穴が発見されたあとの2018年10月に、ロシア人一人とアメリカ人一人が乗ったソユーズが、地球へ帰還する際に墜落して、乗組員二人とも死亡するという事件があった。それがNASAの犯行と関係あるのかどうかはわからないけれど、NASAは何かの理由でロシアの宇宙技術に対する信頼を失わせる必要があったのかもしれない。ちょうどトランプ大統領のときで、トランプは世界中の米軍を引き揚げさせて、東西の緊張を緩めようとしていたから、アメリカの軍産複合体を操っている金融エリートたちは、ロシアとの関係を悪くさせるような事件を必要としていたのかもしれない。

しかし、ロシア政府はそうしたことは一切言わず、NASAの責任を追究することもなかった。ただ、その報道があった翌月の2021年9月に、ロスコスモスは国際宇宙ステーションから離脱して、独自の宇宙ステーションを作ることを発表した。

ロシアはアメリカと平和的な関係を保つためならば、宇宙飛行のフェイクを一緒にもやるし、宇宙空間に送り迎えもしてやるのだ。それで、アメリカが攻撃的になってきたら、なるべく騒ぎを起こさないように、うまいこと距離を取る。ロシアでは、それぞれが好きにやって、内々のことはたがいに干渉せず、受け入れるという伝統があるのだそうで、そういうやり方で、ロシアは超多民族国家を支えてきたのだそうだ。だから、アメリカとつきあうにも、嘘をついてるならついているで、それはアメリカの問題だから口は出さず、ただ自分の身に危険があるときだけ、適当に離れるというやり方をするのかもしれない。プーチンが「アメリカの嘘にはもう慣れたよ」と言いながら、苦笑いを浮かべていたのも、そういう伝統があればこそなのだろう。

アメリカが有人宇宙飛行を実現させることができず、フェイク映像を作り続けている一方で、ロシアは次々と宇宙へ行っていたのだ。それを考えると、悪というものにも意味があり、役割があるというあのことを思わずにはいられない。ロシアにとって、アメリカ政府はこれでもかというような悪どさを次々と突きつけてくる存在だったわけだ。そういう悪どさを相手にして、干渉せず、追究もせず、何とか平和な関係を作るために、ロシアは宇宙技術を発展させていった。その領域で、アメリカに支配力をふるわれないためにだ。そしてついに、ロシアはもはや征服支配のない領域まで世界を誘導していってしまうのかもしれない。

ロシアにとっては、それは主権を守るためにはそれ以外にないからなのだけれど、プーチンは「ロシアは世界に対する責任を意識している」とも言っていた。この征服支配の連鎖からなる長い歴史が、地球規模で終わるときがついに来ているのだ。そのために、人類は宇宙空間へまで行かなければならなかったのかもしれない。地上の重力圏が作り出す三次元の世界から、人類は一度出てみる必要があったのだ。ソユーズから送られてくる美しい宇宙空間の画像を見ると、やはり何だかそういう気がする。ピラミッド的な階層構造ではない世界が、地球の重力圏の外にはあ
るのだということを、人類は物理的に経験する必要があったのではないかという気がするのだ。


宇宙ステーション

2023年5月7日



【重力と無重力の違い】



ロシアの宇宙計画を請け負っているロスコスモスの元代表ドミトリ・ロゴジンは、数日前にアポロの月面着陸を疑うメッセージをテレグラムに書いていたそうだ。その話は、たちまち世界中のSNSで拡散されていた。

ロゴジンは、これまでにもアポロの月面着陸の情報を探していたけれど、それがまったく得られなかったと言っている。ただ、ロシアの宇宙飛行士アレクセイ・レオノフが、アメリカの宇宙飛行士とアポロの月面着陸について語っている本を渡されただけだったと。アレクセイ・レオノフは、ロシアの宇宙飛行士の中でも、アポロの月面着陸を公に認めている数少ないうちの一人だという。その人が認めているということしか、出せる証拠がなかったのだ。「ロシアの宇宙飛行士は、帰還してしばらくは立てない状態で、元に戻るまでにずいぶんかかっているのに、アポロの宇宙飛行士たちは、カプセルから元気よく飛び出している。それは私にとっては、見るに堪えないものがあった」とロゴジンは書いている。

ロゴジンがアポロの月面着陸を疑うような発言をしていると、NASAとの関係が悪くなるといって、文句の言われ続けだったそうだ。ロシアの政府関係者からも、国際関係を悪くするからやめて欲しいと電話がかかってきたりしたと言っていた。

NASAが月に行くような技術を当時持っていなかったというのは、ロシアでは誰もが思っていて、だけど言わないことにしているというようなことだったのかもしれない。それというのも、国際宇宙ステーションの映像をあれこれと見比べていると、スペースシャトルもクルードラゴンも宇宙ステーションへ行っているように見えないからだ。どれも地上のスタジオで撮影したもののように見える。ソユーズで飛んだロスコスモスの乗組員の映像は、本物のように見えるのに、NASAの宇宙基地から飛んだ人たちは、スタジオ撮影したような映像しかない。まさかと思ってあれこれ見てみたけれど、本当にどれもこれもがそうだった。

無重力で撮影したものなのか、地上のスタジオで無重力を演じているのかは、何よりも身体の重心のあり方でかなりはっきりわかる。本当の無重力の中にいる人は、背骨に身体の重心がかかっていない。それがあの独特のふわふわした浮遊感のある身体の動きになるのだ。たとえば、腕を上げたときも、地上の重力の中でなら、腕から肩、背中の筋肉に力が入り、重心が変わるので姿勢が微妙に変化する。だけど無重力では、それがない。

これは、かなり微細な違いではあるけれど、見慣れてくると、かなりはっきりとわかるようになる。太極拳とか武道とか踊りとかやっていて、身体の動きを意識することを知っていたら、わりと簡単に見分けられるんじゃないかと思う。物が落ちたとか、吊っている紐が見えたとか、そういうのもあるけれど、そういうことがなくても、身体の動きや姿勢で、演じられた無重力なのか本物の無重力なのかは区別がつく。無重力に見せかけるトリックはいろいろあるのだろうけれど、身体の動きばかりはごまかせるものではない。本当の無重力のときの身体の動きは、地上の重力下では、どうやっても出せないようなものがある。

スペースシャトルもクルードラゴンも宇宙ステーションに飛んでいないのだとすると、ロスコスモスの宇宙飛行士たちは、そのことをもちろん知っているはずなのだ。NASAでロケットを打ち上げていても、実際に宇宙ステーションには誰も来ていないということになるのだから。ところで、ロシアはそれを黙っていたばかりではなく、NASAが宇宙ステーションに人を送っているふりをしているのを、一緒に演じてさえいるようだ。ロシアとアメリカの宇宙飛行士が宇宙空間で最初に出会ったのは、1975年のアポロとソユーズのドッキングだったけれど、あのときの映像は地上の重力で撮影されていた。あのドッキング計画は、冷戦を終わりにしようとするニクソン大統領が、宇宙開発競争をやめようとして計画したものだった。ソ連はアメリカと協力関係を結ぶのを望んでいたから、それに応じて、一緒にフェイク映像を作ることになったのだと思う。

2021年に、ロシアが世界初の宇宙空間での映画撮影を行なったときにも、国際宇宙ステーションにはクルードラゴンで来ていたNASAの人たちが、7人くらいいたことになっている。このときの動画を見てみると、ソユーズが宇宙ステーションに到着したとき、ハッチが開いて、女優のユリア・ペレシルドと監督のクリム・シペンコが中から泳ぐように出てくる場面がある。これは、間違いなく本物の無重力で撮影されたものだ。だけど、そのあとでソユーズで到着した3人が並んで、地上からのインタビューを受けているとき、後ろにNASAの人たちが映っているのだけれど、それがどうも地上の重力のようなのだ。これは、どうということはない映像に見えるけれど、無重力の身体の動きが見分けられるようになっていると、とても奇妙な感じがする。まるで、前にいる3人と後ろにいる7人が、別の次元にいるかのようなのだ。その間に見えない境があって、世界が分かれているかのようだ。前の3人は、たしかに無重力の中でふわふわ浮いているのに、後ろの7人は身体が重そうに見える。

この動画を最初に見たときは、後ろの一人が、飛ぶように前に出てきて、また飛んで戻る場面があったのだけれど、次に見たときには、その部分は何故か消えていた。無重力なのを見せようとして、CGを使って作った場面だったのかもしれない。それが、よく見るとCGとわかってしまうような何かがあったのがわかって、あわてて消したのだろうか? その場面は、何だか違和感があったので、もう一度よく見て確かめようと思っていたら、消えてなくなっていたのだ。

この場面は、NASAが合成して作った映像なのだろうけれど、ロスコスモスも明らかに一緒に演じている。女優のユリア・ペレシルドが、「どんな気分ですか?」と聞かれて、「私たちはここに来たばかりで、すでにここに滞在している人たちが何人かいますけれど」と言って、うしろを振り返ったりしている。だけど、視線が後ろの人たちに合っていないし、後ろの人たちもそれに反応していない。ロスコスモスは、NASAの人たちが宇宙ステーションに来ているかのように、一緒に演技をしていたのだと思う。

そうやって、ロシアはNASAと一緒に演技をしていたのだけれど、2018年5月にロゴジンがロスコスモスの代表になって、アポロの月面着陸に彼が疑問を表す発言をするようになってから、NASAとの関係が変わることになったわけだ。国際関係が悪くなると文句を言われたというのは、たしかに当たっていたのかも知れない。その年の8月に、国際宇宙ステーションのソユーズの部分に穴が開けられて、圧力が下がるという事件が起きたのだ。そのときは、ロシアがまだNASAとの契約で宇宙飛行士をソユーズで運んでいたときのことで、実際にNASAの飛行士たちが滞在していた。そして、10月にはNASAの飛行士とロスコスモスの飛行士を乗せたソユーズが、打ち上げのあとで故障が起きて、地上に不時着するという事故が起きた。その頃ロゴジンは、2019年4月にNASAとの契約が切れたら、もうNASAの飛行士をソユーズでは運ばないと言っていた。

しかし、そのあとNASAがクルードラゴンで飛ぶようになってから、ロスコスモスとの交換プログラムというので、ロスコスモスの飛行士がクルードラゴンで飛び、NASAの飛行士が飛び、と乗員を交換するようになったというのだ。どうしてそんなことをする必要があるのかよくわからないのだけれど、その映像を比べてみると、やはりクルードラゴンの人たちは、地上のスタジオで撮影しているように見える。ロスコスモスの女性宇宙飛行士のアンナ・キキナは、ソユーズではなくクルードラゴンで飛ぶことになったというのだけれど、彼女が出てくる映像は、どれも地上のスタジオで撮影したもののように見える。ちょうど3月8日の国際女性デーの日に、ロスコスモスの宇宙飛行士二人が、宇宙ステーションから世界の女性たちにお祝いを言っているロシア語の動画があるのだけれど、そのときステーションにいたはずのアンナ・キキナは出てこない。それを見ても、宇宙ステーションにはやはり、ロスコスモスの宇宙飛行士しかいないのだろうと思える。

ところで、ロシアのジャーナリストのヴァレリー・ピヤキンが、2019年のインタビューで、アポロ11号が月に行っていないのは、ソ連がたしかに知っている歴史的事実だということを言っていた。それというのも、1969年に月に向かって打ち上げられたはずのロケットは、海に落ちていて、それを見つけて回収したのは、ソ連の海軍の船だったというのだ。ソ連は、何も言わずにそれをアメリカに返したのだけれど、それでアメリカに対して弱みが握れると思ったからだった。ソ連は、アメリカに仮想敵国にみなされるのではなくて、味方として対等に扱われることを期待していた。それが見事に裏切られたのに、ロシアは相変わらずアメリカの嘘を一緒に演じているのだと、ヴァレリー・ピヤキンは言っていた。

ピヤキンが、アポロが月に行っていないことの根拠として言っているもう一つのことは、アポロで持ち帰ってきたという月の石のことだ。ソ連は無人機を月に送っていて、月の石を何百グラムか採集している。これにはかなり強い放射能が検出されていて、しかも地上にはない特殊なパターンを示しているということだった。ソ連が採集した月の石は、世界中で分析されて、データが出ているのに、アポロの持ち帰った月の石は、地上にも存在するような成分だという。放射能に関するデータがないし、しかもこの石は多くが紛失してしまっていて、もう調べることができないというのだ。月面で撮影して持ち帰ったフィルムも、放射線を帯びているはずだけれど、それもなくなっていて、調べることができないということだった。

ロゴジンは、2021年9月には、国際宇宙ステーションから離脱して、独自の宇宙ステーションを作ると発表している。それは、NASAが月に行けてないのを隠していないと、ソユーズに穴開けられたりなんかするので、もうNASAなしで運営できるような態勢にしたいということなのだと思う。それもあって、ロゴジンはアメリカのメディアでもヴィキペディアでも、まるで極悪非道の人間みたいな言われ方をしている。ロゴジンは、2022年7月にロスコスモスの代表をやめて、別の人が代表になっているのだけれど、それもアメリカとの関係が悪くなりすぎるからとかいうようなことだたったのかもしれない。

しかし今、アメリカの覇権主義的な一極支配の世界も徐々に終わりになりつつある。NASAは月面着陸の嘘を隠そうとして、情報操作に投資しているようだけれど、これも西側諸国だけのことなのだと思う。ロスコスモスは、独自の国際宇宙ステーションを作り、月軌道にもステーションを作って、月面有人飛行も考えていると言っている。それが実現するかどうかも、アポロの月面着陸の嘘が暴露されるかどうかにかかっているのだと思う。それは、アメリカの嘘に世界中が従わされていた時代がついに終わりになり、宇宙の真実が現れてくるということを意味していると思うからだ。


チャレンジのメンバーとクルードラゴンのメンバー

https://youtu.be/EjE4seDKEhU

映画「チャレンジ」のチームが国際宇宙ステーションに到着して、ハッチが開いたところ。

https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=_yL4Xdv55vs&fbclid=IwAR1yjPNPXyMEQIK23mbCjLAVwe1-4mNqQE5lmmSk4y5l_2gfjHP5SEzGdkI

映画「チャレンジ」のチームが、クルードラゴンの宇宙飛行士たちの前でインタビューに答えている場面が、真ん中くらいのところで見られます。



2023年5月10日




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