【特集】「女流選手権大会」を知ろう!|新の地元でタイトル戦⁈
こんにちは。ちはやふる基金スタッフです。今回は華のタイトル戦「女流選手権大会」を特集します。
名前からも明らかですが、女性の競技かるた選手が出場する大会。界隈では「女流」という略称で親しまれていますが、一体どんな大会なのでしょうか?
大会の基礎知識から豆知識、そして今年の開催情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!
【復習】5大タイトル戦
前回のnoteでご説明した競技かるたの5大タイトル戦。みなさん覚えていますか?
改めて、5大タイトル戦をご紹介します。
まもなく迎える6月に、今年最後のタイトル戦「第56回全国女流選手権大会」が開催されます。
❶女流選手権大会を知る
女流選手権大会とは?
競技かるたの女性選手が出場できるタイトル戦。歴史は古く、1969年の東京大会がはじまりです。
女流選手権大会は他のタイトル戦とは異なり、A級・B級・C級の3階級が2日間にわたって開催されます。1日目にB級・C級、2日目にA級です。
中でもA級の大会は、「名人位・クイーン位決定戦」「全日本選手権大会」「全国選抜大会」の3大タイトル戦に次ぐ大会に位置づけられています。
【もちろん】選手は和装
タイトル戦は選手の和装が必須。女流選手権大会も同様に和装が求められます。
女性用のお着物・袴はカラーバリエーション&デザインともに豊富ですよね!それもあって、会場は他のタイトル戦と比べても一層華やかです。
「この大会でかわいい袴を着たい!」という選手もいるくらい、女性の競技かるた選手が憧れる大会の一つになっています。
選手の選抜方法・定員
実は級によって選抜方法が異なり、ちょっと複雑です。ここでしっかり押さえましょう!
【聖地】新の地元あわら市
女流選手権大会の開催地は福井県のあわら市。2017年の第49回大会から、あわら市との共催で開催しています。
ちはやふるファンの方はすぐにピンと来るかもしれませんが、あわら市は漫画『ちはやふる』に登場する綿谷新の出身地!せっかくあわら市に行くのであれば、聖地巡りもしたい気分になってしまいます。
「ちはやふる week in あわら」というサイトもございます。観光情報なども掲載されておりますので、ぜひ覗いてみてください。
大会日時
2024年6月1日(土)B, C級
開会式 9:20~
2024年6月2日(日)A級
開会式 9:20~
※競技の進行により、競技開始時間は前後することがあります。
会場
大会の特設ページもございます。合わせてご覧ください。
❷【祝・開業】芦原温泉駅!
2024年春、北陸新幹線の金沢〜敦賀間延伸開業に伴い、北陸新幹線「芦原温泉駅」が誕生し、会場へのアクセスがぐんと良くなりました。
駅直結の「AFLARE(アフレア)」には、お土産ショップやミュージアムがあり、大会開催期間はパネル展が行われるようです。開放感あふれる新しい施設ですので、一度訪れてみるのはいかがでしょうか。
❸注目の選手
本来であればたくさんの選手を取り上げたいところですが、A級の大会に絞ってご紹介いたします。
まずは昨年度の覇者、原あかり 五段。「第5回ちはやふる小倉山杯」にも出場していただきました。大学生ということで若さが光る速さが武器の選手で、今回も順調に勝ち上がっていきそうです。
「第5回ちはやふる小倉山杯」に出場された際に、インタビューをしています。彼女の魅力が詰まっておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
続いて、5大タイトル戦でもある「全国選抜大会」「全日本選手権大会」で準優勝している矢島聖蘭 六段。高校生ながら、他のA級大会でも出れば優勝という圧倒的な実力の持ち主です。
こうした若手選手だけではなく、ベテラン選手も続々と出場。山添百合 準クイーンをはじめ、坪田翼 七段・渡辺 令恵 八段・荒川 裕理 八段といった元クイーンもエントリー。
1試合目から目が離せない組み合わせが続出しそうです!
❹現地観戦は?
競技かるたファンとして気になるのが現地観戦の可否。女流選手権大会は競技会場内での観戦が無料でできます。これは嬉しいですよね♪
お近くにお住まいの方はもちろんですが、北陸新幹線「芦原温泉駅」が開業してアクセスが良くなりました。
華やかで美しい熱戦を観に、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
❺ライブ配信は?
YouTubeで中継
とはいえ、「現地に行くのは難しい…」「予定があって…」「でも、試合は観戦したい!」という方も多いはず。
そんな方でも大会を楽しめるよう、6月2日(日)A級のみインターネットで生中継がされます!
配信場所は全日本かるた協会のYouTubeチャンネル。ぜひフォローをして当日をお待ちください。
解説者も豪華!
ライブ配信は解説付きでお届けします。解説者は華やかなこちらのお二人です。順にご紹介いたします。
【粂原 圭太郎 八段】
京都小倉かるた会所属の元名人。「第5回ちはやふる小倉山杯」京都パブリックビューイング会場では、本音も交えたトークで来場者を沸かせていました!初心者に寄り添ったわかりやすい解説だけでなく、タイトルホルダーという自身の経験も絡めた深みのあるお話も聞けそうです。
【梶田 琴理 六段】
福井渚会所属で地元あわら市出身。現在はプロの麻雀士として活躍されていますが、競技かるたもとてもお強いのだとか…?運も絡むという点で共通点も多い競技かるたと麻雀。どんなトークが聞けるのかワクワクですね!
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。女流選手権大会の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?また、「観戦してみたいな」と思っていただけたらなお嬉しいです。
実は私は福井県に行ったことがございません!新の出身地のあわら市は一体どんなところなのでしょう。
きっと大会前日〜当日はSNSに会場付近のお写真を投稿してくださる読者さんがいるはず…と期待をしつつ、女性戦士たちの熱い試合をYouTubeで観戦したいと思います(笑)
競技かるたの魅力を広げるお手伝いとして、基金では今後もnoteを執筆予定です。次回更新も楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
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