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「読書脳」が私を変えたこと

樺沢紫苑先生の新刊、「読書脳」を購入し、読んでいるうちに気が付いた

この本を読んだおぼえがある、と

『読んだら忘れない読書術』を加筆・再編集したものということで、
「あ、あの本だ」と記憶がよみがえった

友人が読んでいたのである
それを、面白そうだからよこせ、と30分ほど奪いとって、読んだのだ

だから、パラパラと自分の興味のあるところだけ読んだだけだったけれど、この本の影響力は多大だった

私の読書法と人生観を180度、変えてしまったのである

と、いっても変わったのは
・メンターに会いに行く
・読んだらアウトプットする
この2点である

ちょうどそのころ、私は自分の生き方がこれでよいのかと疑問を持っていた時期だった
自分を変えるきっかけをつかみたいと思っていた

樺沢先生が、栗本薫先生に会いにいったくだりがとても感動的で、
"会いたい著者さんには会いに行けばよい"という新しい考え方は。私に衝撃を与えた

それからは、背中を押されるように気になる著者さんの講演会には頻繁に足を運ぶようになり、セミナーにも参加するようになった

リアルで参加した講演会の熱気とエネルギーは私の価値観を大きく変えていった

そして私はその中で山口拓朗さんという師に出会った

今は山口拓朗さんをメンターとして山口拓朗ライティングサロンに通い、文章道という学びと、メンバーから刺激を受けている

そして、欠かさず読書ノートを書き続けている

恥ずかしい話だが、それまでは読んでは忘れてしまい、何度も同じ本を買ったり、同じ本を図書館で借りるという間違いを犯していた
けれども読書ノートを取るようになってからはそんな間違いはなくなった
読書ノートを開けばすぐに記憶がよみがえり、何度も学び直すことができるようになった
大事な箇所は、コピーして貼り付けて、ノートは書き込まれた気づきで埋め尽くされている

今回「読書脳」という本を改めて購入して読むと、たくさんの気付きがあった
なぜあのあと、購入して読み込まなかったのだろうと悔やまれた

今回の「読書脳」を読んでの気づきは以下の通りになる

①情報と知識は違う
情報……1年経つと古くなるもの、
知識……10年経っても古くならないもの
情報は自分の中に入っても通り過ぎるだけのものだが、知識は身になり、心と脳に定着されるものだと解釈した
なるほど、情報に惑わされず、知識を蓄積していくことが読書の真の目的なのだと理解した

②言語情報が入ると偏桃体の興奮が抑制され、不安が除去される
複雑な家庭に育った私は思春期に、本を読みまくった
読んでいるときだけは、安全で自由な世界に浸ることができた
今思うと、あれは本能的に自分の不安を除去するために本の世界に入り込んでいたのだと合点がいった

③人間の能力は脳を鍛えることによって一生を伸ばし続けることができる
人間の脳はどんどん退化するだけだと聞いていて、何かしようとするたびに脳はあとは退化するばかりだと半分諦めていることがあった
文章を読んでいるとき、脳の様々な場所が活性化するのだそうだ
自分の脳には、まだまだ伸びしろがある!
とても感動し希望もうまれ、うれしくなった
さらに本を読んで自分の可能性を試していけることに喜びを感じた

次の④から⑧に関しては私の行動も変化した

④スキマ時間の読書
・制限時間を設ける
・もっとも集中できる15分という時間を最大限生かして読む
もともと、私は時間が少しでもあれば、バックに必ず入っている文庫本を読む人間だ
けれど、この本にはスキマ時間の読書法は以下の方法でさらに記憶に残りやすくなると書いてある
今までダラダラと読んでいたので、ものは試しと、1/2読んだ「読書脳」をお昼休みに読んでみると、なんと読み切れたのだ!
目的を決めて集中して読むと頭に叩き込まれるような感覚になった
短時間で読めるとわかると、さらに行動は加速した
今までいじっていたスマホ時間はすべて読書時間に費やすようになった
自分でも信じられないのだが、スマホゲームもほとんどしなくなった
これが自分でも一番驚いている

⑤マーカー読書を残してあとで読み返す
私は本をきれいに読むんでどうしても本を汚せない人間であったがこの機会に、勇気を出すことにした
将来、絶対に手放すことがない本、幡野広志さんの「なんで僕に相談するんだろう。」を選びマーカーを付けながら再度読んでみた
読み終わり、再度確認すると本当は欲しかった知識はこれだ、とマーカー部分が目に飛び込んでくる
頭に知識がどんどんしみこむように入るような感覚だった
これも衝撃的だった。

⑥SNSを活用する
私は旧ツイッターに読書のアカウントを持っている
読んだ本をアップすると、読書好きの方とフォロワーになって興味がそそられる本をたくさん紹介してもらえるようになった

SNSには読書の感想などを気が向いたときに書いていたが、今後はすべて書いていくことにしたいと思う

⑦熟睡読書法
寝る前の読書はとても有効であるとのことだったので
稲森和夫さんの「生き方」を寝る前には読むようになった。
以前、この本を必ず読んで寝て、寝ているという経営者の話を思い出したからだ
稲森さんの考え方を叩き込んで眠るのだという
これを真似しようと思ったのだ。
この本を読むときは、ゆっくりと味わうように気持ちよく読んでいる
気のせいか、朝起きるとゆったりと人を許せるような穏やかな気持ちで起きられるようになったと思う
家族や会社の人と接するときも気持ちに余裕が生まれている

寝る前の睡眠は人格を作っていくのかもしれないと思った

⑧kindleとオーディオブック
キンドルを日常的に使っていたが、この本を読むまではハイライト機能があることを知らなかった
早速、読み終わったあとハイライトだけ読むと頭にすんなりと入ってくる
格段に読書が自分のものになる機能だと実感した

いままで知らなかったことが悔やまれる……

また私の通勤は車なので、オーディオブックを活用していくことにした
検索してみるとオーディブルで読めるものはかなりたくさんあり、本によっては中井貴一さんや宮沢りえさんなど、有名な俳優さんがナレーションをしているものもある
声フェチの私にとって、耳で選ぶ楽しみができたことにもワクワクする

また、この本には樺沢紫苑先生おすすめの31冊の本リストがある
この中から「運動脳」をセレクトして読んでみることにした

これだけの気づきがあり、すぐに行動に移すことができて
読書の仕方が変化する本はないと思う
なんと有益でコスパの高い本だろう

この本を読んで、いままで知らなかった読書の楽しみ方が一気に増えた
ますます読書の時間が増えることは間違いない
自分の血肉となる読み方、成長の糧になるような深い読み方をさらにしていきたいと思う

この本を書いてくださった、樺沢紫苑先生
心から感謝いたします
ありがとうございました




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