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私の働き方、マネしないほうがいいよ【ケアマネの在宅勤務】

おはようございます、ちはるです。

私の働き方については度々記事にしてきて、先日は「ケアマネでもリモートワークができる条件3つ」ということを書きました。

こういう記事を書くと「ケアマネなのにそんな働き方ができるのは羨ましい!」というリアクションをいただけるのですが、正直なところ、私のような「ケアマネでもリモートワークができる環境で働く」ということはおススメしません

特に、ケアマネ初心者には。

こういう話題をすると、これからケアマネとして働こうとしている方とか、ケアマネとしてまだまだ経験が少ない方が特に反応して下さるのですが(これから働こうとしている方はどういう職場で働くか考えられると思うので、働き方について情報収集されるのは当然なんですけれども)、そういう方には私のような働き方は向きません。

先ほど挙げた記事にも書いたのですが、ケアマネとしてある程度の経験がないとリモートワークは無理です。

同僚に新人ケアマネがいて何かと質問されるのですが「担当している利用者が入院したと連絡があったけれど…どうしたらいいですか?」とか、初歩の初歩が分からない。
この新人ケアマネが仕事ができないということではありません。ただ試験に合格して、研修を受けたからといってすぐにケアマネの仕事ができるわけではないんですよね。

例えば、担当している利用者から「腰が痛くなったから車椅子をレンタルしたい」という相談の電話があったとして、「すぐに車椅子のレンタルを手配する」というのは間違った対応。

ケアマネとして確認、検討すべきことは、例えばこういうことです。

▶なぜ腰が痛くなったのかを確認(転んだのか?)
▶痛みの程度とどの程度生活に支障があるかを確認(認知症などがある場合は痛みの訴え自体も曖昧なので要確認)
▶病院を受診したか確認(痛みの程度にもよるが受診していなければまず受診して、治療の必要があるかどうかを判断してもらう)
▶受診結果によって治療の必要がない(あるいは安静にするしかない)のであれば、腰痛による動作の支障をどう補うかを判断(持病等にもよるが、安易に車椅子を使うとかえって立ち座り時の腰痛が辛かったり、あっという間に筋力低下して歩けなくなってしまうので、歩行器のほうがベストだったりする)
▶介護認定の結果によっては介護保険で車椅子のレンタルができなかったり、上限の単位数を超えてしまうと歩行器も借りることができないので、その点も確認

などなど…。これはごく一部ですけれど、こういうことを瞬時に判断して、利用者に分かるように説明する必要があります。

ケアマネの専門性ってこういうことで、「車椅子を頼まれたから手配した」というような簡単なことじゃないんですよ。
「認知症のおばあさんが行方不明になって一晩帰ってきません」「介護をしている息子が交通事故にあって急遽入院しました」とか、他にも日々いろんなことが起こります。

そういうことに対して経験が少ないケアマネだと的確に対応できないと思うので、在宅勤務は無理です。

私のように「仕事をする場所は自由」という職場を選んで、「慣れてきたら在宅勤務します」ということにするとしても、そういう職場って、仕事を教えてくれるような経験のあるケアマネは在宅勤務していて職場にいないので、現実問題、細かく仕事を教わるのは難しいんですよね。

そもそもリモートワークが許されるためには、会社から信頼される必要があると思います。
ただ単にサボらず仕事をするかということだけでなくて、適切な判断や、報告・連絡・相談をしながら仕事を進められるかどうかの信頼です。
そういう意味でも、経験の浅いケアマネがリモートワークをできるような職場はほとんどないと思いますし、あったとしてもそれは教育をするつもりがない職場である可能性が高いので、選ばないほうがいいと思います。

「ケアマネとしてリモートワークができるような柔軟な働き方がしたい」という気持ちは分かりますし、私は自分が選んだ働き方に満足していますが、新人のケアマネが最初に選ぶ会社としては私のような働き方はおススメしません、という話でした。

(私のコミュニティでは、ケアマネとしての働き方の話をしたり、相談にのったりもします。
受付は明日4月20日で一旦締め切る予定なので、興味のある方はぜひ。)

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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4月1日から20日まで、UPへ参加される方を募集しています。


アメブロ│ケアマネ✕副業│経験0から本業&副業でゆとりのある働き方と暮らしを叶える

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