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英国一か月滞在の思い出④〜課外授業と小旅行〜

課外授業として色々な所へ行き、沢山のことを体験しました。どんなに遠距離でも移動はいつも貸切バスでしたが、途中まではエアコンが壊れている状態だったので、窓を開けて暑さを凌ぎました。寒がりの私は、真夏の滞在中でも朝晩は涼しく感じていましたが、さすがに日中で日差しがある日のバスの中はとても暑かったです。自動販売機が無いことはもちろん、冷たい飲み物がなかなか見つからないことが大変でした。やっと見つけたお店の冷蔵庫に売られているものも常温よりは少し冷たいという感覚でした。

先生の他に、引率をしてくれていたバーミンガムの学生Mくんがいたのですが、私を含め参加者がよく怒られていたことがあります。「バスに乗るとすぐに寝てしまうこと」です。「特に公共機関ではスリや犯罪に巻き込まれることが多いので気をつけるように!」としっかり教え込まれました。

課外授業で訪れた街は、ウォリック、バース、ストラトフォード・アポン・エイボン、オックスフォード、ロンドンなどです。どの街も魅力がありましたが、今度訪れる機会があれば、前もって街のことを調べておきたいなと思います。


エディンバラのミリタリータトゥー

そして一番思い出に残っているのは、スコットランドへの小旅行です。スコッチ工場でスコッチの試飲をしたり、レストランで伝統料理のハギスを食べた後にスコットランドの人たちと踊りました。ハギスは味が独特なことに加えて、羊のショーを観たあとだったので、何とも言えない気持ちになりました。そして一番感動したのは、夏の祭典エディンバラのミリタリータトゥーです。ショーは終始素晴らしかったのですが、最後に会場のみんなで「蛍の光」を大合唱しました。この時初めて原曲がスコットランド民謡だということを知りました。

課外授業を通して、自分の目で実際に見て、耳で聞いて、心で感じるということに大きな意味があることを学びました。写真を見れば懐かしくなり当時を思い出します。でも今のようにスマホで手軽に撮影はできなかったし、写真は現像するまで上手く撮れているかわかりませんでした。その分、目に焼き付けて思いっきり楽しみ、その瞬間を吸収しようとしていたような気がします。写真や映像は貴重な「記録」で過去を振り返ることができますが、「記憶」は自分の五感でしか残してくれません。記憶は薄れていき、やがては消えていくものだと思うと寂しくもありますが、、、

そしてそのような経験ができることは決して当たり前ではないということを、今改めて感じています。自分や家族の状況、世界情勢などタイミングがあります。今回、久しぶりに初海外の思い出を辿ってみて良かったなと思います。

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