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主治医のちょっとした言葉が嬉しい

過去の記事にも書いていますが、私は昨年の春に転院をし大学病院に通院しています。

多くの患者さんを診察されるため、一人に対する診察時間はとても限られています。患者側の立場としても「診察室に入ったら先生に伝えることや聞きたいことを考えておく」ことをしておかなければあっという間に終わってしまいます。そんな中、私の主治医お二人(膠原病科と腎臓内科)は、いつも丁寧な診察で、必ずしっかりと目を見て会話をされます。疑問や不安があっても、先生の説明を聞くと納得して安心できます。シビアな話もありますが、時には笑うこともあります。

今日は、先日スタンディングライブに参加したことを報告しました。昔の私ならわざわざ報告をしなかったし、不安もありませんでした。きっと歳を重ねたこと、そして自分の現状を理解しているからだと思います。先生からどのように言われるのかとドキドキしていたら「年齢的に椅子は欲しいよなー(笑) あんまりいいことではないかもしれないけど楽しみがないとね!」と言われました。たったそれだけでも私にはとても嬉しく感じました。
私自身、感染リスクや身体への負担を考えると決していいことではないことは理解しています。それでもやりたいことはやりたいし、行きたいところは行きたいという気持ちで動いています。先生と私は1年半に満たない付き合いですが、私と病気との30年以上の時間と気持ちを理解しようとしてくださっているように感じるのです。「我慢することだけ、耐えることだけでは辛いから、楽しみがあることはいいことなんだよ」と。それは今回の言葉だけではなく、診察の度に感じます。

膠原病に関しては今のところ完治することはないので、いかに上手く心身のバランスを取りながら、日常生活をなるべく満足に過ごせるかが大切です。
腎臓予後についてはまた別の難しい問題がありますが、まずは日々に笑いと楽しみを見つけながら過ごしていきたいなと思います。


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