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ドイツ一人旅2017~私を変えた旅①~

2017年4月上旬。私はドイツへ一人旅をしました。ドイツへ行くのは2回目。
でも、実は一人で飛行機に乗って海外へ行くことは初めてでした。

歳を重ねるにつれて、一歩を踏み出す勇気が出なくなり何かを言い訳にしてしまう生活を送っていました。確かに現実的に難しい問題(家族、生活、仕事、金銭、体調面など)は沢山あります。
私もそういった問題から諦めていたのですが、手術が終わった後も仕事やドイツ語の勉強を続けていた姿を見ていた夫から、ご褒美として行かせてもらいました。
そして万が一のこともあるので、あらかじめ主治医に英語で簡単な診断書と薬の内容などを用意してもらい、ドイツなら衛生面や医療環境的にも問題ないとの許可を得てから行きました。

飛行機で最後に海外へ行ってからすでに10年以上、ドイツへは約20年ぶり。
当然色々なことが変わっているので、行くと決まってからは本やネットで調べたり、ドイツに住んでいる友人に聞きながら準備をしました。何と言っても私が前回ドイツに行った時はまだ通貨がマルク、スマホもない時代なので苦労した記憶しか残っていませんでした。

ニュルンベルクに住んでいる友人宅へもお邪魔する予定だったので、南ドイツを中心にスケジュールを組みました。ミュンヘン空港へ着いて最初の難関「入国審査」。スムーズに進んでいるEU圏内の列とは違って、一人一人に時間がかかっている様子。自分の順番になると強面の無表情な男性から「英語かドイツ語どちらが良い?」みたいなことを聞かれ、ここはせっかく勉強しているのだからと「ドイツ語」と答えてしまい、苦痛の数分を味わうことになりました。ちょうど大量の難民を受け入れた後だったため、入国審査が厳しくなっていたのかもしれません。鞄の奥にしまっていた帰りの航空チケットの提示まで求められました。

無事に入国審査を終えて荷物を受け取ると、買ったばかりのスーツケースベルトがありません。よくあるトラブル?だとは知らずに、わざわざ係の人に伝えに行ったので余計な労力を使ってしまいグッタリしました。
幸い、空港からホテル近くまでのバス乗り場はすぐにわかり、迷うことなくホテルに到着しました。
チェックインの時に、拙いながらもドイツ語を話すととても喜ばれて、
その後もゆっくりとわかりやすいドイツ語を話してもらえました。
「ドイツ語を勉強していて良かった」とドイツに到着して最初に嬉しかった出来事です。

私がこの旅でやり遂げたかったことは、以下のようなことです。
・なるべくドイツ語を話す
・公共の乗り物に乗ったり、券売機を使う
・写真もたくさん撮りたいけど、その場所の空気や匂いを直接感じる

日常生活では言葉で不自由を感じることはないし、大人になってからは子どもの時よりも、初めてのことやわからないことに出会うことが少なくなっていきます。そんな中、刺激と良い緊張感を味わうことができました。
次いつ行けるかわからない貴重な時間だからこそ、不安もあるけど「沢山の初めて」を思いっきり楽しんで体験してきました。

到着後すぐ、ホテルの部屋から~けっこう雨が降っていました

#あの選択をしたから

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