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気持ちを話しやすい環境がQOL向上に繋がる

SNSが苦手な私ですが、先日SNSハッシュタグ企画に参加しました。

気になる投稿記事を見つけたので、投稿者のmちゃんとDMを通して色々とお話ししました。その後比較的近くに住んでいることが分かり、実際に会うことになりました。
実際に会うと、mちゃんは私より一回り以上年下だけど、とてもしっかりしていて明るく笑顔の可愛い子でした。気づけば5時間以上話し込んでいてあっという間に時間は過ぎました。

私とmちゃんの共通点は「小学生から大人になった現在、そしてこれからもずっと付き合っていかなければならない病気がある」ということです。
話していた内容のほとんどは、自分達の過去の体験と当時の想いから今に至るまでのほぼ全て。
一見重そうな話なのに終始明るく話せたのは、「やっと自分としっかり向き合って、周りの人に感謝できるようになり、ずっと蓋をしてきた心の奥底にあるものを出せた」から。そして何よりも「お互いが信頼できると感じた」からだと思います。

医療関係者や多くの人の支えで多少の不自由があっても今は元気に過ごせています。そのことは本当に感謝しても感謝しきれません。
その一方で、誰もが悩みを抱えやすい思春期に更なる負担があったことがトラウマになっていることを改めて感じました。

私の時代では、ほとんど治療のみが重視されていたのは仕方がないのかなと思いましたが、mちゃんの時代でもまだ似たような状況だったようです。
今では医療の進歩に伴って「QOLの向上」という言葉もよく耳にするようになりました。治療に専念してある程度回復でき、社会生活を送れるようになって、見た目では健康に見える患者さんも多くいらっしゃいます。そして色々な支援も増えてきていて良かったなあと感じています。

私は自分の経験上「思春期を支えることはとても大切」だと思っています。学業の支援はもちろん、長期に渡る様々なメンタルケア的支援、新たな環境づくりが広がることを願っています。

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