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シミのレーザー治療(スポット治療)

老人性色素斑やソバカスなどクッキリしたシミに行うQスイッチルビーレーザー、ピコウエィでのスポット治療についてお話しします。レーザーによる治療は、シミやアザの原因となるメラニン色素に吸収される波長の光をあてる時間をコントロールして照射することにより、周りの皮膚組織にほとんどダメージを与えることなく病変のみを治療することができます。

シミ、扁平母斑、太田母斑、蒙古斑、刺青などの茶色から黒色をした病変の治療ができます。
太田母斑・扁平母斑や異所性蒙古斑などのあざは保険適応があります。刺青は自費診療です。

レーザー治療のながれ

まずはレーザー治療の適応があるか診察します。
レーザー治療をすることが決まったら治療日の予約をお願いします。
診察医または受付スタッフと日時についてご相談下さい。

  1. 洗顔し、メイクをおとします。

  2. レーザー光より目を保護するゴーグルをかけます。

  3. レーザーをあてます。
    輪ゴムでバチンとはじかれたような感覚があります。
    大きさにより治療時間は異なりますがコイン大のシミでも数分で終わります。

  4. 治療部分に炎症をとる軟膏を塗り、ガーゼと茶色のめだたないテープを貼り保護します。
    治療部分は20分程度ひりひりした感覚がありますが、しだいに取れていきます。

  5. 治療後のケアについての説明書をお渡しします。

レーザー治療後のケア

治療3~4日後

初回の治療後は3~4日後にかさぶたの状態を確認します。
洗顔やお化粧はテープをはったままできます。

~1ヶ月後

治療部分は1ヶ月ぐらいシミの形どおりのかさぶたがはります。
このかさぶたを無理にはがさないことが大切です。
保護のテープの貼り替えは必要時のみとし、かさぶた部分をこすらないようにします。
自然にかさぶたがとれると下からきれいな皮膚がでています。
この時点でシミがとれていない場合は、色が深い部分にある、あてたレーザーの強さが不十分、レーザーが合わないシミなどの原因が考えられますので治療方針の見直しをする必要があります。
かさぶたがとれた時点で再診をお願いします。

治療1ヶ月後~

患者さんによって、このままシミが消えている方と、治療後しばらくすると炎症後色素沈着がおこって、シミの色がもどったように見える方があります。
炎症後色素沈着がおこっても時間がたつと自然にひいていきます。すぐにレーザーを再度あてる必要はありません。
あせって色々塗らないで、まずは洗顔やお化粧の時に治療部分をこすらないように気をつけてください。
少しずつ、シミ部分の色味がうすくなっていきます。
太田母斑や異所性蒙古斑、刺青の治療は通常3ヶ月ほどあけて何回かレーザーをあてる必要があります。


最終的にシミが残った場合や効果がない場合は、塗り薬や他のレーザによる治療などを行います。

シミがキレイにとれている時も紫外線ケアは引き続き行いましょう

シミが気になる方は診察でご相談ください。
予約はこちらから
https://chieko.mdja.jp

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