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人生の教科書みたいな、SEVENTEEN

「NANA TOUR with SEVENTEEN」が完結した。完結してしまった………ピェエエエエエエエエ〜〜〜泣


制作発表会で「NANA TOURを通して新しい姿が見えた人は誰でしょうか?」という質問に、みんなが口々に「ウジ」と答えていたけれど、すべて観終わった今、果たしてそうとも言い切れない気がしている。メンバー間ではたしかにウジくんだったかもしれないけどさ……いかがでしょうか?……ウォヌさん………?


「突撃!布を纏わぬ上半身」から始まり、ラーメンを噛まずに飲み込むわ、伝説のウォヌソクイヤホンゲームでは急にあほになっちゃうわ、寝ぐせは毎回鳥の巣だわ、ハチ退治にポテト振り回してジュンの顔面に吹っ飛ばすわ、Smokeチャレンジはなぜか笑えちゃうわ、鼻でリコーダー吹くわ、帽子に入ってしまったジョンハンのスマホ持ち去るわ………瞳を閉じればあなたがまぶたの裏にいます😌  ☉_☉? ㄴ(¤ン¤)ㄱ m(¤ン¤)m


制作発表会でのひとコマを振り返ったついでに、制作発表会でもっとも心に残っているシーンを挙げたい。(以下、コメント部分は正確な文字起こしではなく、要約している部分があります)

「もともと、ナナツアーの企画の発端がYouTubeチャンネル(出張十五夜)であること、ファンのプラットフォームではなく、一般視聴者が見るチャンネルで放送するにはそれまでの過程を知る必要があること。それに加えてSEVENTEENへの理解も要するため、一般視聴者が見るにはハードルが高いのではないか。」という記者の質問があった(動画 41:06〜)。

これに対して、ナPDは「この企画を進めることにスタッフが悩まなかったわけではありません。グローバル化するK-POP市場がありながらも、K-POPを聞かない、アイドルに興味がない、SEVENTEENのことをあまり知らない方もいると思います。当然、そういった方たちとファンにはコンテンツに対する温度差が生じる。その温度差こそが、この番組に挑戦したいと思う理由でした。」と答える。

続けて、「才能がある素晴らしいK-POP歌手のみなさんが、世界中で活躍して成果を出しているなかで、バラエティーをつくる人間もK-POP歌手たちを積極的に大衆に見せていく必要があると考えました。

そこで慎重になったのは、K-POPアイドルとともにバラエティーをつくるとしたら、誰とつくるのか。【K-POP】という市場と【バラエティー】という市場を考えたときに、その架け橋になれるグループはそんなに多くはないと思います。その中でも最高の架け橋はやっぱりSEVENTEENだと思うんです。SEVENTEENの誠実さや人間性、芸術的な能力、すでに国内外のたくさんのファンに愛されているという事実。世界人気を得ているにもかかわらず、ただ神秘的な存在なわけでなくて、SEVENTEENは大衆とともに呼吸をするチームであること。だから、誰かが先頭に立ってバラエティーを始めるとしたら、それは絶対SEVENTEENであるべきと思いました。

SEVENTEENが世界中のたくさんの人々に愛されていることを、僕たち(大衆)はもっと関心を持って見守るべきだし、僕が(K-POPを周知する)役割を担うというより、SEVENTEENと一緒にやってみようと思ってつくった番組です。」




すべて観終わって改めて、このすばらしいコメントを噛み締め、ナPDをはじめとする制作チームの底知れぬ努力や深い愛情に感謝した。


企画の壮大さはもちろんのこと、あの膨大な情報量の編集作業を想像するだけで目眩がしてしまうけれど、とくにカットするシーンの選定は大変だったんじゃないかなと思う。13人(今回の旅は12人だったけれど)がそれぞれ別のところにいても、異常な撮れ高を発揮してしまうから……ミッションのときなんてこっちも祭り、あっち祭り状態だったし。

ファン目線での細かい配慮が所々で感じられる編集も印象的だった。たとえば、全体カットで誰か2人が耳打ちするように小さな声で話していると、ファン心理としては「この2人、どんなこと話してるんだろう?」となる。その疑問をすぐに解消してくれるかのように個人カメラが捉えていたその部分にフォーカスして小声で話されていた内容がわかる構成になっているシーンがいくつもあって「本当にすごい!!」と感動した。

こんなにも難しい企画の実行に踏み切ってくれて、番組として届けてくれたことに改めて感謝します。ありがとうございます。



13人での休暇をテーマにしたコンテンツといえば「IN THE SOOP」もある。「IN THE SOOP」も「NANA TOUR」も大きく括れば”休暇”だけど、「IN THE SOOP」は予定として事前に組まれていて、どちらかというと旅行よりは合宿の要素が強い。それゆえ、必然的にメンバーたちの思考が内省的になる傾向にあったように感じた。

対して、「NANA TOUR」はスタートが誘拐、行き先もわからないままいきなりイタリア旅行が始まり、観光!美食!ゲーム!Salute!だったから、メンバーたちの解放感が伝わってきた。そのおかげで視聴する側も構えずに、ただただしあわせそうなメンバーとおいしそうな料理と美しい景色をワクワクしながら観られた。

どちらにも違った良さがあるけど、「IN THE SOOP」が ”やってみたいことを経験する” 番組だとしたら、「NANA TOUR」は ”想像もしなかったことを体験している” 感じがして、観ているわたしの世界観まで広がっていくような感覚があった。イタリアの魅力が存分に伝わってきたという点で、旅番組としても成功したと思う。

その理由のひとつがSEVENTEENの食欲ではないだろうか。つねにスタイルの管理が求められるK-POPアイドルのなかで、直後にMV撮影を控えているにもかかわらず、あんな相撲部屋みたいな量をオーダーして食事を心から楽しめるグループはSEVENTEENしかいない気がする(他グループの食事量を把握していないので何とも言えないけど)。

そういった意味でも、ナPDがおっしゃっていた通り、幅広い層に向けた旅行バラエティーとK-POPの架け橋になれるのはSEVENTEENしかいないと感じられるコンテンツだった。


そして、どんな状況下においても、“今”を精一杯楽しむという空気を一瞬にしてつくれるSEVENTEENの団結力のすばらしさを改めて思い知った。これまでいろんな経験をしてきたとはいえ、突然の誘拐をあんなにすんなり受け入れられるのすごいです。

いつもそうだけど、旅行中も随所に「ごめんね」「ありがとう」「いいね!」「おつかれさま」が飛び交っていたのも印象的だった。ジョンハンが全員での話し合いのときに言っていた“尊重と配慮”が根づいていることが何気ない会話からもうかがえた。「言わなくても伝わってるよね?」じゃなくて、なるべく言葉にしてきちんと伝える大切さを彼らから何度も学ぶ。


苦手なことに挑戦しようとするドギョムに対して「無理しなくてもいいよ」というジョシュアの言葉にも心があたたかくなった。無理やり苦手なことをさせて、怖がったり嫌がったりする姿を楽しむという、(今思えば)最悪なバラエティーをたくさん目にして育ってきたから……。

SEVENTEENはメンバーに対して無責任に「できるよ」と言わない気がする。励ましの声掛けとしては使うけど、大丈夫じゃなさそうな人にはむやみに「大丈夫(だからやってみな)!」とは言わない。大丈夫かどうかは本人が決めることだと理解しているからだろう。だから、本人が納得するまで待つ。チャレンジできたら、その結果の善し悪しではなく、チャレンジした姿勢を讃える。

これまでSEVENTEENを見て、幾度となく敬服したこの流れが今回もやっぱりあって、その言動からメンバーがメンバーを大切に想っていることが伝わってきて、ますますSEVENTEENが愛おしくなった。


やはり、人生における大切なことはだいたいSEVENTEENが教えてくれるし、人生でぶつかる悩みの答えはだいたいSEVENTEENのなかにある。みなさん、履修しましょう。SEVENTEENは人生の教科書だよ。



「すでにSEVENTEENのメンバーは一人ひとりが宝石のように輝いていますが、番組を通じて各メンバーに大きな魅力を感じると思います。」

このナPDの言葉が実感できた「NANA TOUR」が、ファンはもちろん、今回、ナPDが届けたいと思ったファン以外の人たちにとっても、(放送されていた)金曜日の癒しになっていたとしたらうれしいなと思った。


ありがとう、NANA TOUR!またいつか会いたいです。今度こそ13人で!Salu~~te~~~🥂

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全話分の実況鑑賞雑記も書きました。中身はないですが、観返すときに索引として役立つ可能性があります(ないです?)。よかったらご覧ください。
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※追記:シンPDのSEVENTEEN愛溢れるインタビュー記事もぜひ

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