Global 6 United


Global 6 Unitedについて

2021年に元選手のJames Mitriによって創設された。
GLOBAL 6の"6"は「6大陸のライダーを団結させること」を意味している。
チームの国籍は創設時よりJames Mitriの出身国であるニュージーランドだったが、2024年はルクセンブルグとなった。
過去にはMiguel Ángel Fernández(現Equipo Kern Pharma)、Mulu Kinfe Hailemichael(現Caja Rural - Seguros RGA)、小山智也らが所属していたことがある。

https://www.linkedin.com/in/james-mitri-1192851b4/?originalSubdomain=uk


選手

Giacomo Ballabio

イタリア
1998/1/10
178cm 70kg

スプリンター
パンチャー

U-23時代にカンター(現アスタナ)やメーウス(現BORA)等が出場していたOlympia's Tour(当時はU-23レース)で同タイム逃げ切り勝利を挙げたことがある。
プロ未勝利だが、1クラスのレースで上位入賞が複数ある。
3年間スイスのチームに所属していたことがあり、英語も話せる。

https://www.wielerflits.nl/nieuws/ballabio-blijft-sprinters-nipt-voor-in-olympias-tour

2023 Presidential Cycling Tour of Türkiye 第1ステージ8位
2023 Tour de Taiwan 第1ステージ6位、第2ステージ5位、第4ステージ2位、総合5位


Loïc Bettendorff

ルクセンブルク
2001/4/28

パンチャー

自身をパンチャーと定義する。一番自分向けなのは短くて急勾配の登りだが、長くない山岳なら超えることができ、スプリントに関しては30~40人なら勝負できる。
シクロクロスもやっており、1時間の全力走になるため、15㎞程の山岳に挑むためのトレーニングになっていると感じている。
2023年のラヴニールで山岳賞ジャージを4日間着用した。
2024年のシクロクロスの国内チャンピオンに輝いた。

2019 ジュニアルクセンブルク国内選手権RR 優勝
2019 ジュニアルクセンブルク国内選手権ITT 優勝
2021 U-23ルクセンブルク国内選手権ITT 2位
2022 U-23ルクセンブルク国内選手権RR 優勝
2023 Tour de l'Avenir 第1ステージ5位
2023 U-23ルクセンブルク国内選手権RR 優勝


Edouard Bonnefoix

フランス
1998/12/9
176cm 60kg

2023年まで3年間Nice Métropole Côte d'Azurに所属していたが、契約がなくなったためXで契約を探している旨のポストを行い、無事チームを見つけることができた。
グラベルレースにも積極的に参加している。

https://archives.velo-club.net/post/edouard-bonnefoix-a-la-recherche-d-un-contrat-pour-la-saison-2024


Ivan Centrone

ルクセンブルク
1995/9/17
180cm 64kg

ツールドランで山岳賞ジャージを着用したことがある。
2021年はXelliss - Roubaix Lille Métropole(現Van Rysel - Roubaix)に所属していたが、腸骨動脈の狭窄により思ったように走れず引退も覚悟した。しかし、2021年にXellissでDSを務めていて2022年からGeofco-Doltcini Materiel Velo.com(現Philippe Wagner/Bazin)でDSを務めることになったGeoffrey Coupé氏に誘われ、選手としてのキャリアを続けることができた。
2024年に向けてチームを探していたところ、フランク・シュレック氏からGlobal 6がルクセンブルク籍のチームになろうとしている(≒ルクセンブルク人選手を探している)情報を聞き、Global 6の経営陣と連絡を取り、2023年10月末に契約がまとまった。
チームのルクセンブルク人の中では一番年長であるため、自身の経験を伝えていきたいと思っている。また、2022年のツール・ド・グアドループ最終ステージ以来の優勝を挙げたいと思っている。

2017 ルクセンブルク国内選手権RR 4位
2018 ルクセンブルク国内選手権ITT 5位
2019 ルクセンブルク国内選手権RR 5位
2019 ルクセンブルク国内選手権ITT 3位
2021 ルクセンブルク国内選手権ITT 4位


David Gabrick

アメリカ
2003/5/14

故郷であるアメリカで開催されるメリーランドクラシックにチームがエントリー予定なので、出場したいと思っている。
会計とドイツ語を勉強している。
ヨーロッパでの活動費を支援してくれる人を探している↓


James Jobber

イギリス
1994/1/9

パンチャー

数年間イギリス国内のレースに出場していたが、WTレベルとアマチュアレベルの間に位置するレースがイギリス国内には不足していることに気づき、「チームにふさわしいと証明できる結果を出せていないし、チーム探しに役立つような人脈も持っていないが、」イギリス国外のチームに所属し世界中のレースに出場するようになった。
過去にフランス、イタリア、セルビア、ブルネイ、クウェート、グアム、ルクセンブルク籍のチームに所属したことがある。
自己分析では脚質はパンチャー。また、集団スプリントで一桁のリザルトを残したこともある。
サイクリングコーチの仕事もしている。
イギリスに在住している期間は自転車店の仕事もしている。

2021 The Princess Maha Chakri Sirindhorn's Cup Tour of Thailand 第5ステージ5位
2022 Tour de Taiwan 第3ステージ5位、第4ステージ8位、総合8位


Iver Knotten

ノルウェー
1998/12/17

TTスペシャリスト

父も元選手だった。
2016年にジュニア世界選手権のITTで6位になるなど、順調なシーズンを送っていたが、翌年から呼吸器感染症になりトレーニングすらままならない日々が続いた。その頃は引退も考えたほどだった。
2019年に副鼻腔の慢性疾患であることを突き止めて治療を行ってからは問題は起こらず、どれだけでもトレーニングができるようになった。
2021年はTeam NIPPO-Provence-PTS Contiに所属していた。
TTが得意で、ノルウェー国内選手権では二度2位になったことがある。

2015 ジュニアノルウェー国内選手権RR 2位
2016 ジュニア世界選手権ITT 6位
2016 ジュニア欧州選手権ITT 3位
2016 ジュニアノルウェー国内選手権ITT 優勝
2019 ノルウェー国内選手権ITT 2位
2019 U-23欧州選手権ITT 4位
2023 ノルウェー国内選手権ITT 2位


Wesley Mol

オランダ
1999/2/25

2018年は現在のTeam Polti Kometaの下部チームであるPolartec - Kometaに所属していた。しかし、現在とは違い育成システムが確立されていなかったので、残留することもできたが退団した。
2023年はBIKE AIDに所属していたが、給料未払いなど、チームの財政的義務を果たさなくなったので退団することにした。
2022年は61日間、2023年は58日間レース活動を行っていたが、Global 6 Unitedに移籍後はそこまで多くレースを走らないことで合意した。両親の保険会社や金融サービス業界で働きながら選手生活を続ける予定である。

2022 Tour of Iran (Azarbaijan) 第1ステージ7位


Ronan O'Connor

アイルランド
2003/9/10

2012年の頃、叔母の家にいたときにツールを見てプロ選手になりたいと思い、自転車を始めた。サッカーや陸上競技もやっていたが、2018年ごろから自転車に専念するようになった。
2023年まで2年間Team Colpack Ballanに所属していた。
自身をクライマーだと思っており、丘でトレーニングをするのが好き。
同胞のサム・ベネットの活躍、特に2020年のシャンゼリゼ勝利からインスピレーションを受けた。
紅茶が好き。

2020 ジュニアアイルランド国内選手権RR 優勝
2021 ジュニアアイルランド国内選手権RR 4位
2021 ジュニアアイルランド国内選手権ITT 2位


Callum Ormiston

南アフリカ
2000/8/2
183cm 66kg

2022年まで数年間ProTouchに所属していたが、2022年にチームが消滅することとなった。そこで、ProTouchのチーム代表であるRebecca Eliotが彼の救済のためにGlobal 6のチーム代表であるJames Mitriに連絡を取り、入団が決まった。
2023年のツール・デュ・ルワンダ第5ステージでは(前半のフルームの大逃げに隠れてしまったが)独走でプロ初勝利を挙げた。
生まれてから6年間イギリスで過ごしていたため、南アフリカのパスポートだけでなくイギリスのパスポートも持っている。

2021 U-23南アメリカ国内選手権ITT 3位
2022 U-23南アメリカ国内選手権ITT 3位
2022 南アメリカ国内選手権RR 5位
2023 Tour du Rwanda 第5ステージ優勝


Rafael Pereira Marques

ルクセンブルク
2001/8/31

Global 6のチームの国籍がルクセンブルクとなる2024年に移籍してきた。
ラヴニールに出場したことがある。

2018 ジュニアルクセンブルク国内選手権ITT 3位
2022 U-23ルクセンブルク国内選手権RR 5位


Mehmet Şampiyonbisiklet

トルコ
1985/12/4
188cm 70kg

2012年ごろまでフランスの自動車会社のルノーで働いていたが、「ザ・フォー」(ティム・フェリス著)を読みこれまでとは違うことをしてみようと思い、アプリ開発を始めた。
2個目のアプリ開発までにそれまでの貯金をほとんど使い果たしてしまったが、3個目のアプリが大ヒットし、2013年には一日に5200ドルほど稼いでいて、快適に暮らせるようになった。2015年頃からは自分はマーケティングに専念して開発はフルタイムの人を雇うことにした。インド、ルーマニア、ロシア、ベトナムに拠点があった。
本格的にサイクリングを始めたのは30歳を過ぎてからだった。遺伝的に持久力があることは分かっていた。
初めてアマチュアレースに出たのは32歳の時で、好結果を残せたことは自分でも驚きだった。
次の年にコンチネンタルチームの選手になったが、最初の数レースは本当に苦しかった。本当の意味でレースが始まると5分でノックアウトをされた気分だった。ただし、自分に素質がなかったわけではなく、プロのレースに慣れていないのだろうと思っていて、実際そうだった。レースに慣れるのには3か月くらいかかった。その当時の目標はサイクリングを通じて世界中を旅することだった。
2021年時点ですでに35歳だったが、「彼の資質とアジアカレンダーに関する知識」に興味を持ったブルゴスBHがスカウトし、入団が決まった。
トルコに縁もゆかりもないフランス出身の彼だが、50万ユーロで不動産を買えば、誰でもトルコ人になれるという現地の法律を利用してトルコ人となった。また、独自のトルコ名を名乗ることができたため、「Mehmet Şampiyonbisiklet」(直訳でŞampiyonbisikletは自転車王者)と名乗った。また、UCI登録もフランスからトルコに、登録名も「Gabriel Muller」から「Mehmet Şampiyonbisiklet」に変更した。ちなみに、「好きなように呼んでください、どちらでも大丈夫です。」と言っている。
現在はレースがない時はベルリンとバリ島を行き来する生活を送り、ホテルも経営している。

https://www.ouest-france.fr/sport/cyclisme/la-folle-histoire-de-gabriel-mehmet-sampiyonbisiklet-muller-ce-francais-devenu-cycliste-turc-20001360-68e6-11ee-a5bb-3c3a0f3f3a5e


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