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アメリカ社会で自分をどう表現するか〜マスキュリニティ=男らしさについて考える〜

弱く見られないために筋肉をつける、人前では足を組まない、握手の時は強く握る…   「日本人はよく人の目を気にしすぎてる、アメリカではみんながそれぞれ自由!!」みたいな幻想を聞きますが、アメリカではいかに「LOSER=負け犬」に見られないようにするかに特に男性たちは躍起になっています。今日は僕がアメリカに来て感じた「マスキュリニティ」=「男らしさ」について書きます。

握手

まずこれはどこの社会でもそうだと思いますが、「1st Impression = 第一印象 」がとても大事です。歯並びはいいか、服装はその場に適切か、清潔に保たれているか、そして「握手」です。日本では初対面で、なかなか握手からスタートすることはないかもしれませんが、アメリカではします。その時にいかに相手を強くしっかり「ぎゅっ」と握るかが大切です。軽いタッチだと「女々しいやつ」「頼りないやつ」と言った印象になるそうです。またソフトな握手はしばしば「ゲイ」と思うこともあるそうです。そのため「負け犬」と思われたくないから強めに握るそうです。アメリカのホモソーシャルな場面では「ゲイ=負け犬」というイメージがあることも知りました。多様なロサンゼルスでもまだまだ偏見は根強いです。

足を組む

また座っているときに足を組む姿勢は「フェミニン=女性っぽい」とみられ、人前で足を組むのをためらう人もいます。また足を下のようにして組むことで「マスキュリニティ」を象徴しようとします。↓

男性的とされる脚の組み方

それだけではありません、「弱々しく見られないため」に男性はジムに通い筋肉をつけます。筋肉は男らしさの象徴です。いかに自分を強そうに見せれるかが大切なんだそうです。

まとめ

以上のようなことは女々しく見られ、時には頼りなく見られれてしまう傾向にあるそうです。アメリカでもいかに自分をどう見せるかはとっても大切で困難の一つです。今、もう一度「らしさ」にとらわれない「自分」を探す必要がありそうです。
ロサンゼルスの様子をYouTubeにも上げてますのでぜひ見てください!






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