龍とそばかすの姫レビュー(微妙)
久しぶりのnoteです、こんばんは😑
8月10日、今からほんの数時間前に僕は映画「龍とそばかすの姫」を観てきました。あまり良くない方の意味でヤバかったのでつらつらと思ったことを書いていきます。ぜひ読んでいってください。
まず、この映画を見ていない方でも「名前は知ってる」なんて人は多いんじゃないでしょうか。なんせこの映画の監督は、かの有名なサマーウォーズを代表作としている細田守さんです。宣伝にもかなり力が入っているように思えます。
実際、7月31日〜8月1日の2日間で観客動員28万4000人、興行収入3億6500万円をあげ、3週連続の首位を獲得。 累計では動員236万人、興収33億円を突破しているらしく、この夏の話題をかっさらう勢いがある映画と言っても過言でないのかなという感じです。
僕の場合は、この映画の主題歌を担当している「millennium parade」のファンでもあったので、映画館の音響で主題歌を聴きたいという想いと、サマーウォーズと似通った雰囲気の予告に好奇心をかられ、ウキウキで長野グランドシネマへ向かいました。
気になる映画の内容についてのお話に入ります。
ここでタイトルの付箋回収をしましょう。
感想__
おもしろくなかった( ;ᯅ; )
↑これに尽きます。個人的には、millennium paradeが手がけた主題歌が流れると共にインターネット上の仮想世界 ” U ”に引き込んでいく冒頭のほんの数分、ここが約2時間ある映画の最大のハイライトでした。仮に自分の道徳心が大きく欠けていたとすれば、ここで席を立ち、帰路についていいレベルです。
映像美はさすがでした。サマーウォーズに登場する”OZ”の世界観よりも更に壮大かつ、華やかな仮想世界が広がり、高層ビルのようなものがひしめくサイバーパンクなUの世界には目を奪われます。OZにも登場したお馴染みのシロナガスクジラの上には主人公である歌姫 ”Bell” が凛とした立ち姿で美声を響かせています。ただ、これも全て冒頭の数分で見れる内容です。やはりあの時僕は早々に帰るべきではなかったのでしょうか。(駄目です)
以降の内容はというと、時折”U”の世界に入り込み、一応Belleの美声を聞かされつつ、説明の足りない浅いストーリーと共に現実世界で繰り広げられる高校生のイチャイチャ劇を楽しめます。
50億という壮大なアカウント数の中からあまりにもあっさりとお目当てのアカウントを見つけ出してしまうし、そこからアカウントの中身の人物に出会うまでの展開が超・トントン拍子に進んで行きます。フィクションなので多少我慢しなければならないのは分かりますが、「もうちょい苦労しろよ」とツッコミを入れたくなります。
最後にはなんやかんやあり、”As”と呼ばれる自分のアバターを自ら破壊し、少なくとも数億人のユーザーに見られるであろう中でしれっと自身のリアルの顔を晒します。普通に主人公の女の子の将来が心配です。数億人に顔を晒してまで成し遂げたことに対する対価があまりにも見合っていません。
ここまでの自己犠牲心があればスーパーボランティアでも名乗って大きな災害を被った被災地に単身で乗り込み、5万人分くらいの炊き出しでも出来るのではないでしょうか。誇張した表現をしましたが、ある意味彼女はそれくらい吹っ飛んだことをしている気がします。
これは余談なのですが
「めっちゃ泣けた😭」
的なことをインスタのストーリーに載せていた同級生の女の子を見ましたが、恐らくワイロを渡されたサクラです。「感動する場面なんて無い」とまでは言いませんが少なくとも涙がこぼれるようなシーンは見当たらなかったので、あまり嘘をつかないで欲しいなと思いました。
映画館を出た後に湧き上がってきた謎の感情は最悪のホラー映画、「ミッドサマー」を見た時以来の経験です。映画のジャンルは全くの別物ですが、脳の中は「縺翫l縺ッ縺?i縺ョ」という感じです。
特大のスクリーンと音響のおかげで一応見れたな、という感じなのであまり期待をせずに見に行くといいと思います。本当に映像は綺麗ですし、歌も綺麗です(投げやり)
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