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居心地良い空間づくりの達人 新井さんにインタビューしてみた

LDL(Locally Driven Labs)とは、約20年にわたって全国各地で経営とまちづくりに取組んでいる木下斉さんが所長として立ち上げたラボです。先月から参加させていただいておりますが、色々な方のさまざまな地方での取り組みに日々、勉強させていただいております。

この度、バディ制で埼玉県杉戸町役場職員の新井友和さんとバディを組ませていただき、インタビューをすることになりました。

1.プロフィール

新井さんは、狂犬ゼミをきっかけに、LDLに入会されていて、創設当時のメンバーとのことで(すごい!)詳しいインタビューは以前にありますので、そちらをご覧いただければと思います。

今年度からは、管財契約課で課長として、新庁舎の整備などを検討されているそうです。
管財のような管理業務に携わるのは今回が初めてで、以前は商工観光を担当されておられたそうです。今までの仕事内容をお聞きすると、企業誘致や工業用地の整備、道の駅再生やミズベリングなどなど、たくさんの事業をされており、私の現状と近い!お話しを全て聞きたい!しかし時間が足りなかった…そして後半、インタビューと称して、私のお悩み相談室のような状態になりました。この場を借りて謝罪いたします。すみません。

2.水辺活用(ミズベリング)について

昨年度まで携わっていたミズベリングについて教えていただきました。
ミズベリングでの新井さんのインタビューもございます。
そちらもぜひご覧ください。

新井さんの住む杉戸町には大落古利根川という川があり、そこを町の人たちの憩いの場とすべく、水辺活用を行なっているとのことです。
SUPやカヤックなど、のんびりした時間が流れて、楽しそう〜

こんなに素敵な空間がお家の近くにあったら最高じゃないですか⁉︎

水辺って不思議と人を癒す効果がありますよね。
こんなふうに気軽に水辺で過ごす時間があれば、みんなが自分の地元にある自然や環境問題を考えてくれる機会になって、素晴らしい取り組みだなぁと感じました。

大落古利根川という名前を聞いて、『古利根川?利根川が古いってなんだろう?』と思って検索したのですが、今の利根川は、徳川家康が物資の輸送のために掘った川で、江戸時代以前は存在していなかったのです。
そして、その頃の利根川は、なんと、この大落古利根川だったのです!
現在は農業用水路としての利用が主なんだそうですが、古くから親しまれ、活用されてきた、素晴らしい川なのです。

8月には川に灯籠を浮かべるお祭りもあるそうです。綺麗だろうなぁ。
穏やかに流れながら、地元の方に愛され活用される川。素敵です。
こういった取り組み、私の地元でもやってみたいなぁと、勉強になりました。
そして、利根川河口域に住む私としては、ぜひ一度、古利根川に訪れてみたいと思います!
同じ、水域同士、何かできると楽しいですね。なんて話にもなりました。

3.道の駅アグリパークゆめすぎとについて

新井さんは以前、LDLの記念すべき第1回目のテーマ「道の駅再生」を行なったご経験も。杉戸町にある『道の駅アグリパークゆめすぎと』は、元々は農地で、後から道の駅としての認定を取った施設だそうです。
『国道に接していなければならない』という国の制度を変更させた施設だそうです。
しかも敷地は10ヘクタールもあるそうです。そこで農業体験ができたり、BBQもできたりするそう。楽しそう〜絶対遊びに行きたい!!

しかし、敷地が広かったり、直接農家さんから買い取る野菜だけでは種類が限定されてしまうため、バリエーションを増やすために仕入れを行なったりしなければならず、運営は難しいそうです。
また、近隣にも施設ができるとそちらにお客が流れてしまったり…と、以前木下さんが記事にされていたように、道の駅経営はなかなか難しいようです。
色々な町の色々な事情がありながらも、継続して事業を回すことを重視しながら、施設を作っていかなくてはならないなぁと再認識しました。

4.公務員あるある

「今の悩みはありますか?」とお伺いしたところ「特にないけれど、あえて言うのなら、前述したミズベリングなどはもっと携わりたかったところで、異動になってしまったことかな。」とお答えいただきました。

そして、ここからは公務員あるある言いたいの時間(別名、先輩に私のお悩みを聞いてもらう会)になりました。
予期せぬ異動。そして、異動後は全く違う職業になるほどの職務内容の違いが、慣れるまで大変ですよね…という話になりました。
新しい知見が得られる分、あともう少しで完成だったのに…という仕事を置いていかなくてはならない悲しみ。そして、また一から作り直さなくてはならない組織…
マネーフォワードの人形劇のCMが作れそうです。(あのCM結構好き)

解決策として、勉強会や気の合う仲間で始めてみたり、仕事の枠を超えて、個人的に地域の1人として、始めてみるのも良いのでは?というアドバイスをいただきました。
地域に出てみて、いろんな人と触れ合うことが一歩なんだなと教えていただきました。

5.インタビューを終えて 感想とこれから

LDLに入って、皆さんすごい方ばかりで、どひゃあと思っておりましたが、新井さんは優しく、色々とご教授くださり、大変たのしいインタビューの時間になりました。
メンバーの方達より、かなり後背に居る分、できること、小さなことからコツコツと西川きよし師匠のように頑張ろうと思いました。
LDLは公務員の方が、かなり少ないらしいのですが(入っても抜けてしまうことが多いようです)、いろんな職種や環境にいらっしゃる方達の意見やお話しから気づくことがたくさんあります。外の世界をみることの大切さを日々実感しております。
自分のまちはこれでいいのか?とモヤモヤしている方、霧が晴れるような快感があります。LDL、ぜひおすすめします。

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