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福島の旅〜岳温泉〜

気分転換にお出かけしようってことで、お城×温泉の組み合わせを考えて、今回の行き先は福島へ。

家を出た時はぴかぴかのお天気。新幹線『なすの』に乗って出発。車窓から広い空が広がる。開放感があって気持ち良い。ビュンビュン景色が流れ、遠くの方に黒い雲が見えたら、あっという間に目の前に広がった。灰色に、おうど色も混ざったなんとも言えない色の雲も。雨雲じゃなかった。雲が去ったらまた青空が広がった。新幹線の天気の変化はおもしろい。

遠くに黒い雲
あっという間にやってきた

郡山駅に到着し、そこからJR東北本線で20分くらい揺られて二本松駅に移動。目指すは二本松城(霞が城)。荷物を駅のロッカーに預けて徒歩で向かう。途中『二本松神社』でお参り。境内の軒下の幕(御幕というのね)には×印が。

二本松神社

お城へ行く途中に『にほんまつ城報館』なるものがあって見学。去年作られただけあって、すごくキレイ。人が誰もいなくて貸切状態。ゆっくり見られた。そこで二本松神社の×印は丹羽光重の家紋だとわかる。歴史がまったくだった私はこういう時に学ぶのだ。今は学ぶのが面白くなってきた。

にほんまつ城報館

お城は城報館の向こう側。二本松城は山城だったので、山道をえっちらおっちら登ってく。結構な山道で、もう普通に山登り。あちこちにオオイヌノフグリが咲いていた。春ねぇ。コートを脱ぐくらいの気持ち良い気候の中を登ってく。山登りしたかいあって、本丸からの見晴らしは抜群だった。爽快感。

本丸からの眺め

お城からの帰り道、行く途中で見かけていたカフェ『8月cafe』でひと休み。大正14年に建てられたという建物。迎賓館として使用されたんじゃないかとのこと。天井や扉など、おしゃれな細工だった。抹茶チーズケーキをいただく。

入り口
本も置いてある

二本松観光を終えて岳温泉へ。バスはフリー乗降期間で、運転手さんに言えばどこでも降りられるってアナウンスが流れた。地域密着だなぁ。

岳温泉は昔、独立国家を作ろうと『ニコニコ共和国』なるものを作ったんだそう。独自の通貨もあったんだって。ガソリンスタンドを「アラブ首長国連邦大使館」って言うようにしたら県から苦情が入って、「アブラ首長国連邦大使館」したらしい。笑える。りすのキャラがかわいかった。手拭いも購入。

ニコニコ共和国の旗が今も

岳温泉は酸性泉だという。お肌がつるりんこになった。温泉に詳しくない私でも、よい泉質であろう感じがした。

次の日は岳温泉を観光。『鏡ヶ池』の水が緑色で、「わぁ〜キレイ〜」って言っちゃうほど。ずっと見ていられた。「ミルキーデイ」なる日には、温泉の成分が入ってエメラルドグリーンになるそう。それも見たかったなぁ。

鏡ヶ池
エサをあげてる人がいていっぱい飛んできた


『岳温泉 十二支めぐり』っていうのをやってた。観光案内所で500円払ってハガキが入ったバインダーをもらい、スタンプ台とバランを借りる。あちこち点在してる十二支を見つけ、版画を刷って集めるのだ。二本松市出身の日本画家、大山忠作さんが描いた絵なんだそうだ。

これは丑さん


歩いてる途中で廃業した旅館?の建物があちこちに。その一つの壁が顔になってた。かわいい。

にやっと


町はずれにチーズ専門のお店があるというので歩く。20分位ってことだったけど距離感がわからないから結構な距離に感じて疲れた。オシャレパンケーキでした。

カフェ風花

岳温泉の観光を終えて、郡山駅でお土産買って東京へ帰る。新幹線から夕焼け見えた。買ってきた手拭いを出して思い出に浸る。さぁ、次はどこへ行こうかな。

夕焼けもあっという間に沈む
リスちゃんの手拭い

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