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母との別れをおもう


『寂滅』2020木の枝の書道

寂滅(じゃくめつ)とは仏教用語で煩悩を離れて涅槃の境地となること。
転じて死ぬこと。だそうです。

きょうはよっく働いた。
わたしは凄く体力があるほうらしい
だてに働いてきていない。

家に帰ってきたら母の日だと気づいた。
母に電話をして、改めて母の愛情に気づく。

自分が幼かったころは、不満や葛藤も多かったけれど
自分のこころの成長と共に、母の愛情がわかるようになってきた。

以前はモヤモヤした気持ちや思い込みで見えなかった愛情が
落ち着いて、いま解るようになれたのは
成長したのだなと感じること。

母も高齢となり、いずれ訪れる別れを考えるような歳になってきて
母との接し方も変わってきた。
他の人も言う

今のうちに親孝行しておきなさい、絶対後悔するからって。

電話で母の声を聞くとき
母がたしかにわたしに掛けてくれた愛情に気づくことができてよかったと
ホッとする。

いま思うのは
自分のくらしから、母がいなくなったらどうなるのだろうという
足元が崩れるかもしれない不安だ。

他の人もそうなのだろうけれど
母を亡くしたその時も、悲しみをこらえて働くことができるだろうかと
いまから不安にならずにはいられない。

ただ、きょうも母と明るい話ができてよかったなと思う。


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