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好きで飯炊きババアやってるわけじゃない

子育ては葛藤の連続。

毎日毎日、一生懸命好きでもない料理に励む。
なんとか子どもに栄養摂取させねばと、私の少ないレパートリーの中からこれなら進んで食べてくれるだろうという献立を考える。

そんな苦労はつゆ知らず、子ども(4歳)は平気で、

「俺、これ嫌いやねん」と言い放つ。
(一丁前に俺とか言うのも無性に腹立つ)

そうかいそうかい、嫌いですかい。

「嫌いやったら食べんでよろしいわ」

って言っちゃうのよねー。

だって、一生懸命作ったんだもん。
君のためを思って作ったんだもん。

いや、わかってますよ。

子どもにしてみりゃ、嫌いという表現方法しかまだ持ち合わせていないし、こっちがどんな気持ちで毎日飯炊きババアを買って出てるかなんてことは知ったこっちゃないもんね。

わかってるのよ、そんなことは。

だからそんなムキになって「食べんでよろしい」なんて言うもんじゃないのよ。

「そっか〜、嫌いなんだね〜」って受け止めてあげられればどんなにいいか。

わかっちゃいるけど、私もニンゲンなので。

毎日そんな葛藤と反省の繰り返しでございます。

どうしたらいいんだろうね。
もっと料理の腕が上がれば、見た目にも美味しそうな料理が作れるようになれば、何か変わるのかね。
やっぱり、料理上手なお母さんに憧れるよね。
なんか、料理上手、料理好きってだけで、すごい丁寧な暮らしをしていそうな感じがするしね。
「食」って生きる上での基盤だもんね。

料理教室とか行ってみる?
QOL、くらしの質、上がりそうだよね。

いや、でも、きっとそういうことじゃないんだろうな。

そこまでして、コレは絶品だぜ!って、自信満々に出した時に、「嫌い」って言われたら、多分私は家出するな。
二度と、包丁握りたくなくなるだろうな。

子育ては、否応なしに、いろんなことと向き合わされて、毎日が葛藤の日々。

そのおかげで見えたものもあるけれど、なんだかよく分からなくなってきたこともたくさんあって。

よく分からないままでも、容赦なく日々は流れていってしまうからこそ、ひとつひとつと向き合い味わっていくしかないのかなぁ。

理想の母親像になんかなれなくたっていいけど、後悔しない子育てをしていきたい。

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