「おしゃれな人」への懐疑

「ニッポンのビジネスマン、なんで服に関心ないんやろ。(自分は)自宅にスーツやジャケットが数百着あった。」
繊維部門出身の大手商社社長が雑誌で語っている。

メディアが取り上げる「おしゃれな人」には好感が持てない。
「おしゃれな人」は決まって服をたくさん持ち、ブランドを言いたがる。
市井の健全なおしゃれな人にとって大事なのは「minimal」や「sustainable」、「understatement」であることだ。
たくさん持つと一つ当たりの登場回数が減る。たまにしか使わないものは手入れがおろそかになる。
逆に、登場回数が多いと自分に馴染んでくるし、愛着も湧くし、手入れが行き届いて永く使える。本当に良いものが分かるようになる。

成り金趣味の「おしゃれな人」が展開する事業に、なるべくカネを落とさないような消費活動をしたい。

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