女の長電話

女友達から電話。
最初の20分は切実な相談で過ぎる。
こういう内容はちゃんと応えたいと思う。
やがて相談が終わり、思いつくままにダラダラと意味のない話が続く。
子どもの話、友達の話、仕事の話・・・
こういう内容はあまり付き合いたくない。
電話を取ってから2時間が経ったところで、もう無理だと思い、用事があると言って切る。

親しい人への配慮という点では女は格段に性能が低い生き物だ。
自分の話したいことは何でも話してよいと思っている。
自分が話したいとき、相手は聞くべきだと思っている。
ただ、そういう女ほど、親しくなるまでは気配りや節度があり、とても魅力的であることが多い。

男でもそういうタイプはたまにいる。
たいてい自信がなく、欲はあるタイプだ。
エーリッヒ・フロムが言う「一人きりでいられる」技術をみんなもっと磨くべきだ。

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