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不動産日記 vol.3

物件探し

今は本当に便利です。
インターネットというものが普及しているからです。

検索サイトで物件検索すれば、
沿線やエリアごとの物件情報が見つかりますし、
YouTubeではYouTuberさんが
知りたいエリアの情報をまるでそこへ行って歩いたかのように
案内してくれます。

不動産屋さんもYouTube発信していて、
「物件探しはこんなところに気をつけて!」と、
こと細かに教えてくれます。

ぜ~んぶタダで教えてもらえるなんて、なんと素晴らしいことでしょう。

時代遅れのオバサンは、まずはネットでお勉強。
一年は、あっという間に過ぎました。

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一年間、ネットでさまざまなエリアの物件さがしをしましたが、
潤沢な軍資金のない我が家にとって、
都内で家を買うのは至難の業。
これいいな、と思う物件なんてありません。

一年も探しているのに今のところ、内覧した家は一軒もありません。

夫だって一緒に住むのだから、
たまには物件情報を見てもらいましたが
彼はしら~っと、
「7、8000万くらいだと、なんか良さそうだね!」と
言いました。

これまで娘たちの学費や生活費の仕送りがあり、
私たちには貯金なんてないので、
持ち家の売却益が唯一の資金。

母が知ったらほんとに驚きます。(呆れて嘆くかも)
母は倹約家で、お金持ちだからです……。

それはさておき、お金がない私たちに
不動産屋の営業マンさんはそんなに優しくありません。

営業マンは話を聞かない

営業マンさんは、ひとりで何十人ものお客さんを
相手にしているのでしょうね。

物件価格が安いからだとは思いますが、
人通りが多いところはイヤと言っても交差点の物件を送ってきたり、
ハザードマップで赤いところはイヤと言っても、
川沿いの物件を送ってきたりします。

いつまでもネットで残っているのに、
「希少物件です」とも平気で言ってきます。

「いやいや騙されないよ」とは、ちゃんと思っているのですが、
営業電話をバンバンかけてきて、話の展開では、
いつしか夫の年収を言ってしまっている私。

オレオレ詐欺の練習をさせられているみたいです。

でもこのとき、昔から自分がだまされやすかったことを思い出しました。

高校生のとき(かれこれ40年以上前)、
「〇〇〇会社のアンケートです」なんて言われて、
大手繊維メーカーだったから信じてしまい、
「下着の色は何色が多いですか」なんていう質問に、
しっかり答えてしまったこともあったんです。

いやはや、なんともお恥ずかしい。
冷静に考えたら、おかしいです。

営業マンさんには「電話はご遠慮ください」とか
「電話はやめてください」と、
言葉を変えてお願いしても、かける人はかけてきます。

電話は相手のペースにのせられてしまうから、
会話で防御できるとは思えなかったので、
もう絶対に電話には出ないと決めました。

連絡手段は、メールだけ!

「LINEが便利ですよ」とか
「〇〇ってアプリを入れてください」とかも
営業マンさんは度々言ってきます。

ごめんなさい、私、あなたたちのことみんなごっちゃになっちゃうんです。

不動産会社の名前って、なんだか似ていて、
〇〇会社の△△さん。が覚えられません。

誰と話しているのか分からなくなっちゃうんです。
しまいには、仕事の人とも区別がつきそうにならなくなりそうだったので、
やりとりさせてもらう営業マンさんを選択し始めました。

私は物件探しの前に、営業マンさん探しをしていることに気がつきました。

営業マンさん探し

そんなに毎日、物件の図面を見るなんてできないのに、
一度に10件とか送ってくる人。

ごめんなさい、「事情により物件探しをいったんやめてます」と
伝えました。

ホントは「あなたとペースが合わないんです。ごめんなさい」と
言いたいけどそれは言えない!

電話をかけないで、とお願いしているのに
かけてくる方はブロックしました……

不動産の営業マンさんも大変です。
ピンとくる物件がなかなかないお客さんを相手に
商売するのですから……

それでも物件探しをしていくうち、ようやく
ピンとくる営業マンさんに出会うことができました。


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