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片耳難聴の私が補聴器をつけたい理由。

まず初めに自己紹介を。
京都府在住、40歳、女。
先天性疾患である、口唇口蓋裂(両側)で生まれ、何度か形成手術を行う。

昔から耳鼻科にはよくかかった。
中耳炎にも何度かなって、小学生高学年の時に右耳が真珠腫性中耳炎になり、手術。
中学生の時にも再発…その時か小学生の時かは忘れたけど、真珠腫に鼓膜から音を伝える為の器官(蝸牛)に繋がる耳小骨を破壊された為、右耳は重度の混合性難聴に。

その時から今まで、やや不便ながらも補聴器なしで片耳難聴として過ごしてきた。
右から話しかけられたらほぼ聞き返すし、何度も聞き返すのが申し訳なくて聴こえたフリをしたり…
それでもなんとかやってきたけれど、去年(2023年9月)、まさかのメニエール発症。
半年苦い薬を飲み続け、今はメニエールのめまいはなくなったけど、後遺症なのか右耳の耳鳴りが残ってしまう。

メニエール発症してから今の今まで24時間休む事なく鳴り続ける耳鳴りに気を病んだ。
号泣したり、発狂したり、何をやっても鳴り止まない耳鳴り。
8000Hz位の、高いキリキリ音がずーーーっと。
その頃から私は耳鳴りを治す方法を色々調べた。
どの耳鼻科医にも「耳鳴りは治りません」「気にしない様にするのが一番」「気にならなくするTRT療法はありますが…」と言われ、どれも根本的解決は無かった。

耳鳴りは、聴こえない音を聴こうとして脳が作り出す音…という事で、聴こえない音が聴こえるようになれば治るのでは…
と、補聴器を検討し始めた次第。
実際補聴器で耳鳴りが治った、という事例は多くあるようで、私にとってはそれが一縷の望みとなった。

近所のかかりつけの耳鼻科から大きい病院へ、そして更に大きな大学病院へ紹介状を書いてもらい…
何度も聴力検査したりしてお金も時間もかかったけど、それで耳鳴りが治るなら…
静寂が好きな私は、もう耳を澄ませて「シーン…」とするあの好きな時間を過ごす事は出来ない
どうにかして、静寂を取り戻したい

補聴器をつけたい理由が少しおかしいけれど、耳鳴りが発端ではあるものの、実際メニエールのせいで難聴だった右耳は更に聴こえなくなり、左までもが聴力低下、一部のHzで中度難聴になって人との会話が更にし辛くなってしまい仕事にも支障が出てきたのもあり、補聴器をつけたいという気持ちが強まった。

ここまでが、私が補聴器をつけようと思った経緯です。
次は、補聴器選びについて書きます。

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