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食欲が蘇る人参の冷製スープ

本日の主役となる食材は人参です。

人参の旬は春から初夏にかけてと、秋から冬の間の年に2回ありますが、通年購入しやすい野菜です。

料理のジャンルに関わらず、幅広く使われている野菜で、料理の脇役に徹して主役を引き立ててくれたり、他の食材と合わせて、デザートやソフトドリンクにもなるとても便利な野菜です。

そんな人参を使って作るヒトサラは、素材の特徴を最大限に引き出した、人参の冷製スープです。

人参の甘みと香りを引き出す為に、オリーブオイルでゆっくり炒める調理法で、ご家庭にある常備食材のみで作ることが出来きます。

人参の加熱方法は、鍋に蓋をして蒸しながら炒める方法を選びました。

人参から出てくる水分を利用して、むらなく確実に柔らかく火が入るように加熱しています。

通年気軽に購入できる人参から、格別なスープを味わえます。

ご家庭で是非作ってみてください。

【材料・分量】
人参 500g
塩  6g
オリーブオイル  30ml
水  150ml
EXヴァージン・オリーブオイル  40ml
牛乳 350ml
〈仕上げ用〉
プレーンヨーグルト
EXヴァージン・オリーブオイル

1・人参の下処理

ヘタを取り除いた人参は、ピーラーを使って皮をむきます。

皮付きのままでも作ることできますが、仕上がりスープを出来る限り口当たりなめらかに仕上げたいので、口当たりが悪くなる原因の皮はしっかりとむきます。

縦半分にカットしたら、できるだけ均一な厚みで薄くスライスします。

動画内では包丁でカットしていますが、スライサーをお持ちの方はスライサーを使えば、簡単で素早く均一な厚みに人参をスライスできます。

均一な厚みに揃える理由は、次の加熱調理の工程で火の入りにくい人参を、むらなく確実に柔らかく火を入れるためです。

2・人参に炒めながら蒸す

鍋にオリーブオイルを入れたら、スライスした人参・塩を加えて中火で炒めます。

人参にオリーブオイルが全体に絡み、熱くなってきたら鍋に蓋をします。

蓋無しで炒めて、人参に火を入れることも可能ですが、柔らかくなるまでに時間もかかり、絶えず人参を混ぜる必要があります。

僕が選んだ加熱方法は鍋に蓋をして、炒めながら蒸す方法で、しっかりと人参を柔らかくする方法です。

蓋をしたらまずは10分間、中火で炒めながら蒸します。

10分おき蓋を外してゴムベラで人参を混ぜます。

混ぜる際は、人参から出てくる水分を全体に絡めるようにして混ぜたら再び蓋をして、中火で更に10分間蒸します。

20分経過すると、人参全体に艶が出てきます。人参も火が入り始めていますが、更に10分間蒸してしっかり火を入れます。

30分蒸しながら炒めた人参は、ゴムベラの先で押すだけで簡単に煮崩れるまで柔らかくなっています。

最後に分量の水を入れてひと煮立ちさせます。人参には既にしっかり火が入っているので煮込む必要はありません。

少量の水を加えた理由は、次の工程でミキサーで人参を回すので、スムーズに人参がミキサーでなめらかになりやすいようにするためです。

3:ミキサーで人参をまわす

柔らかくなった人参は、熱いうちにミキサーにかけてなめらかなピューレ状にします。

ハンドミキサーでも人参をピューレにすることができますが、ミキサーのほうが断然なめらかにすることができます。

一緒に分量のEXヴァージン・オリーブオイルも加えることで、オリーブオイルの華やかな香りとコクをプラスさせます。

動画内では、水分量をギリギリで人参をミキサーにかけているので、ミキサーの刃が空回りしてしまっています。

力技でミキサーの蓋を外してゴムベラで人参ピューレの表面を混ぜながら、なんとかなめらかな状態に仕上げました 笑

4:人参のピューレを冷やして牛乳を濃度を調節する

なめらかになった人参のピューレはアツアツです。次の工程で冷たい牛乳と合わせて濃度を調節するので、ミキサーから取り出した人参ピューレはボウルに移して、氷水にあてながら一度しっかりと冷やします。

熱い食材を素早く冷やすことで冷蔵庫で保存する際にも食材は傷みにくく、5日間は保存ができます。また、仕上げに冷たい牛乳と合わせるので、人参ピューレを冷たくしたほうが素早く冷たい状態のスープに仕上げることができます。

ミキサーの容器の中の人参ピューレはゴムベラだけでは完全に取り出す事は困難です。分量内の牛乳を少量ミキサーの容器の中に入れて、もう一度まわえば、綺麗に残った人参ピューレを回収することができます。

牛乳を加える前の人参ピューレは、そのまま料理の付け合せとしても最適です。
温め直して少量の生クリームとバターを加えれば、魚料理・肉料理の付け合せにもオススメです。

冷やした人参ピューレに牛乳を加える際は一度に分量の牛乳を加えるのではなく、少しずつ加えて分量の牛乳を加えれば、簡単に混ぜ合わせられます。

また分量以上の沢山の牛乳を加えてしまうと、人参の香り・甘み・旨味の特徴が薄れてしまうので、分量分の牛乳を加えて下さい。

5:仕上げ

人参の冷製スープは一人前約100g前後が適量です。

仕上げにプレーンヨーグルトをほんの少しだけ加えると、人参の甘みが引き立つのでおすすめです。

動画内ではギリシャヨーグルトを加えて酸味とコクに特徴を与えています。最後にEXヴァージン・オリーブオイルも加えて華やかな香りが、人参の味わいにボリューム作ってくれます。

とても滑らかで、自然と口の中で広がる人参の甘みと旨味がとても美味しいです。

日本は暑い日が続いていると思いますが、食欲がないときでも、こちらの簡単に作れる人参の冷製スープで心と身体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

それではまた、次回の料理でお会いしましょう!

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Chef Ichi

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