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私の愛する肉料理

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ひたすら肉料理の調理法やレシピを紹介するシリーズです。
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美味しいブランケット・ド・ヴォー【後編】

美味しいブランケット・ド・ヴォー【後編】

皆さんこんにちは、Ichiです。

今回は前置きなく早速、後編のブランケット・ド・ヴォーの作り方を紹介していきます。

前回の記事ではブランケット・ド・ヴォーを作る時の注意点や改善したい点などについてお話しましたね!

では、まずは食材と分量の紹介です。

仔牛肉は豚肩肉で代用していただいても構いません。

【ブランケット・ド・ヴォーの材料と分量】10人前
仔牛の首肉 1.5kg
水 2L
白ワ

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ローストビーフから学べる塊肉の火入れ【後編】

ローストビーフから学べる塊肉の火入れ【後編】

牛肉の部位で主にステーキとして食べられる部位は、厚みや大きさに比例して調理時間と理想の加熱調理をする難易度も増します。

それは何も牛肉に限ったことではなく、豚肉・鶏肉・鴨肉も同様です。

19世紀のフランスの美食家ブリア・サヴァランは

【料理人にはなれるが、肉焼き師は生まれつきである】

という言葉を残しています。

この言葉からお肉を焼く技術は生まれ持った才能が必須であると思われがちですが、

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牛サガリと赤ワインバターの楽しみ方

牛サガリと赤ワインバターの楽しみ方

本日は牛サガリと赤ワインバターのお話です。

牛サガリは仏語でオングレ・ド・ブッフ(Onglet de Bœuf)と呼びます。

牛一頭から1kgほどしか取れない希少部位です。

赤身肉のような見た目と味わいで少しコリコリとした柔らかい食感が特徴的。特に臓物料理で有名な美食の街リヨンのブラッスリーでは定番の食材です。高級レストランで扱われることはありませんが、庶民的なレストランで人気の部位です。

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鶏むね肉の操り方

鶏むね肉の操り方

本日は鶏むね肉のお話です。

家庭で火を入れるとパサつくリスクが高い鶏むね肉

今回紹介するブライン液(ソミュール液)を使って、誰でも簡単に鶏むね肉をしっとりジューシーに作れる方法を紹介します。

ブライン液については前回記事【ローストチキンの真実】で少しだけ触れましたが、今回詳しく解説させていただくと同時に、フレンチのレストランではどのようにして鶏むね肉を火入れしているのか解説させていただきます

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ローストチキンの真実

ローストチキンの真実

本日は丸鶏のローストチキンのお話です。

フランスで丸鶏のローストチキン(仏語でプーレ・ロティ)を購入できるのは大型のスーパー以外に、一部のブッシェッリー(お肉屋)か屋外のマルシェでロティサリーグリルと呼ばれる専用の調理器具を使って丸鶏を目の前で焼き上げて売っている専門店です。

レストランで食べられるのは、ほんの一部の高級レストランくらいです。

料理の知識とお肉を焼く調理経験・技術を持った料理

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