【詩】許します
私は使ったことはない言葉がある。
使うことがなかっただけか。
私は許します’
許してほしいことは結構あったと思うが、
私が許すほど、悪いことはされていない。
と言うか、私のことを真剣に向き合ってくれる人がいなかっただけか。
そう言うと少し悲しいが、それだけ人に関心を向けていなかったのかも知れない、私が。
でも、私は許します。
そう言う機会がある人は幸せだったのだろうか?
それは、それまで、許せないことがあったわけで、それは、幸せだったとは言い切れない。
じゃあそれを言わなかった私のこれまでの人生は、幸せだったのか。
幸せだとは言いあぐねるが、呑気な人生だったのかも知れない。
呑気、、、いいねえ。
昔読んだ小説で、「あなたは春みたいな人だ」という一節があった。
春みたいな人に、私は憧れた。
人間関係に悩まされない、自分と自然だけに関心を抱く人生。
いつの間にか私は、それに成れていたのかなあ
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