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大学一年生と酒と没個性。


※この記事は未成年飲酒を推奨するものではございません。 
 大学生。それは制服という殻を脱ぎ捨て、個性のために各々が羽化を始める時期。詰まるところ、ルールに縛られない中、いかに己の個性を出していくかを見つめ合う時期だ。俺たちはダサ茶髪へとジョブチェンジをし、バイトにサークル、彼女作りに勤しむのだ!そんな中でみなが避けては通れない、

そう、飲み会と飲酒である。

 もちろん、大学一年生での飲酒は(浪人生もろもろを除けば)「未成年飲酒禁止法」によって取締られている犯罪行為である。犯罪って考えると重たいように聞こえるだろ?でもね、大学では悪い意味でそのイメージが覆されるよ。というか、そうなった。体感8割の人間はやってるし、それを誰も指摘するような雰囲気ではない。自分はというと、2割に相当する側だった。絶対的マイノリティ!!

酒飲める俺イカしてるぜ!
vs犯罪犯してない逆張り俺カッケェ!

                  みたいな。
 とにかく、自分の周りではそういう風潮がありました。そう、みなが酒を飲む環境では法律を破ってない側が逆張りなのです。価値観おかしなるで。
 高校では「守られるべき子供」の立場だった僕たち。それが大学になると大人としての自由がアンロックされる代わりに、行動に責任が伴う。全てが解放された時、どこまで今までのストッパーをぶち抜くのか。その選択に、高校での友人たちの知らない一面を見た気がして、正直怖気付いた。
ずっと並走していると思っていたら、いつのまにか自分の遥か遠くを走っていってどんどん小さな一粒の影になっていった。知っているはずなのに!一緒に青春を過ごしたのに!それは理解できないナニカに見えた。
 僕が周りとずれを感じ始めたのは友人が犯罪を平気で犯していることもそうだが、酒自体にさほど執着がなく、なぜみんなが飲酒にこだわるのかが理解できなかったことも原因だと感じる。だって、2年以内には絶対飲めるようになるし、それからはいつでも飲める。なんで今わざわざ飲むの?って感じ。まあ、みんなが飲んでる中、周りに流されてなんとなくで飲んでる、という人も少なくない気はする。
 酒を飲まない人の中には、未成年飲酒に過剰に反応して、飲んでる奴らを猛烈に批判するような人間もいる。もちろん、未成年飲酒は犯罪なのだから批判する気持ちはわかるけど、こう、過剰。明らかに目の敵にしてる人もいる。酒を飲まないのに酒に囚われてる。もちろん未成年飲酒を肯定するつもりはないけど、それをあまりにも批判する側の意見もなんか居心地悪いんだよね。
 大学に入ってからはいかに脱・没個性をするかがステータスになりがちだ。そのお手軽な方法の一つが飲酒なんだと思う。たぶん。
 でも、僕が思うに、別に外側を着飾るのをがんばりすぎる必要はないんじゃないかな。
 僕たちには思想がある。言葉がある。
内側に研ぎ澄まされた感性があれば、それを感じ取ってくれる仲間はまたいつか現れるさ。だから、自分は自分のペースで折り合いをつけていけばいいんじゃないかなと。

この言葉を半年前の自分にかけてあげたかった😭😭😭😭😭😭😭😭

 そしてこれから大学生になる読み手の方がいれば、大学生の独特な雰囲気をなんとなく掴んでくだされば幸いです。

以上。長文&拙文で思ってたことを吐き出したかっただけでした。

#大学
#大学生ブログ


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