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[翻訳]濱口竜介監督のお気に入り映画51選

映画サイト"LaCinetek"にてドライブ・マイ・カーで第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督のお気に入り映画51選が発表された。濱口竜介といえば、カイエ・デュ・シネマThe Film Stageと海外メディアに好きな映画を挙げることで知られている監督だ。しかも、マティアス・ピニェイロやラドゥ・ジューデといった日本ではあまり知られていない監督作品を推しているので興味深かったりする。さて、今回はどんなラインナップになっているんだろうか?

1.エストラパード街(ジャック・ベッケル、1953)
2.ライド・ロンサム(バッド・ベティカー、1959)
3.ジャンヌ・ダルク裁判(ロベール・ブレッソン、1962)
4.よみがえるブルース(ジョン・カサヴェテス、1961)
5.石の微笑(クロード・シャブロル、2004)
6.イースタン・プロミス(デヴィッド・クローネンバーグ、2007)
7.アブラハム渓谷(マノエル・ド・オリヴェイラ、1993)
8.ガーゴイル(クレール・ドゥニ、2001)
9.怒りの日(カール・テオドア・ドライヤー、1943)
10.ヒア アフター(クリント・イーストウッド、2010)

11.ミツバチのささやき(ヴィクトル・エリセ、1973)
12.ナンバー・ゼロ(ジャン・ユスターシュ、1971)
13.果てなき航路(ジョン・フォード、1940)
14.顔のない眼(ジョルジュ・フランジュ、1959)
15.右側に気をつけろ(ジャン=リュック・ゴダール、1987)
16.ある女の恋(ジャン・グレミヨン、1953)
17.エルダーブッシュ峡谷の戦い(D・W・グリフィス、1913)
18.ハタリ!(ハワード・ホークス、1960)
19.恋恋風塵(ホウ・シャオシェン、1987)
20.蛇の道(黒沢清、1998)

21.マン・ハント(フリッツ・ラング、1941)
22.条理ある疑いの彼方に(フリッツ・ラング、1956)
23.鱒(ジョゼフ・ロージー、1982)
24.天使(エルンスト・ルビッチ、1937)
25.二重結婚者(アイダ・ルピノ、1953)
26.崇禅寺馬場(マキノ正博、1928)
27.暖流(増村保造、1957)
28.バンド・ワゴン(ヴィンセント・ミネリ、1953)
29.近松物語(溝口健二、1954)
30.パサジェルカ(アンジェイ・ムンク、1963)

31.流れる(成瀬巳喜男、1956)
32.1000年刻みの日時計 牧野村物語(小川紳介、1987)
※サイトを確認すると、『牧野物語 養蚕篇 -映画のための映画-(1977)』と勘違いしている可能性がある。
33.魅せられて(マックス・オフュルス、1948)
34.浮草(小津安二郎、1959)
35.危険な場所で(ニコラス・レイ、1951)
36.浜辺の女(ジャン・ルノワール、1946)
37.美しき結婚(エリック・ロメール、1982)
38.ヨーロッパ一九五一年(ロベルト・ロッセリーニ、1951)
39.KAZUO OHNO(ダニエル・シュミット、1995)
40.アンストッパブル(トニー・スコット、2010)

41.南の誘惑(ダグラス・サーク、1937)
42.早春(イエジー・スコリモフスキ、1970)
43.ドルチェ 優しく(アレクサンドル・ソクーロフ、1999)
44.魚影の群れ(相米慎二、1983)
45.過去を逃れて(ジャック・ターナー、1947)
46.ことの次第(ヴィム・ヴェンダース、1982)
47.DV2(フレデリック・ワイズマン、2002)
48.河内山宗俊(山中貞雄、1936)
49.牯嶺街少年殺人事件(エドワード・ヤン、1991)
50.女のみづうみ(吉田喜重、1966)
51.バック・トゥ・ザ・フューチャー(ロバート・ゼメキス、1984)

全体的に「死ぬまでに観たい映画1001本」+蓮實派といったラインナップであった。マティアス・ピニェイロは推さないんだと意外に感じる50選であった。

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