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ChatGPTをはじめとした生成AIの最新動向や活用方法を紹介

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ChatGPTをはじめとした生成AIの最新動向や活用方法を紹介

最近の記事

Google I/O2024で発表された興味深いユースケース

5/15に行われたGoogle I/O(開発者向けイベント)について、いくつか面白い使い方について紹介します。興味ある方は(長いですが)下記動画をご覧ください。 1.Google Photoの学習 例えば、自分の娘が小さいころから泳ぐシーンを長年とってきたとすると、その成長ぶりを整理してみせてくれます。 家族だけでなくペットや友達との定期的な場でもつかえそうですね。単なるそのワンショットが新しい話題提供になりそうです。 2.本棚から作者を推定 これはGemini Pro

    • OpenAI共同創業者が退社へ

      OpenAI共同創業者イリヤ・サツキバーが同社を離れることになりました。 次の舞台は決まっているようで、現時点ではまだ不明です。 イリヤの退職については、ある程度予想されてはいました。 1つのきっかけは、2023年末のサム・アルトマン解任騒動です。そのときの火付け役がサツキバーだったのですが、直後にその判断を覆して彼の復帰を求めています。 無事、アルトマンが復帰&Boardメンバー再任となり、その後はずっと沈黙を続けていました。 結局何が彼をそうさせたのかは謎に包ま

      • いまさら聞けないGPTを学べる動画

        今の生成AIの大半はGoogle研究者が発表したTransoformerから成り立っています。2017年の話です。 そこからGPTを開発し、UIをうまくかぶせてブレークしたのがChatGPTです。 このTはTransoformerを意味します。 Transformer自体も深層学習の応用なので結構込み入ってますが、GPTを直感的に学べる動画があるので1つ紹介します。 一応、上記動画をChatGPTで要約したものも載せておきます。 一部専門用語がありますが、あまり気にし

        • 生成AIを使った攻めと守り

          生成AIは企業・個人にとって生産性を高めるという「攻め」の活用が比較的注目されがちですが、負の側面もあります。 その最たるものは社会混乱を招くことで、最近だとこんなニュースも報道されています。 ようは、 生成AIでフェイク動画を生成することで、中国向けにロシア人による宣伝活動が悪意を持って行われている、 というはなしです。 国際情勢だけでなく、個人でも有名人を使ったフェイク宣伝による被害が話題になっています。 とにかく視聴者視点では常に疑うことを心がけるしかありません

        Google I/O2024で発表された興味深いユースケース

          Google開発者イベント2024でのポイント

          OpenAIの最新GPTモデルGPT4oの衝撃冷めやらぬなか、Googleの開発者イベントが行われました。 すでに解説サイトも出てますが、そのなかで比較的わかりやすかったものを紹介しておきます。 まずはなんといっても、Googleの最新生成AI「Gemini」の差分です。 そもそもGemini自体、統合ブランド名にしたのが2024年2月のことですが、競合との競争が激しいためか、今回も一気に性能を高めました。 前回は100万トークンで話題になりましたが、今回は(有償ですが

          Google開発者イベント2024でのポイント

          GPT-4o触った感想とベンチマーク

          前回に続き、GPT-4oの話です。 まず、自身で1日触ってみましたが、全体としてレスポンスは早くなっています。動画でも検証してるものをいくつか見かけました。Youtube上で検索してみてください。 ただ、気を付けてほしいのは、プロンプトによって結果が変わります。ちなみに、自身の特徴について聞いたときの動画を撮りました。(有料版はGPT-4oとClaudeのみ) これだけだとツール比較でGPTのほうが早いとはさすがに言えないです。 客観的なベンチマーク結果を見る限りはもっ

          GPT-4o触った感想とベンチマーク

          ChatGPT最新モデル「GPT-4o」発表&リリース

          日本時間の5月13日深夜に、OpenAIによるGPT最新モデルの発表が行われました。今でもアーカイブ動画を見ることができます。 早速、GPT-4で要約したものを載せておきます。 ということで、人間と対話に近い応答速度が今回の差分です。 有料版ユーザなので確認すると、確かにもう実装されていました。丁度今iPhoneアプリ版で音声対話を試しているところです。 まだ実感がわかないので(少なくとも対話するアバターの数は変わってない)、数日使い倒してみて改めて体験をフィードバッ

          ChatGPT最新モデル「GPT-4o」発表&リリース

          AppleがiPhoneへのChatGPT統合に一歩前進

          以前に、Appleの生成AI動向について触れました。 一番の注目は、iPhoneへのChatGPT統合有無です。今でもアプリとしては使えますが、それを製品内に密統合するか否か、がポイントです。 それが最終合意につちかづきある、という最新報道がありました。 あくまでリーク情報なので、正式には6月の開発者向けイベントで発表されるでしょう。 ちなみに、人によってはアプリ呼び出しと同じ、と感じるかもしれません。 もう少し補足すると、iPhone操作ログやサポート履歴で事前学

          AppleがiPhoneへのChatGPT統合に一歩前進

          フェイク動画を検知する技術をOpenAIが開発中

          今年は、動画生成AIがブームの兆しを見せています。 中でもリリース前から騒がれているのが、ChatGPTを運営している OpenAIが開発中のSoraです。 ただ、同時に危惧されるのがフェイク動画による社会的な混乱です。 2024年は特に国際情勢に影響を与える重要な選挙が多いため、その動向は注目されています。 もちろんOpenAIもそのリスクは考慮しており、最近こんな発表が行われました。 ようは、 自社製の生成AIによる画像・動画については検知出来る技術を開発している

          フェイク動画を検知する技術をOpenAIが開発中

          Geminiがついに日本語も強化

          2024年2月に発表されたGoogleの生成AI Geminiですが、当初は日本語は部分対応しかできませんでした。(特に画像生成は英語のみ) それが5月2日に、日本語含むマルチ言語対応のリリースがありました。 出たばかりに有料版で触ってましたが、日本語性能がChatGPTと比較してもいまいちだったので解約していました。 今回改めて触ってみると体験価値が上がってます。 上記の公式ブログでも、いくつか操作アニメーションが乗っているので、まだ触ってない方はまずは御覧ください

          Geminiがついに日本語も強化

          音楽生成AI「Suno」を触ってみる

          ChatGPTをはじめとしたテキスト生成AI以外でも、サービスのすそ野が広がっています。 その中で、触って凄いと思った一つが音楽生成AI「Sunoです。 テキストに従って音楽を生成してくれます。 おそらくテキストで説明するより、具体的な結果を見せたほうが早いですね。 早速下記のプロンプトを打ちました。 2パターン作ってくれました。ぜひ聞いてみてください。 歌詞も載せておきます。 個人的には前者のパターンが和楽器が前に出ていて期待値に合ってました。ただ、ボーカルの

          音楽生成AI「Suno」を触ってみる

          検索性(UI)に強いユニークな生成AI”Perplex”

          定期的に、生成AIの勢力構図を整理しており、この数か月で一部入れ替えました。(あくまで主観的なものです) 差分は、StabilityAIをPerplexityに置き換えたことです。ざっくりいえば前者は独立サービスというより、ほぼMicrosoftが吸収した形になったからです。 新たに組み込んだPeplexityは、元々Google、そこが買収したDeepMind、そしてOpenAIで研究に携わった方が独立して誕生しました。 著書自身の操作体験でいえば、Peplexity

          検索性(UI)に強いユニークな生成AI”Perplex”

          ChatGPTのプロンプトを学習させない、またはチャット間を記憶させるには?

          前回、生成AIの企業利活用アンケートを紹介しました。 思ったより、不安視している企業が多い印象でした。おそらくは、企業内の機密情報まで学習されてしまう、という危惧も少なからずあるのだろうと思います。(初期のクラウド騒動を連想しました) 今回は、ChatGPTで最近Updateされたプロンプトで入力した情報を制御する機能を紹介します。(投稿時点でのUpdateですので、ご留意ください) 実は、以前から学習されない設定はできなくはなかったのですが、左サイドバーに追記されるチ

          ChatGPTのプロンプトを学習させない、またはチャット間を記憶させるには?

          企業の生成AI活用調査結果をみて

          オフィス向けサービスの「カウネット」が生成AIに関する利活用を調査した結果を公開しています。 2024年3月下旬に1300ほどのサンプルで行ったネット調査です。 一番印象的だったのがこちら。 いまだに半数近くが「生成AIを使用できない環境」ことに驚きました。 他のアンケート結果を見ると、関心は高いのでやはり使い手と企業経営側との温度差がまだあるようです。 ただ、これは1年後には大分解消されているかもしれません。 別のアンケート調査でこのようなものもあります。こちら

          企業の生成AI活用調査結果をみて

          Appleがそろそろ生成AIで大きな動きをするかもしれません

          GAFAMの中で、生成AI合戦で相対的に活動が見えにくいのがAppleです。 収益モデルが他(広告・小売)と異なりラグジュアリー型なので、風評リスクもはらむ生成AIには躊躇してきたのかもしれません。 ただ、この2か月内で気になる動きがあるので、今回はその動向を紹介してみます。 まず、3月中旬にマルチモーダル型の生成AIに関する研究論文を発表しています。 そしてついに、自社のコア製品iPhoneで全面的なAI導入への動きが報道されました。 その方針として衝撃だったのが

          Appleがそろそろ生成AIで大きな動きをするかもしれません

          MicrosoftとGoogleの動画生成AIサービス

          今年は、動画生成AIが騒がしくなりそうです。 大きな話題になったのは、年初にOpenAIが発表したSoraという動画生成AIです。紹介している記事を1つ紹介します。 まだ正式リリース時期は明記してませんが、現時点ではAdobeが一早くSoraを動画編集製品Premire Proで提供する発表がありました。 競合でも、動画生成AIで興味深い動きがあります。 1.Google 4/10のイベントで、動画生成AI”Google Vids”を発表しました。これから提供開始さ

          MicrosoftとGoogleの動画生成AIサービス