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「価値を感じない」ことをやらない。

私は今、マッサージ屋さんで働いています。

基本的に、一人のお客さんに対して、
カウンセリング→施術→アフター
みたいな流れでセッションを行うんですが、土日祝日などの忙しい時は、施術が終わったらもう次のお客さんが来ているみたいな、息つく間もないほど忙しいこともあります。

先日、かなり忙しい日があって、1日の間に
・60分コース2本
・100分コース2本
・130分コース1本
というスケジュールをこなした日がありました。
カウンセリング含めてトータル9時間マッサージをしていたのですが、正直自分でもすごいと思いました。

マッサージを仕事にしているというと、
「大変じゃない?」とか「指痛くならない?」とか聞かれるんですが、
普通に大変だし、指も痛くなります。一日中ゆるい筋トレをしてるみたいな感じなので、プロテインを飲み始めました。

それでも、週5日フルタイムで仕事をして、家事自炊もして、休日は友達と遊んで、こうやって文章を書く余裕もある生活が送れているので、まあいいかなという感じです。

いつか自分のサロンを持ちたいと思っているので、お金もらいながら経験を詰めるのは、大変だけど価値があると思えています。

大変だけど価値を感じられること

何かをする上で、「大変かどうか」よりも、「自分にとって価値があると感じられるかどうか」ということが何より大事なんじゃないかと思います。

「楽だけど価値を感じない」とか、「大変だし価値も感じられない」みたいなことって意外とあるなと思います。

私の場合は、プログラミングの勉強をしたことがあったんですが、私は緻密な論理を組み立ていくみたいなことがそんなに好きでもなく、エラーが出て思うように動かないみたいなことが普通にストレスだったので、大変だし普通にしんどかったです。その上、わざわざ自分でコード書かなくてもよくない?みたいな気持ちになったので、価値も感じられずにやめてしまいました。
他にも、繊細なお菓子を作るとか、大人数の飲み会で高速の会話についていくとか、大変だし普通にしんどいし価値も感じられないですね。(それ自体に価値がないということではなく、自分がやる価値を感じないということです。)

「価値を感じないこと」をやらない

私は、普通にしんどいし価値も感じられないことをいかにやらずに過ごしていくかっていうのを大事にするようになったなと思います。当たり前のことですが、生きているとこんな当たり前のことが難しいです。

「しんどくても頑張ってやりなさい」というのが学校教育の基本ですよね。

勉強が全然好きじゃない人にも宿題を与え、運動が全然好きじゃない人も体育祭に参加させられます。「これ、自分がやる意味なくね?」って思いながらやってる子供達ってめちゃくちゃいると思います。

それでも学校に行って授業を受けているというのは、「素直にやっていれば先生や親から人権を与えられる」とか「休み時間に友達と遊べる」とか、そういう別の価値を感じているからだと思いますが。それすらも無くなったら不登校になりますよね。今は不登校の数がすごく増えているみたいです。

「価値は感じないけどやる」ということに、子供の時には違和感があっても、次第にそれが当たり前になって、次世代の子供に再生産してきたのが日本の教育なんじゃないかと思います。

私自身も、前は「大変でも無理してやらないといけない」という価値観に染まっていたように思います。

大学3年の時、就活ができなかったんですが、あれは大変だし普通にしんどかったです。全くやる気が出ないし、やる意味が分からないし、普通の人が普通にかけるエントリーシートですら書けませんでした。就職をするということに価値を感じていなかったんです。それでも無理矢理でもやらないといけないと思って、焦りも感じていました。

でも、思い切って2年半休学してみたら、思いもよらないほど豊かな経験をすることができました。
そうするうちに、一回就職してみるのも悪くないかなと思えるようになり、普通にやる気が出てきて、就活もやり切ることができました。

今振り返ると、「大変だし普通にしんどいけど頑張ってやろう」と思って、強いストレスを感じながら無理して就活をしなくてもよかったなと心の底から思っています。無理してやらなかったおかげで、本当に自分が興味のあることや、やってみたいと思えることに時間を使うことができて、今に繋がっていると思うからです。

精神的豊かさを最大化するためのコスパ思考

最近、「茶素って意外とプラクティカルでロジカルでコスパ重視だよね」って親友に言われました(笑)

それは自分にとって、本当に価値を感じることだけにエネルギーを投下したいという意識が人より強いからなんじゃないかと思います。

精神的豊かさは無限に高まりますが、時間と自分の体力とお金は有限です。自分や周りの人の精神的豊かさを無限に近づけていくために、いかに時間とお金と体力を「コスパ良く」使っていくか、ということに集中しているのかもしれません。コスパという言葉はそんなに好きじゃないですが。

今を充実させつつ、かつ未来が少しずつ良くなっているという希望を抱けるように仕事、遊び、人間関係、健康などの習慣をつくっていくというのが私の大事にしていることです。


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