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The 1975のThe Soundに思うこと。

皆さん、The 1975というイギリスのバンドをご存知ですか?

…めっちゃ良いバンドなんです。

ひたすらに良いバンドなんです。

フロントマンのマシュー・ヒーリーこと

Matty率いる4人組バンド!

特にお気に入りなのが

"The Sound"。

今回、紹介したいのは楽曲そのものより

問題にもなっているネット上などの悪口を

上手い具合に逆手に取り

見事に"料理した、この曲のMV。

MVの最初はMattyたちは

ガラス張りのボックスで演奏しています。


そしてそこに"彼ら(いわゆるネット上で言いたい放題言う連中)"がやって来ます。

そしてMVの途中、所々に彼らの必殺技である

"IS This a joke?“
(これってジョーク?)

"Do People Really Still Make Music like This?"
(この人たちって本当にこんな風に音楽を作ってるの?)

"They're essentially making robotic huey Lewis tunes"
(彼らは本質的にヒューイ・ルイスのロボットみたいな曲を作ってる)

"There's No damage in this music at all"
(この音楽にはまったくダメージがない)

"Unconvincing Emo Lyrics"
(説得力のないエモ歌詞)

"This Band thinks it has a Charismatic singer…They are mistaken"
(このバンドはカリスマ的な歌手がいると思ってる…間違ってるけど)

"Terrible High-Pitched Vocal over Soulless Robo beats"
(Soulless Roboのビートを超えるひどい高音ボーカル)

"Punch-Your TV Obnoxious"
(不愉快だったらテレビを殴れ)

"Totally lacking the wow factor"
(すごい要素がまったくない)

"Pompous arena synth-pop"
(壮大なアリーナシンセポップ)

"Genuinely Laughable"
(ホント笑える)

"I only heard chocolate once, But I hated it"
(チョコレートは一度だけ聞いたけど嫌いだった)

といった批判的な発言が一瞬一瞬

文字として写ります。

これには目の敵にされたMattyたちも

HELP ME(助けて)の文字。

そりゃそうです、スターと言えど人間ですからね。

しかし!Mattyたちは黙っていません


よーく見ると

今度は"彼ら"があのボックスに…

入れ替わってガラス張りのボックスに

閉じ込められた"彼ら"は

ここから出せと言わんばかりに

勝手な主張を始めますが、後の祭り

"彼ら"にMattyは投げ返します

"VAPID"
(難しい)

"DERIVATIVE"
(派生物)

"POP"
(ポップ)

"PRETENTIOUS"
(風変わりな)

"UNIMAGINATIVE"
(独創的)

"ANNOYING"
(迷惑な)

"BORING"
(退屈な)

"RECYCLED"
(再循環した)

"WANNABES"
(志望者)

"FRIVILOUS"
(軽薄/くだらない)

"RIDICULOUS"
(バカバカしい)

"CONTRIVED"
(やってのけた)

"KNOCK-OFF"
(中断する)

"BUBBLEGUM"
(バブルガム)

"MANUFACTURERS"
(製造者)

"SHALLOW"
(浅い)

"CRINGE-WORTHY"
(立派にうんざり)

"DESPERATE"
(やけくそ)

といったワードを。


さて、このMVにはMattyから

"彼ら"への最大の敬意と

インターネットの恐ろしさを

上手く表現しているなぁ〜

そう私は思った訳です。

昨今、SNS上を始めとした様々な場所で

誹謗中傷が問題化しています。

今一度、The 1975のThe Soundを

MVで視聴してみてはいかがでしょうか?


https://youtu.be/FSnAllHtG70

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