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100日後におでかけする大学院生【#60】うつだと周りに言いますか?

こんにちは。おでかけ志願者のちゃんたです。

今回は、前々から疑問に思っていることについて書きたいと思います。それは、

うつ病や適応障害であることを、周囲の人に話しますか?』というものです。

もちろん家族や同居人など、生活を共にする人には言わざるを得ないでしょう。
あとは休職や休学する上で、上司や先生にも言わねばなりません。

しかし、それ以外の人たちには?
友人、職場の同僚、親戚など…。

自分がうつであることをどの人に、どれくらい詳細に話せばいいのか、話してもいいのか、私には未だよく分かりません。

例えば、叔母にはうつのことを話しています。
心配して何度か家に来てくれました。とても助かっています。
しかし、祖父母には話していません。それは、心配をかけないようにするためです。

あとは、研究室の中でも仲の良い人たちには話しています。
しかし、新しく入ってきたメンバーには話せません。まだ関係性ができていないからです。

こんな風に、同じコミュニティであっても、自分なりの線引きで、話す人話さない人を決めています。
また、病名や症状について話すのか、もしくはメンタル不調とだけ告げるのか。それも相手によりけりです。

これらの判断は全て、自分と相手の関係性を考慮してのものです。

しかし、本音ではどうでもいい

自分が適応障害からうつ病になったことを、大っぴらに言ってしまいたい。

これだけ辛い思いをして、いろんな症状に苦しめられて、本当はしにたい気持ちを隠しながら毎日を生きていると、みんなに言ってしまいたい


でも、そんなことはできません。
自分がうつだと言えば、必ず相手は気を遣わなければなりません。優しい言葉をかけなければなりません。

吐き出すことで私は楽になるけれど、それは相手に負担をかけることになるのではと考えてしまいます。

でも、本当はみんなに言ってしまいたい。

連絡がなかなか返せないのも、SNSに浮上しないのも、イベントを欠席している理由も。
全て「うつだから」と言えば、変に取り繕わないで済むのに。

だけど、相手のことを考えれば、言わない方がいいかもしれない。

つまり『うつだと周りに言いますか?』という問いは私にとって、

『自分はうつだと周りに言ってしまいたいけれど、相手のことを考えれば無闇に言わない方がいいですよね?』

という意味になります。

受け止め方は人それぞれでしょうが、「私うつなんです」と言われれば、困惑する方ももちろん多いでしょう。

やはり、大っぴらに「自分はうつです」とは、なかなか言える世の中ではまだありませんね。

もう少しうつに対する理解が広まって、「骨折しました」と同じくらい大っぴらに「うつになりました」と言える世の中になればいいなと思います。

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