100日後におでかけする大学院生【#71】泣きながら猫を撫でる日
こんにちは。おでかけ志願者のちゃんたです。5月もあっという間に後半に入りましたね。
前半は調子が良かったのですが、どうやら一昨日あたりから下り坂に入ってしまったようです。
一日の中で、落ち込む時間が増えてきました。
普通ならば、
(自分には生きる価値がまだある)
と思えるのですが、負のスイッチが入ると、
(なんで自分みたいなやつがまだ生きてるんだ)
なんてことを考えてしまいます。
今日も突然、負のスイッチが入ってしまいました。洗濯物を畳んでいた途中で、突如フリーズしてしまいました。
(一体自分は何をやっているのか。いつまでこんな日々を送るのか。申し訳ない、情けない、消えたくて仕方ない。)
こうなると、なかなか動けません。ネガティブな思考がぐるぐると回り続けます。
自分が生きるべき理由は思いつかないのに、しぬべき理由ばかりがポンポン出てくる。
そんなとき、猫がお腹の上に乗ってきました。
私が瞬き以外全く動かないので不審に思ったのでしょう。心配そうにサイレントニャーをしました。
不思議なもので、人間はお腹に猫が乗ってくると、撫でずにはいられないようです。
指先ひとつも動かせなかったのに、猫を撫でるためなら自然と手が動きました。
すごく気持ちよさそうに目を細めて、安心したように私の上で寝始める猫を見ていると、不思議と涙が出てきました。
(やっぱり、まだしななくていいかな)
泣きながら猫を撫でていると、いつの間にか負のスイッチがオフになりました。
猫に何度も「ありがとう」を言いましたが、キョトンという顔をしていました。
私を慰めようとしているのか、それともただ撫でてほしいだけなのか。
それは猫にしか分かりませんが、別にどっちでもいいですね。心底どっちでもいい。
こんな私ですが、まだしばらくは猫の側にいさせてほしいなと思います。
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