100日後におでかけする大学院生【#66】強迫性障害は予防できるのか
こんにちは。おでかけ志願者のちゃんたです。
これまで、うつについての記事ばかり書いていましたが、たまには強迫性障害についても書こうと思います。
以前、私が強迫性障害を発症したきっかけについて書きました。
きっかけを端的に言うと、
『小学校の修学旅行先で歯ブラシセットを忘れてしまったこと』です。(気になる方はこちらを読んでいただければ…)
そんなアホみたいに些細なことがきっかけで強迫性障害を発症してしまった私は、こんなことを疑問に思いました。
『強迫性障害って予防できるの?』
うつ病や適応障害の発症予防は、検索すればたくさん方法が出てきます。睡眠やバランスの取れた食事、ストレス管理など…。
しかし、強迫性障害はどうでしょうか?
『強迫性障害 予防』などのワードを検索してみても、発症予防に関するサイトは残念ながら見つかりませんでした。
そもそも強迫性障害の発症原因には、遺伝要因と環境要因があると言われています。
遺伝要因はもとより、環境要因である『強いストレスを引き起こす出来事』についても、生活の中で完全に回避するのは難しいでしょう。
特に、幼少期や思春期においては、些細なことでも大きなストレスになりかねません。
また、性格も発症要因として挙げられますが、『性格を変える』というのも難しい話です。
ということで、やはり強迫性障害の発症を予防するのは困難なようです。
ならば、大事なことは早期発見だと思います。
強迫性障害は、発症から受診までにラグが多いことが知られています。
私も、自分が強迫性障害だと知ったときには、発症から7年が経っていました。
それまでの間はずっと、強迫観念や強迫行為は自分の中で『謎の現象』でした。
自分の中の『謎の現象』が『病気』だと知るのは、とても重要なことです。なぜなら、
病名が分かれば、対処法が調べられます。
たとえ予防ができなかったとしても、早期に治療を始めれば、悪化は防げるかもしれません。
特に、強迫行為は時間の経過につれて項目が多くなっていく場合があるので、その増加を止めるのも大切だと思います。
なるべく早く自分が強迫性障害だと知ることは、病気との付き合い方や治療方法を調べ、悪化させない上で、何より重要だと思います。
もしかしたら、早期発見の重要性は他の精神疾患に関しても言えることかもしれませんね。
そのためにも、精神疾患に対する認知を広めるために、薬物乱用防止教室や交通安全教室のような講習会があればいいなと思います。
仮に予防はできなくとも、
(もしかしたら私、こころの病気かも)
と、子供が自分で気づけるようになれば、十分な対策になるかもしれませんね。
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